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妊娠8ヶ月|28~31週【助産師監修】ママのお腹の大きさ・職場復帰に向けた保育園探し

妊娠8ヶ月(28~31週)に入り、ママのお腹は重く妊娠前のようには動けません。ぐっすり眠れず、まるで自分の体ではないように感じることもあるでしょう。妊娠中の体の変化が早すぎて、まだママとしての自信が持てないかもしれません。仕事をもつママはもうすぐ産休です。ここでは妊娠8ヶ月のお腹の赤ちゃんやママの体の変化、また仕事復帰や保育園探しなどについてお伝えします。

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妊娠8ヶ月のお腹の大きさ・状態

妊娠8ヶ月のお腹

 

妊娠8ヶ月のお腹の大きさは、おへそと胃のちょうど真ん中あたりまで膨らみます。立っているだけでお腹の重みを感じ、その大きさで足元は見えにくくなります。階段や段差にはつまずかないように気をつけてくださいね。

 

妊娠8ヶ月には仰向けが苦しい

妊娠8ヶ月にもなると、お腹がさらに大きくなり仰向けに寝ると苦しくなります。うつ伏せもできす、左右どちらを向いても寝苦しいママも多いかもしれません。ここで試して欲しいのは、シムス位というポーズです。

 

シムス位で安眠を

 

準備するものは抱き枕や少し硬めのクッション。体の左側を下にして右手と右足を曲げて抱き枕やクッションの上に置きます。左足を地面に着けたヨーイドン!のポーズをイメージしてください。

左を下にするのは、下大静脈という太い血管の血液の流れを妨げないためです。もちろん、苦しくなければ反対側に寝返りを打っても大丈夫です。

また、セミファーラー位といって15〜30度くらい上半身を起こしたポーズもおすすめです。クッションやバスタオル、もしくは体にフィットする大きめのビーズクッションを使い、背中から頭にかけて高さをつけてください。妊娠中に安眠できる体勢は人それぞれなので、楽な体勢を探してみてくださいね。

 

むずむず脚症候群

 

正式な病名は、レストレッグス症候群。妊娠中に発症することがあり、文字通り足がむずむずして眠れなくなる症状です。

日中の動いている時には問題ないのですが、寝る時など安静にすると足に違和感が出てきて、しきりに足を動かしたり、さすったり、叩いたりしたいという耐え難い衝動にかられます。

妊娠8ヶ月ごろ、このような症状に当てはまる場合には医師に相談してみてください。薬で症状は和らぎます。

 

妊娠8ヶ月のお腹の赤ちゃんの大きさ

妊娠8ヶ月のお腹の赤ちゃんはキャベツくらいの大きさ。身長は約40cm、体重は約1600gになります。ぎゅっと閉じられていたまぶたを開けて、光を感じます。髪の毛も生え、脂肪も増え、医師のエコーで頬がふっくらしてきているのがわかります。

脳の発達も著しく、ママの羊水の力を借りなくても自分で体温調節ができるように。羊水を飲んでおしっことして出すこともできます。

妊娠8ヶ月、赤ちゃんは外の世界で生きていけるよう、子宮の中で色々な準備をして待っているのですね。

 

妊娠8ヶ月の保育園探し-職場復帰に向けて

妊娠8ヶ月の保育園探し

 

まだ産んでもいないのに保育園探し?と思うかもしれませんね。赤ちゃんが産まれると目の前の育児に追われ、毎日があっという間に過ぎていきます。仕事に復帰する予定のあるママは、体調も安定していて動ける、妊娠8ヶ月ごろに準備しておくと安心です。

 

妊娠中に保育園の見学をしておく

保育園は入所希望年の前年11月頃から、申し込みが始まる自治体が多いようです。その前までに見学をしておくと安心です。お住まいの地方自治体のウェブサイトで確認しましょう。

 

保育園の選び方

 

