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2021.04.23
切迫早産で「自宅安静」の過ごし方【医師に聞く】安静ってどの程度?
妊娠中は切迫流産や切迫早産により、医師から「自宅安静」を指示されるケースは珍しくありません。自宅で安静といっても、どのような過ごし方をすればいいか不安に思いますよね。家でずっと寝ていなくてはダメ?少しくらいの家事なら大丈夫?などの疑問に産科医師がお答えします。
切迫早産などで自宅安静!どんな過ごし方をするべき?
切迫早産!自宅安静と言われたら
切迫早産などママやお腹の赤ちゃんに何かしらトラブルが生じていて、その対処として「自宅安静」を命じられています。まずは自宅でできるだけ横になって、ゆっくりと休むのが重要です。
座っている状態では、赤ちゃんにとってはママが立っている状態と変わりません。必ず横になることが大事です。入院のうえ「絶対安静」が必要というほどではないので、最低限の身の回りのことはやってもOKでしょう。
切迫早産!自宅安静中の注意点
ただし自宅安静中の過ごし方では、次の事に注意しましょう。
・入浴
長時間の入浴は避けましょう。寒い時期は浴室が寒いと体が冷えてしまうので、暖房などで温めるよう注意してください。
・料理
料理をするのも大変な作業ですので、なるべく短時間でできるものにしましょう。できれば旦那さんなど家族にお願いできるといいですね。難しければ、お惣菜やレトルト、最近ではテイクアウトなども充実しているので、上手く活用するのもいいですね。
・掃除や洗濯
重労働のため他の人に頼めるといいですね。
切迫早産!自宅安静中はNGなこと
それから自宅安静中の過ごし方で、必ず控えるべきなのはこの3つ。
・外出する
・重い荷物を持つ
・セックス
これらはNGです。何かと不便な状況が続くと思いますが、ママのためであり、元気な赤ちゃんを産むための自宅安静です。家族にサポートをお願いしたり、家事代行サービスなどを上手く利用して過ごしましょう。
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「切迫早産」とは、ひと言で言うと「早産しそうな状態にある」ことです。「早産」とは、「妊娠22週0日から36週6日までの分娩」と定義されています。早産で生まれてしまった赤ちゃんは、ママのお腹の外で生活するための身体の機能が未熟なので、長期の入院治療が必要になります。...続きを読む
おすすめ情報
1999年愛知医科大学卒業
その後大垣市民病院にて研修、勤務を経て安城更生病院へ赴任
2006年日本産婦人科学会産婦人科専門医取得
2008年やまだ産婦人科院長就任
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