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2022.10.31
お宮参り・お食い初め(百日祝い)は一緒でも良い?同日に行う場合
赤ちゃん誕生から1歳を迎えるまでに、多くのお祝い事があります。これからの成長を願う行事として、ママ・パパはきちんと祝ってあげたいと思うでしょう。ここでは「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」について、詳しく紹介します。これらのお祝いを一緒に行うメリットや、その場合の注意点も解説していきます。
目次
- 「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」の違いとは
- ・「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」
- 「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」同じ日でもOK?
- ・「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」同日に行うメリット
- 「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」一緒に行う場合
- ・1. 写真撮影
- ・2. お宮参り
- ・3. お食い初めと食事会
- 「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」同日に行う時の注意
- ・地域の慣習を事前に確認する
- ・赤ちゃん・ママの体調を優先する
- ・赤ちゃんの成長を見てもらえるよう工夫する
- 「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」服装・費用
- ・お宮参りとお食い初めの服装
- ・お宮参りとお食い初めの費用相場
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」の違いとは
赤ちゃんの成長を願う日本の伝統行事、「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」
「お宮参り」には、「赤ちゃんの誕生報告と健やかな成長を願う」意味があります。赤ちゃんの生後1ヶ月頃を目安に、住んでいる土地の氏神様に、赤ちゃんの誕生報告のために参拝します。
「お食い初め」は、生後100日を目安に行われます。生まれてきた赤ちゃんが「食べ物に一生困らないように」との意味を込めて、お祝いを行います。
【お宮参り】 | 【お食い初め(百日祝い)】 | |
意味 | 誕生報告 | 一生食べ物に困らないように |
時期 | 生後30日前後 | 生後100日前後 |
内容 | 父方の祖母が赤ちゃん抱き、その上に祝い着を被せて生まれた地の神社に参拝する | お祝い膳を用意して、親族の最年長者が赤ちゃんにごちそうを食べさせるふりをする |
場所 | 住んでいる土地の神社 | 自宅・レストラン・料亭など |
写真撮影 | 神社・自宅・フォトスタジオ | 自宅・レストラン・フォトスタジオ |
赤ちゃんの服装 | お祝い着・セレモニードレス | 決まりはなし |
お宮参りやお食い初めがどのようなお祝いなのか、それぞれの特徴や違いを知っておくと、より心がこもった行事になるでしょう。誰がどう進めるかも知っておくと、スムーズに進行できますね。
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」同じ日でもOK?
お宮参りとお食い初め(百日祝い)は、まったく別の意味をもつお祝い事ですが、同じ日にやってはいけない決まりはありません。むしろ、同じ日に行うことのメリットもあります。一緒にお祝いする場合は基本的に、お食い初めに時期を合わせましょう。
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」同日に行うメリット
同日にまとめて行うメリットには、以下が挙げられます。
■ママと赤ちゃんの体調が安定している
お宮参りは通常、生後1ヶ月頃に行います。しかしこの時期はまだ慣れない育児に追われ、ママの体調も安定していません。長時間の外出は、赤ちゃんとママにとって負担でしかありません。
一方で、お食い初めの時期は生後3ヶ月頃です。生活リズムがつかめてきており、ある程度は体調が回復しているのではないでしょうか。赤ちゃんの首もすわってくると、比較的お出かけしやすいでしょう。
■授乳のリズムがつかみやすい
生後1ヶ月頃はまだ授乳間隔が短く、ミルクの準備にも母乳をあげる場所を探すにも、まだ慣れていない可能性があります。それが生後3ヶ月頃になればある程度、授乳のリズムが整い、まとまって寝てくれる時間も増えていると考えられます。
■親族の集合が一度で済む
家族だけでお祝いする場合はいいですが、両家の親族が集まるケースでは、それぞれの都合を合わせる必要があります。遠方に住んでいればなお、集まる機会が1回のほうが参加しやすいでしょう。
