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2022.12.22
妊娠後期に再びつわり?後期つわりの症状・原因と対処法【助産師】
妊娠が発覚し、初期の頃にやってくる「つわり」の吐き気は多くの人が経験するもの。では、妊娠後期に再来することがある吐き気・嘔吐は、どうして起こるのでしょうか。今回はこのような「後期つわり」の原因と、吐き気や嘔吐への効果的な対処法を紹介します。
目次
妊娠後期に再びつわり?「後期つわり」の原因とは
後期つわりはなぜ起こるの?
「後期つわり」とは、妊娠後期(妊娠8ヶ月~)に吐き気・嘔吐・胸やけなど、つわりに似た症状が起こることです。
妊娠後期には子宮が大きくなることによって、胃や腸が圧迫されたり、それにより胃酸が食道に逆流しやすくなります。また妊娠中に分泌されるプロゲステロンが、胃や腸などの消化器官の運動を低下させます。これらが後期つわりの原因とされているのです。
助産師おすすめ!「後期つわり」の対処法
それでは、後期つわりの対処法を紹介します。
後期つわりの対処1. 食事に気をつける
胃に負担がかからないように、よく噛んで食べましょう。食事の回数を増やし、1回の食事量を減らしましょう。
また刺激物や消化の悪いものを避け、食後はすぐ横にならないようにしてください。
後期つわりの対処2. お腹を温める
お腹を温めると胃腸の動きが良くなり、つわりの症状が緩和されることがあります。ブランケットなどで身体を温めたり、温かい飲み物、身体を温める食べ物を意識して摂りましょう。
後期つわりの対処3. 寝方を変える
仰向けに寝ると胃が圧迫され、消化管の働きが悪くなります。クッションを使って体を起こした状態にするなど、自分の楽な姿勢で寝るようにしましょう。
後期つわりは妊婦さんにとって、身体的にも精神的にもつらいもの。症状がつらい時は無理をせず、もしも長く続く場合はかかりつけ医に相談しましょう。
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おすすめ情報
国立福山病院附属看護学校卒業後、看護師として勤務。
第二子出産後、岡山大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻に進学し、助産師免許取得。
大学の非常勤講師、産婦人科病院、不妊治療専門クリニックなどで勤務。
現在は助産院勤務しながら、自身の出張・オンライン専門のすまいる助産院を開業中。産前産後の身体と心をサポートしてます。
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