【専門家監修】
妊娠・育児を楽しく学べるママ向けメディア

お知らせ *★まなべび公式アンバサダー★*募集中です

2021.03.05

【切迫流産とは】原因&症状を産科医が解説!ママは自分を責めないで

妊娠中のトラブルのなかでも症例数の多い「切迫流産」。切迫流産とはどのような状態を指し、何が原因とされるのか知っていますか?ここでは切迫流産の症状や、「流産」との違いについて解説します。妊娠初期に、もしも切迫流産の兆候があらわれた時、どのように対処すべきかについても理解しておくと良いでしょう。

  • facebook
  • twitter
  • line
  • hatena

27


 

切迫流産とは何か?

切迫流産とは

 

「切迫流産」とは、一言で言うと「流産のリスクが通常より高い状態にある」ことです。

「流産」とは、妊娠したにもかかわらず、妊娠22週未満で赤ちゃんがママのお腹の外に出てきてしまう、あるいはお腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまうことです。ちなみに「妊娠22週0日から36週6日までの分娩」は、「早産」と定義されています。

 

妊娠22週未満の赤ちゃんは、ママのお腹の外では生きていくことができませんので、早産にはなりません。切迫流産の原因は不明なことが多いですが、安静加療により90〜95%は正常の妊娠に戻ると言われています。

 

関連ページ

切迫早産とは?知っておくべき原因と症状【産科医が解説】

 

 

切迫流産の原因とは?「早期流産」の場合

医療機関で確認された妊娠のうち、15%前後が流産になります。「早期流産」と言って、妊娠12週未満の早い時期での流産が8割以上を占めます。

その原因のほとんどが、赤ちゃんの染色体異常によるものと言われています。ですから受精卵の段階で運命が決まっており、基本的に流産を予防することや止めることはできません。

ママの生活や運動などが原因で起こることは、ほとんどないと言われています。赤ちゃんの染色体異常は、受精の過程で起こる偶発的な事故のようなものです。とても悲しい出来事ではありますが、ママが自分を責めることはしないでくださいね。

 

関連ページ

妊娠9週の壁とは?【産科医】流産の割合と赤ちゃんの心拍停止の原因

妊娠10週の壁とは?流産の原因は?胎児の大きさやママの過ごし方

 

妊娠12週~の「後期流産」の原因

妊娠12週以降の後期流産になると、子宮内感染、絨毛膜下血腫、子宮頸管無力症、子宮奇形など母体側の原因によるものが増えてきます。切迫流産の段階で、それぞれの疾患に対する治療が行われることになります。

 

 

切迫流産の主な症状

切迫流産の主な症状は、下腹部の張りと痛み、性器出血です。

 

切迫流産の症状1. 下腹部の張り・痛みについて

切迫流産の症状のひとつ、下腹部の張りと痛みについてです。

まだ子宮が小さいので、子宮が張る(硬くなる)感じは分かりにくいかもしれませんが、生理痛のような痛みを伴います。正常な妊娠でも、軽い下腹部の張りや痛みは起こることがあります。

もしそのような症状を感じたら、暖かくして横になるなど安静にしてみましょう。安静にしても頻繁に張りを感じたり、痛みがどんどん強くなる場合には、かかりつけの病院に連絡してみましょう。

 

切迫流産の症状2. 出血について

切迫流産の症状には出血もあります。

おりものに茶褐色の血液が少量混じる程度でしたら、安静にしつつ様子をみても良いかもしれません。血液の色が鮮やかな赤になったり、量が生理の時のように増えていく場合には、かかりつけの病院に連絡してみましょう。

 

出血の原因としては、絨毛膜下血腫(胎盤の下に血のかたまりができる)が比較的多いようです。入院するなど、安静にしていると自然に吸収されていって治癒することが多いです。

またお腹の赤ちゃんはすでに亡くなっていても、下腹痛・性器出血などの症状がない場合もあります。自覚症状がないため、病院での診察で初めて確認されます。

 

 

切迫流産の治療は安静がいちばん

切迫流産の治療は、安静が一番です。妊娠したら無理な運動や身体に負担がかかることは避けましょう。

切迫流産による安静が必要となった場合には、どの程度の安静が必要か、医師に確認すると良いですね。子宮収縮抑制剤、止血剤、ホルモン剤、抗生物質(感染が原因と考えられる場合)などの薬物治療も行われることがありますが、薬剤で確実に治るという保証はありません。

 

関連ページ

【女性労働協会監修】切迫流産で安静が必要と診断されたら仕事はどうする?休めないときの対処法

 

《まとめ》

 

早期流産の原因は、ほとんどが赤ちゃんの染色体異常によるもので、予防や治療で止めることはできません。またそれ以外の原因で切迫流産となった場合には、現在のところ安静が一番の治療となっています。妊娠初期はつわり症状などもあり、ママは心身ともに大変な時期ですが、無理な運動や身体への負担をさけ、ゆったりと過ごしましょう。

 

※写真提供:PIXTA

 

関連ページ

【切迫流産】産科医による正しい知識&対処法!安静といわれたら

妊娠22週の壁とは?妊娠22週の胎児とママの変化や過ごし方

切迫早産で「自宅安静」の過ごし方【医師に聞く】安静ってどの程度?

 

ママのお悩みの声

妊娠5ヶ月、切迫流産で赤ちゃんが助かる確率は?

妊娠3ヶ月で茶色いおりものが出ると危険?

           

1999年愛知医科大学卒業
その後大垣市民病院にて研修、勤務を経て安城更生病院へ赴任
2006年日本産婦人科学会産婦人科専門医取得
2008年やまだ産婦人科院長就任

>詳しく見る

イベント・セミナー
妊娠・出産について学べるイベントやセミナーを紹介

>イベント・セミナー一覧
  • オンライン(ライブ配信) プレゼント 無料

    5月28日開催 お金のプロから学ぶ!子育ての不安が軽くなる! 『子育てのお金の超基本マネーセミナー』プレゼントつき

    開催日
    2024/05/28(火)
    10:00~11:00
    詳細
    開催日
    2024/05/29(水)
    10:00~11:00
    詳細
    開催日
    2024/05/31(金)
    20:00~21:00
    詳細
  • オンライン(録画配信) 無料

    6月13日開催 助産師が教える 【赤ちゃん連れの旅行】で 知っておきたい注意点&ポイント(無料)

    開催日
    2024/6/13(木)
    10:00~10:30
    詳細
    開催日
    2024/6/14(金)
    14:00~14:30
    詳細
    開催日
    2024/6/14(金)
    20:00~20:30
    詳細
  • オンライン(録画配信) 無料

    6月20日開催 ~妊婦さん・産後ママ向け~便秘スッキリ解消『腸活ヨガ』(無料)

    開催日
    2024/6/20(木)
    10:00~10:45
    詳細
    開催日
    2024/6/21(金)
    14:00~14:45
    詳細
    開催日
    2024/6/21(金)
    20:00~20:45
    詳細

特別講座【アーカイブ配信】
過去実施した妊娠・出産・育児を学べる人気のセミナーを公開!(会員限定)