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【助産師監修】妊娠11週(妊娠3ヶ月)つわりと体の変化・エコーで見る胎児の成長

妊娠11週は妊娠3ヶ月の4週目。まだつわり症状があるママもいれば、だいぶ楽になってきたママもいるでしょう。次の妊娠12週にはさらに軽くなっていくので、あと少しの辛抱です。お腹の赤ちゃんにもさまざまな変化が見られるようになり、これから数週間かけてさらに急成長をとげていきます。ママは少しお腹が膨らんできたかもしれません。マタニティブラやショーツを少しずつ買い揃えていくのも、楽しみのひとつになるでしょう。

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妊娠11週のお腹の赤ちゃん-胎児の大きさと体重

妊娠11週の赤ちゃん

妊娠11週のお腹の赤ちゃんの体は、これまで見られた尻尾の部分が完全になくなり、頭・足・胴体がはっきり分かる三頭身になります。背骨が発達し、手足の指がそれぞれ分かれ爪も生え、妊娠11週の後半には、赤ちゃんの大きさは約44~60mm、体重は10gほどになります。

 

胎児の顔はヒトらしく変化

妊娠11週には、赤ちゃんの顔はだいぶヒトらしく変わってくるでしょう。目にはまぶた、口には唇、耳には耳たぶができ、鼻も高くなるなど、ママと同じ顔の部位ができてきますよ。口の中にも、歯のもとになるものができてきます。肝臓や胃、腎臓の機能が動くようになり、赤ちゃんは自分が飲み込んだ羊水を子宮の中に排出し始めます。

妊娠11週の終わりには、男の子か女の子かの外性器もできてきますが、はっきりと性別が分かるのはまだ先のことでしょう。

 

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妊娠11週のママ症状-頻尿や便秘

妊娠11週には、子宮は大人の握りこぶしくらいの大きさ。お腹が少しふっくらして見え、ママのおっぱいもますます大きくなります。

子宮が急に大きくなることで、膀胱が押されて頻尿になりやすいママもいるでしょう。また妊娠によるホルモンの影響で腸の動きが悪くなることや、つわりによる水分の摂取不足などで、便秘になりやすいです。

 

おりものの変化

妊娠11週はさらに、おりものの量も増えていく時期。妊娠していない頃と同じ白色や透明色もありますが、時には黄色っぽいもの、少し血が混ざったピンク色、茶色のものが見られることもあります。強い匂いや黄緑色、血液が多く混ざっている、大量のおりものや、そのほかいつもと違う症状があれば、感染症や出血の可能性があります。かかりつけの産科医を受診しましょう。

 

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妊婦さんは便秘になりやすい【産科医師が教える】妊娠中の便秘解消

 

妊娠11週のつわり症状-あと少しの辛抱

妊娠11週はつわりのピークを迎え、胃のむかつきや吐き気、嘔吐を経験するママもいるでしょう。食べ物や飲み物の嗜好の変化もみられます。まだ症状がひどいと何を食べていいのか、迷うことも少なくありません。これも一時的なものと落ち着いて、食べたい・食べられると思ったものを少量ずつ摂取してください。

 

妊娠12週には、つらいつわり症状がおさまってくるママも多いです。お腹の赤ちゃんが元気いっぱいな証拠だととらえて、もう少し辛抱しましょう。この時期を乗り切ってくださいね。

 

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妊娠11週の過ごし方ーこの時期に準備しておくもの

妊娠11週の準備

 

出産予定日が分かったら、妊娠中や出産前後の予定が立てやすいでしょう。妊娠11週、つわりがつらいかもしれませんが、一時的でも症状が軽くなったタイミングで、母子健康手帳をもらい、出産準備を少しずつ始めていきましょう。

 

マタニティブラ・ショーツをそろえる

妊娠11週でまだつわりが続くママも、気分転換にマタニティブラやショーツを買い揃えるのはどうでしょうか。お腹だけでなく胸やお尻も少しずつ大きくなっていますよね。

妊娠5ヶ月くらいまでを目安に妊娠中の下着をそろえておくとよいでしょう。妊娠期間中にブラは2カップほど大きくなるので、それに合わせてサイズ調整がきくものを選びます。これから敏感になる乳頭を保護できるタイプがおすすめです。

 

今はつわりで気持ちの余裕がないというママも、症状がおさまってからゆっくり自分の好きなものを選んでくださいね。ショーツもたくさん種類がありますが、お腹をすっぽり包んでくれるタイプがおすすめです。

 

つわりがおさまったら食生活を立て直し

これまで全く食べられずにいたものの、妊娠11週にやっと症状がおさまったママもいるでしょう。しかし食べたいものを際限なく食べていては、ママの体重はあっという間に増加しすぎてしまうもの。つわりがおさまったら一度、食生活を見直してみましょう。

栄養が偏った食事、不規則な食生活ではありませんか?特に妊娠11週ごろのお腹の赤ちゃんは、大切な骨や歯の形成が進む時期。骨の形成のために必要な、ビタミンCを多く含むトマトやブロッコリーなどを多めに摂ることをおすすめします。

 

妊娠から出産の保険適用を知る

妊婦健診は自治体から助成を受けています。貧血、切迫流早産など妊娠中の異常についても健康保険適用です。正常(自然)分娩の場合は、分娩費用は全額自己負担。「出産育児一時金」という健康保険から支給されるお金(最低42万円)を、出産した病院に直接支払う制度(直接支払制度)があります。

また、吸引分娩や帝王切開など、異常の場合に受ける処置については健康保険が適用でき、出産育児一時金直接支払制度も利用できます。

そのほか自治体によって、妊娠や出産の経済的な負担を軽減する公的補助制度があるかどうかも、調べておくと安心です。

 

 

《まとめ》

 

妊娠11週で妊娠3ヶ月はもう終わり。やっとつわりの症状がおさまってきたママも多いでしょう。気持ちも軽くなり、これからの赤ちゃんの成長がますます楽しみになるはず。友人や職場にも妊娠報告する時ですね。頃合いをみて親しい人、上司や同僚に嬉しい報告をしてみてください。

 

 

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妊娠11週(妊娠3ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”

ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。

 

Q. 妊娠初期でつわり中の妊婦は、毎日キムチを食べてはだめですか? 

Q. つわり対策にお灸や針、整体、ツボマッサージで軽減できますか?

1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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