保育園といっても、さまざまな形態があります。公立、私立、認可、無認可、認定こども園、小規模、家庭的、居宅訪問型など。それぞれのメリット、デメリットと、自分の仕事や生活に合った施設を選びましょう。

自宅から近くが良い?職場から近いところ?パパも送り迎えしやすい?どんな保育方針?園児や先生の数は?雰囲気は?保育時間は?など、資料だけではわからないことも多いので、いくつかの施設を見学してみましょう。

 

ママだけでなく、みんなで育てよう

 

保育園以外にも今は多くの選択肢があります。自治体で運営しているファミリーサポート、一時保育、シッターマッチングアプリ、病児保育など、いくつか登録しておくと何かあったときに慌てることなく安心です。

ママが一人で赤ちゃんの面倒を見る必要は全くありません。数あるサービスを上手に利用して、ママの心や体が健やかでいるのが家族の幸せにもつながります。

 

妊娠8ヶ月の食事・栄養-カルシウムで赤ちゃんを骨太に

妊娠後期にあたる、妊娠8ヶ月からお腹の赤ちゃんの成長スピードはどんどん加速。赤ちゃんの骨が出来上がり始め、硬くなる頃です。タンパク質と鉄分はもちろんですが、カルシウムもしっかり摂取するよう意識しましょう。

 

ビタミンDを摂取

カルシウムはビタミンDと一緒に摂取することで、吸収率が上がります。

妊娠8ヶ月のママにおすすめの料理は、豆や魚ときのこのクリームシチュー、魚と小松菜のチーズ焼き、切り干し大根と干し椎茸の煮物です。豆、魚、小松菜、切り干し大根にはカルシウムが多く含まれます。それにビタミンDが豊富な牛乳やチーズ、きのこ類を合わせ、さらに吸収を助けましょう。

また日光浴で体内のビタミンDが作られるので、妊娠中もお散歩など外で30分くらい過ごすのもおすすめです。

 

妊娠8ヶ月に医師に聞くこと-胎児スクリーニング検査

妊娠初期、中期、後期の3回、赤ちゃんの先天性異常がないか、胎児スクリーニング検査という、全身を細かく超音波で確認する病院もあります。

妊娠8ヶ月の時期は、後期の胎児スクリーニング検査を行う時期で、中期では見る事が難しかった部分を再度チェックしていきます。この検査をしている場合は、結果を聞いて気になる事があれば相談しましょう。

 

 

◆さらに読みたい妊娠8ヶ月

妊娠28週・29週・30週・31週の基礎知識ページ

 

妊娠28週|【助産師監修】ママの体の変化と症状・お腹の張りを意識

これからの時期、赤ちゃんの体重は1週間で150~200g程度増えていきます。子宮がまわりの臓器を圧迫し、動悸や息切れ、胃もたれがあるかも。お腹が張る感覚はありますか?お腹の張りを感じたら、座ったり横になったりして休むことが大切です。

 

妊娠29週|【助産師監修】お腹の赤ちゃんの成長・胎児の体重増加

体重管理やバランスの良い食事はひき続き意識しましょう。赤ちゃんの体重は1,000~1,600gほどに成長しますが、これには大きな個人差があります。わが子の体重と平均値に差があっても気にしすぎないように。ママはストレスをためないよう、リラックスして過ごしてください。

 

妊娠30週|【助産師監修】お腹の張り具合・胎児の発育と体重

骨格が成長し、約1,500gまで大きくなる赤ちゃんもいます。髪の毛が発育したり、手足を口に入れたりもします。ママは貧血に要注意、鉄分を意識して摂ってください。めまいや立ちくらみなど貧血の症状が強い場合は、医師に相談しましょう。

 

妊娠31週|【助産師監修】お腹の張りや注意点・胎児の発育

立って過ごしたり疲れてくるとお腹は張りやすいもの。さらにマイナートラブルも辛くなります。無理をせずに休みながら動きましょう。出産準備はできていますか?入院に必要なものや、赤ちゃんのお部屋づくりなど、パパや家族と相談して進めていきましょう。

1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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