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2021.12.17
新生児が寝ない!なぜ?赤ちゃんが寝ない理由&先輩ママの寝かしつけ方
「赤ちゃんがなかなか寝ない!」と、ほとんどのママが一度は悩んだことがあるでしょう。慣れない育児で疲れている中、赤ちゃんが寝てくれないとストレスにもなりますね。ここでは、新生児からの赤ちゃんが寝ない理由について、解説していきます。また先輩ママが教える、新生児からの寝かしつけのコツも紹介します。
目次
- 赤ちゃんが寝ないのはなぜ?【新生児からの月齢別】寝ない理由
- ・【新生児~生後1ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
- ・【生後2~3ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
- ・【生後4~5ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
- ・【生後6~7ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
- ・【生後8~9ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
- 赤ちゃんに必要な「睡眠時間」の目安
- 赤ちゃんが眠いときに見せるサイン
- ・赤ちゃんが眠いサイン1. 手足が温かくなる
- ・赤ちゃんが眠いサイン2. 頭やお腹周りをかく
- ・赤ちゃんが眠いサイン3. 目をこする
- ・赤ちゃんが眠いサイン4. 顔や頭をこすりつける
- ・赤ちゃんが眠いサイン5. 機嫌が悪くなる
- ・赤ちゃんが眠いサイン6. あくびをする
- 赤ちゃんが寝ない時!先輩ママが教える寝かしつけのコツ
赤ちゃんが寝ないのはなぜ?【新生児からの月齢別】寝ない理由
赤ちゃんが寝ない理由について、新生児から月齢別に詳しくみてみましょう。
【新生児~生後1ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
出生直後(新生児)~生後1ヶ月の赤ちゃんは、基本的に授乳中以外は寝ています。1日に平均14~17時間ほど眠ります。ママのお腹の中にいた時と同様に、昼と夜の区別がなく、寝る時間が安定していません。
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【生後2~3ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
生後2ヶ月~生後3ヶ月の赤ちゃんは、1日平均13~15時間ほど眠るといわれています。赤ちゃんによって個人差はありますが、昼夜の区別が少しついてきます。お昼寝以外で起きている時間が長くなるでしょう。夜の睡眠時間も生後2ヶ月以降は3~4時間と、少し長くまとまって眠るようになってきます。
この頃の赤ちゃんが寝ない理由として考えられるのは、お昼寝の時間が長すぎたり、日中に受けた刺激が強すぎて興奮状態にあることかもしれません。また起床時間が遅い場合は、少しずつ生活リズムを整えていく必要があります。
【生後4~5ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
生後4ヶ月~生後5ヶ月の赤ちゃんは、1日平均13~14時間ほど眠るといわれています。3時間ごとの授乳のリズムが整ってくることで、生活リズムも次第に整ってきます。日中は比較的明るい空間で過ごし、夜は暗めにというように、光環境を意識した生活を心掛けましょう。それにより赤ちゃんも大人のように、睡眠を促すホルモン「メラトニン」が分泌されるようになります。
この頃の赤ちゃんの睡眠は浅く、ちょっとした物音や光の刺激で目を覚ましてしまいます。また覚醒時に不安を感じることで、眠れないこともあります。
【生後6~7ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
生後6ヶ月くらいになると、1日平均11~13時間ほどと少し眠る時間が減ってきます。月齢が増えるにつれて、徐々に朝起きて夜に寝るという昼夜の区別がつき、生活リズムが整います。夜に寝ない時は、お昼寝が長くなりすぎたり、遅いお昼寝になっている可能性があります。
【生後8~9ヶ月】の赤ちゃんが寝ない理由
生後8ヶ月くらいになると、お座りしたり、ハイハイしたりと体を動かして活発になります。また、簡単な単語を話すでしょう。そのため夜になっても脳の働きが活発になり、寝ないこともあるでしょう。
赤ちゃんに必要な「睡眠時間」の目安
赤ちゃんの睡眠時間は、生まれた時から様々です。1日に18~20時間も寝る赤ちゃんがいれば、8~10時間しか寝ない赤ちゃんも。1回の睡眠時間も4時間と長い子、1時間程度で起きてしまう子もいます。
