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2021.08.23

【お宮参りの初穂料】のし袋や封筒の正しい書き方&マナー

赤ちゃんが生まれて初めてのイベントといえばお宮参り。生後1ヶ月頃を目安に、赤ちゃんの健康を祈願するため、神社で御祈祷を受ける行事です。御祈祷を受ける際には、神社に「初穂料(はつほりょう)」を納める必要がありますが、初めてのことだとマナーがわからないこともあるでしょう。ここでは金額の相場や包み方、のし袋の書き方など、初穂料の基本についてご紹介します。

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お宮参りの初穂料とは?正しい読み方は?

 

お宮参りでの「初穂料」とは「はつほりょう」と読み、御祈祷を受ける際に神社に納めるお金のことをいいます。通常の参拝であればお賽銭のみでいいですが、祝詞をあげてもらう際には初穂料を納めるのが一般的です。

ではこの初穂料を負担するのは誰で、神社に納めるタイミングはいつなのでしょうか。

 

初穂料は誰が払う?渡すタイミングとは

基本的に初穂料は、親族の誰が支払いをしても問題ありません。お宮参りはお祝いの席ですので、写真撮影や食事会など出費がかさみます。様々な費用負担がかかるので両家で話し合い、事前に決めておくとスムーズでしょう。親族で分担すると、それぞれの負担が少なくなります。

初穂料を渡す時は、お宮参り当日に受付や社務所に声をかけて、指示に従いましょう。祈願のタイミングで支払うケースが多いようです。

 

初穂料の金額の相場はいくらか

そこで気になるのが、お宮参りでの初穂料の金額です。相場はいくらなのでしょうか。神社によっては御祈祷の種類で、金額が設定されていることがありますが、一般的には「お気持ち」とされるケースが多いようです。金額が設定されている場合はそれに従えばいいですが、「お気持ち」の場合は5,000円ほどが相場とされています。

 

 

お宮参りの初穂料で使うのし袋・封筒&水引の選び方

お宮参りで初穂料を納める際は、お財布から直接お金を出して支払うのはマナー違反とされています。お宮参りはお祝いごとですので、のし袋を使うのがベター。

ではどのようなのし袋を選べばいいの?水引は?など気になることもあるでしょう。ここではのし袋や封筒の種類、水引について詳しく見ていきましょう。

 

【お宮参りののし袋】水引は「紅白の蝶結び」

のし袋は種類がいくつかあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。おめでたいことに使う場合は、紅白の水引のものを用意します。

またお宮参りで使うのし袋の水引の形は、蝶結びのものを選びましょう。何度あっても良いお祝いのシーンでは、何度も結びなおすことができる蝶結びの水引を使います。

 

【お宮参りののし袋】「結び切り」の水引はNG

水引の形にはもうひとつ「結び切り」という種類があります。こちらも紅白の水引で作られているのでどちらにしようか迷ってしまった、という経験がある人は少なくありません。

結び切りの水引は、結婚祝いなどで使用されるのが一般的。固く結ばれてほどけないことから、繰り返しあってはならないお祝い事で使用されます。お宮参りのお祝いだから、という考えで結び切りの水引を選んでしまわないように気を付けましょう。

 

【お宮参りののし袋】初穂料は白い封筒でもOK

お宮参りでの初穂料を入れるのは、のし袋でなければいけないというわけではありません。のし袋を用意できない場合は、郵便番号などを書くところのない白い封筒を用意しましょう。

神社によっては、のし袋ではなく白い封筒で納めるように指定されているケースもあるようです。事前に足を運ぶ神社に問い合わせておくと安心ですね。

 

 

お宮参りの初穂料「のし袋」表書き&中袋の書き方

お宮参りののし袋を用意したのはいいけれど、どうやって名前などを書けばいいかわからないママもいるかもしれませんね。ここでは、のし袋の表書きの書き方と、封筒の場合の名前の書き方をそれぞれご紹介します。

 

のし袋の表書きの書き方

のし袋の書き方

 

