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【助産師監修】妊娠7週(妊娠2ヶ月)つわり症状・お腹の赤ちゃんの発達

妊娠7週にはほとんどのママがすでに病院で受診し、妊娠を正確に把握している時期。つわり症状がますます強くなり、吐き気や嘔吐でつらいママもいるでしょう。つわりがひどくなる妊娠悪阻(にんしんおそ)の場合、重症化する前に治療が必要となることも覚えておきましょう。お腹の赤ちゃんはさらにヒトらしい形に成長しています。エコー検査で赤ちゃんの心臓の音が聞こえると、ママは赤ちゃんの存在をより実感できることでしょう。

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妊娠7週のお腹の赤ちゃん-大きさと脳の成長

妊娠7週の赤ちゃん

妊娠7週、お腹の赤ちゃんにとって脳の基本的な部分が作られる大事な時期を迎えています。脳の成長はママのお腹にいるときだけでなく、誕生後も続きます。赤ちゃんの体である胎芽の大きさは10~15mmほど。二頭身になり、手や足の区別がつき、さらにヒトらしい形になります。

 

妊娠7週目の体の発達

赤ちゃんが胎芽と呼ばれるのは妊娠7週までで、妊娠8週からは胎児と呼ばれます。心臓の機能も発達し、心臓から体に血液を送るようになります。超音波健診ではエコーを通して、赤ちゃんの心臓の音が聞こえるかもしれません。

 

脳の発達と同じく大事な変化として、将来へその緒となる組織の発達も挙げられます。へその緒は、ママから酸素や栄養をもらう大切な役割を果たし、赤ちゃんの体でいらなくなった排泄物を取り除いたりもします。これから胎盤になる絨毛(じゅうもう)といわれる組織も、だんだん厚みがついてきます。

 

妊娠7週のママの症状-頻尿・便秘・肌あれ

この時期に妊娠に気づく人も多いですが、すでに体の変化を感じていた場合、より強く自覚するでしょう。つわり症状だけでなく、頻尿・便秘・肌あれを強く感じるかもしれません。

妊娠7週ごろの頻尿は、ホルモンの影響や赤ちゃんの成長のために血液量が増え、腎臓の機能が活発化することで起きすくなるもの。何回もトイレに行くのは嫌かもしれませんが、水分摂取を控える事はやめましょう。水分不足や膀胱炎を防ぐためにも、水分はより多めに摂ってくださいね。

 

便秘も、ホルモンバランスの変化で腸の動きが弱まり、つわりによる食欲低下で胃腸の機能が低下することが原因で起こります。また妊娠7週ごろにニキビ、吹き出ものや肌あれ、おりものが増えるママもいます。

 

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妊娠7週のつわり症状-水分はこまめに摂取

妊娠7週のつわり

 

妊娠7週目はまだつわりに悩むママも多いでしょう。胃がムカムカしたり、何か食べても吐き気を感じたりと、不快な症状は妊娠16週くらいまで続きます。

この妊娠7週目からつわりがより本格化し、症状が強くなるママも多いです。たとえ食欲がなくてもこまめに水分摂取を心がけましょう。体の電解質のバランスをとるために、スポーツ飲料もおすすめします。

 

食べやすく口当たりのよいゼリーや凍らせた果物、ラップに包んだおにぎりなど、いつでも食べたいときに食べられるように用意しておくと良いでしょう。

つわり症状がひどくて、食べ物がまったく口にできないと、赤ちゃんの成長への影響が気になりますよね。でも大丈夫です。妊娠7週の赤ちゃんはまだ小さく、それほど栄養のことを心配する必要はありません。

 

妊娠悪阻には気をつけて

妊娠7週の時期に気をつけたいのが、病的なつわりである「妊娠悪阻」妊娠悪阻は、水分さえも飲めなくなるような重いつわり状態で、体重が急激に減ったり、おしっこの量も少なくなったりします。場合によっては入院して、点滴治療が必要です。 

つわりは妊娠で増加するホルモンの影響とも言われていますが、原因はよく分かっていません。妊娠悪阻の原因も不明ですが、不安やストレスも関係すると言われています。

 

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妊娠7週の過ごし方ー妊娠初期症状に対処

妊娠7週、ママの見た目の変化は大きくないものの、つわりなど妊娠初期症状がより強くなる時期。水分摂取を忘れずに、食べられるものを少しずつ摂取し乗り切りましょう。だるさや眠気が強いときは、ママの体調を優先して家事や仕事を休む勇気も必要です。

さらに出血やお腹の痛みなど、流産の兆候には注意。産婦人科での検査で赤ちゃんの心拍が確認できていれば、流産の心配も少なくなりますよ。

 

妊娠7週にはお腹の赤ちゃんの成長は進み、だんだんとヒトらしい形に変わります。エコーで心臓の動きが確認できると、赤ちゃんへの親しみや愛着も強まり、つわりでつらい時期を乗り越える活力になるでしょう。ママの体も妊娠を維持するために変化を続けています、無理せずに対処してくださいね。

 

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《まとめ》

 

妊娠7週は強くなるつわりの症状に「つらい」と感じるママが多いですが、この時期を乗り越えれば妊娠安定期。体調もだいぶ落ち着いてきます。不安になったり、気分が落ち込んだりもしますが、たくさんの先輩ママもこれを経験しています。お腹の赤ちゃんが無事に育ち、出会えるときを想像しながら、つらい時期を乗り越えていきましょう。

 

 

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妊娠7週(妊娠2ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”

ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。

 

Q. 妊娠中の立ちくらみの原因と対処法を教えてください。 

Q. 妊娠初期ですが、自転車に乗るのは赤ちゃんに影響はありますか?

1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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