このような個性の違いから、「赤ちゃんに必要な睡眠は何時間?」という疑問が出てきますね。しかし月齢によって睡眠時間は異なり、個人差もあることから、一概に何時間とは言い切れません。
赤ちゃんが十分な睡眠をとれているかどうかは、目を覚ましているときの様子を観察しましょう。赤ちゃんが泣かずに機嫌良く過ごしているなら、睡眠は足りていると考えられます。逆に、赤ちゃんが泣いて癇癪(かんしゃく)を起こしたり、機嫌が悪い、目をこすっている場合は睡眠が足りていないかもしれません。
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赤ちゃんが眠いときに見せるサイン
赤ちゃんは眠くなると、身体に変化があったり、眠くなったサインを見せてくれます。赤ちゃんが頻回にサインを見せるときは、睡眠が足りていないのかもしれません。サインを見せたときに寝かしつけると、すんなり寝てくれることもあるでしょう。もちろんそれらのサインも、赤ちゃんによって様々です。
ここでは、赤ちゃんが眠いときのサインの例をご紹介します。
赤ちゃんが眠いサイン1. 手足が温かくなる
赤ちゃんは眠くなると、手足をはじめとする体が温かくなります。末梢の血管が拡張して、血流が良くなり、熱を放出するためです。手足をはじめとする体がポカポカと温かくなったら、眠りに入る準備が整ったサインといえるでしょう。
赤ちゃんが眠いサイン2. 頭やお腹周りをかく
赤ちゃんは眠くなると体温が上がり、体にかゆみを感じることがあります。頭やお腹周りなどをかいている動作は、眠くなっているサインといえるでしょう。
赤ちゃんが眠いサイン3. 目をこする
人は眠くなると瞬きの回数が減ったり、涙の分泌が低下するため、目が乾燥し、目をこすりたくなります。赤ちゃんが目をこする動作は、眠くなっているサインといえるでしょう。
赤ちゃんが眠いサイン4. 顔や頭をこすりつける
赤ちゃんが顔をママにこすりつけようとする動作を見せることがあります。眠くなって、目をこすりたいけれど、うまく手を使えないときに見せる動作です。また、眠くなり体温が上がって頭や体にかゆみを感じて、頭や体をこすりつけることもあります。顔や頭、体をママにこすりつける動作は、眠くなっているサインといえるでしょう。
赤ちゃんが眠いサイン5. 機嫌が悪くなる
赤ちゃんは眠くなったり、疲れすぎると機嫌が悪くなりグズります。機嫌が悪いときは、眠くなっているサインといえるでしょう。
赤ちゃんが眠いサイン6. あくびをする
大人も眠くなったときにあくびが出ることがありますが、赤ちゃんも一緒です。脳の酸素が足りていないため、眠くなるとあくびが出るという説があります。また色々な刺激を受けすぎて、脳が疲れたときにあくびが出ることもあります。あくびをする動作は、眠くなっているサインといえるでしょう。
赤ちゃんが寝ない時!先輩ママが教える寝かしつけのコツ
先輩ママの声
- Q. 赤ちゃんが夜寝てくれなくて、寝かしつけるのに大変だったことはありますか?(回答者32名)
先輩ママの8割以上が、寝かしつけを大変だったと感じたようです。
- Q. 赤ちゃんの寝かしつけは、いつまで大変でしたか?(回答者32名)
- Q. 赤ちゃんを寝かしつける時に、どのようにしていましたか?(回答者32名)
その他、「おくるみでおひな巻きにした」や「添い乳をした」という意見もありました。
- Q. 赤ちゃんを寝かしつける時に、何が一番効果的でしたか?(回答者32名)
先輩ママの7割近くが、「抱っこ」が一番よく寝ついてくれると答えています。寝かしつけで長時間抱っこし続けるのは大変なので、赤ちゃんが「眠たいサイン」を見せたときに、タイミングよく寝かしつけできるといいですね。
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《まとめ》
赤ちゃんの生活リズムが整うまでは、昼夜の区別がつかず、なかなか寝てくれないことも多いでしょう。しかし月齢を重ねていくうちに生活リズムも整い、自然と昼に起きている時間が長くなり、夜に寝るようになっていきます。赤ちゃんが眠いときに見せるサインを見逃さずに、眠くなったときに安心して眠れる環境をつくってあげてくださいね。
※写真提供:PIXTA
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平成5年東京慈恵会医科大学卒業。
医局は慶應義塾大学医学部婦人科学教室にて研鑽を積む。
平成14年慶應義塾大学大学院医学研究科を満期単位取得し、臨床に専念。
神奈川県の大和市立病院を経てワキタ産婦人科を継承
【主な資格】
医学博士
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
母体保護法指定医
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