お宮参りの初穂料にのし袋を使う場合、水引より上部に筆で「初穂料」と書きます。神社や地域によっては「御玉串料」や「御礼」「御神饌料」と書くこともあるので、事前に確認するといいでしょう。

水引より下部に赤ちゃんの名前をフルネームで記入します。地域によっては、保護者の名前を並べて記入することもあるようです。

また祝詞をあげる際に名前の読み間違いがないよう、赤ちゃんの名前にふりがなをふるのがおすすめです。

 

のし袋の中袋の書き方

のし袋には、中袋と呼ばれる白い封筒が付いています。この中袋にお金を入れ、のし袋に入れて包むのが一般的です。

中袋の表に包んだ金額を記入します。お宮参りで5,000円包む場合は「金 伍阡円」というように、大字(旧字体の壱、弐、参などの漢数字)を使って書きましょう。中袋の裏には、赤ちゃんの名前と住所を記入します。

 

初穂料に白い封筒を使う場合の書き方

のし袋は使わずに、白い封筒を使う場合も基本はのし袋と同じように記入します。封筒の上部に「初穂料」、下部に赤ちゃんの名前を書きましょう。裏面には、住所と包んだ金額を記入すればOKです。

 

 

お宮参りの初穂料の入れ方・包み方

お宮参りの初穂料の準備において、お金の入れ方は、のし袋を使うか封筒を使うかによって変わります。また、新札のほうがいいのかという点も迷ってしまうところ。ここでは初穂料のお金の包み方をしっかりチェックしましょう。

 

【お宮参りの初穂料】のし袋のお金の入れ方

のし袋の入れ方

 

お宮参りの初穂料にのし袋を使う場合、お札の表とのし袋の表をそろえて入れましょう。お札は肖像画が描いてあるほうが表です。封筒の表とお札の表をそろえ、お札の肖像画が上になるように封筒に入れましょう。

中袋が付いている場合は、のし袋と同様に封筒の表とお札の表をそろえて入れ、のし袋に中袋を納めます。

 

【お宮参りの初穂料】白い封筒のお金の入れ方

初穂料に白い封筒を使う場合も、基本はのし袋と同じです。

また、封筒ののりづけですが、初穂料は手渡しするものですので基本的にのりづけは必要ありません。包む金額が大きい場合は、のりづけをして「〆」と書いても問題ありません。

 

【お宮参りの初穂料】新札でなくても良い

多くの場合、ご祝儀では新札を用意するのがマナーとされていますが、初穂料の場合は新札でなくても問題ありません。ただしあまりにもシワシワのお札や、汚れがひどいお札は、お宮参りというお祝いの席にはふさわしくないので、避けたほうが良いでしょう。

 

【お宮参りの初穂料】袱紗(ふくさ)に入れて持ち歩く

袱紗(ふくさ)とは、初穂料などの金銭をカバンに入れて持ち運ぶための、布の入れ物を指します。のし袋に皺がついたり、水引が崩れるのを防ぎます。通常はのし袋に初穂料を入れて、その上から袱紗でしっかり包むのがマナーです。そうすると形が崩れたり袋が汚れることなく、相手にお渡しできます。

初穂料を包む際は、袱紗を用意するのが良いですが、もし持っていない場合はハンカチや風呂敷などでの代用も可能です。のし袋が汚れないようにするのが目的なので、もし袱紗を忘れても慌てずに、対応しましょう。

 

袱紗をはずすタイミングは、受付で初穂料をお渡しする時が一般的です。その時は、のし袋の正面を相手側に向けて両手で渡しましょう。

 

 

《まとめ》

 

お宮参りは、赤ちゃんが無事に誕生したお礼と、これからの健やかな成長を願う大切な行事です。せっかくのお祝いですから、神社に納める初穂料やのし袋に関してしっかりマナーを確認しておきたいところ。お宮参り当日に慌てないように事前に準備して、赤ちゃんの成長を願いましょう。

 

文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA

 

 

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