■出費を抑えられる
お宮参りとお食い初めを一緒に行うことで、食事代や交通費など出費を抑えられます。このような行事ではある程度の出費も必要ですが、一度で済めば節約になるでしょう。
おすすめ情報
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」一緒に行う場合
お宮参りとお食い初め(百日祝い)を一緒にする場合、どのような流れで行うといいのでしょうか。
1. 写真撮影
赤ちゃんが疲れて機嫌が悪くなってしまう前に、写真撮影をしましょう。場所は神社にするか、フォトスタジオかによって、撮影準備も変わってきます。
神社の場合、カメラマンによる同行撮影もおすすめです。赤ちゃんはもちろん、赤ちゃんを囲む家族の何気ない自然な表情も残せるので、良い記念になること間違いなしです。撮影する時は、着替えや授乳ができる場所を事前に確認しておきましょう。
2. お宮参り
お宮参りは、参拝のみかご祈祷を受けるのかによって、流れが異なってきます。参拝のみの場合は、通常のお参りと変わりありませんが、ご祈祷の場合は初穂料の準備が必要です。神社によって異なりますが、通常は5,000円~10,000円程度でしょう。必ずのし袋を準備して、持参しましょう。
一回のご祈祷は20分程度ですが、時期や日にち(大安など)によっては待ち時間が発生します。事前に参拝先に確認しておくと、うまくスケジュールが立てられるでしょう。
3. お食い初めと食事会
お宮参りの後の食事会とお食い初めを兼ねて、料亭や自宅で行います。料亭によっては、お食い初めプランを用意している所もありますので、最小限の準備で済みます。
また自宅で行うメリットは、赤ちゃんやママがリラックスできることでしょう。ただし親族を呼ぶ場合は準備が大変です。すべて自分達でやろうとせず、手伝ってもらいましょう。
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」同日に行う時の注意
お宮参りとお食い初め(百日祝い)を同日に行うことには、デメリットもあることを理解しておきましょう。注意する点について紹介します。
地域の慣習を事前に確認する
お宮参りやお食い初め(百日祝い)など出生後のイベントは、地域によって慣習が異なります。お食い初めをする慣習の有無、用意する物の違いもあります。生まれ育った地域であれば実母などにアドバイスを求められますが、嫁ぎ先・見知らぬ土地の場合、地域の慣習を事前に確認しておきましょう。
もちろん、その地の慣習に縛られる必要はありませんが、ある程度の考慮は必要かもしれません。家族で話し合い、柔軟に対応していきましょう。
赤ちゃん・ママの体調を優先する
2つの行事を一度に行うので、赤ちゃんやママが疲れてしまう可能性が高いです。体調や生活リズムが安定してきたとしても、無理は禁物です。休憩をこまめに挟み、授乳できる場所を確保しながら、赤ちゃんに負担がかからないスケジュールを組みましょう。
赤ちゃんの成長を見てもらえるよう工夫する
これらの行事はお祝いであると同時に、赤ちゃんの成長を実感する機会でもあります。特に遠方の家族は、赤ちゃんの成長が見られて嬉しく感じるでしょう。お宮参りとお食い初めを一緒にすることで、その機会が減ることも考えなければいけません。写真や動画をこまめに送るなどして、赤ちゃんの成長を感じてもらえるといいですね。
「お宮参り」と「お食い初め(百日祝い)」服装・費用
赤ちゃんにとってお宮参りとお食い初め(百日祝い)は、一生に一度の大切な行事。服装選びにも気を使いますね。ここからは服装や費用について、気になる点を紹介します。
お宮参りとお食い初めの服装
お宮参りでの赤ちゃんは、セレモニードレスとお祝い着が一般的です。お食い初めでは特に決まりはありませんが、洋服が汚れてしまわないようにしましょう。
パパとママ、祖父母は写真撮影を考慮して、フォーマルまたはきれい目な服装がおすすめです。ママは授乳のため前あきのワンピースか、授乳口がついたものがよいでしょう。両家のスタイルがバラバラにならないように、事前にすり合わせておきましょう。
お宮参りとお食い初めの費用相場
お宮参りでの祈祷料の相場は、5,000円~10,000円です。料亭などでお食い初めをする場合は、お食い初めセットに5,000円~10,000円、そして参加者の食事代が一人あたり5,000円程度かかります。
写真撮影はスタジオかどうか、同行の有無、カット数などによって変わります。予算をあらかじめ話し合い、その範囲でおさまるように計画しておきましょう。
《まとめ》
赤ちゃんの成長を願う行事である、お宮参りとお食い初め。同日に一緒にお祝いすることは可能です。一緒に行う時は適宜休憩をし、赤ちゃんとママの体調を最優先にし、余裕をもってスケジュールを組むようにしてください。赤ちゃんの成長を多くの人に喜んでもらえる、素敵な行事になるように準備をしていきましょう。
文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA
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