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2021.10.22

妊娠28週の壁とは?【産科医】胎児とママの様子・逆子の対処法

妊娠28週は妊娠後期のはじまりで、妊娠8ヶ月の1週目になります。ここでは妊娠28週に気をつけたい症状や、妊婦さんにあらわれる心身の変化、胎児の大きさや成長状態、逆子を指摘された時の対処法などを、わかりやすくご紹介します。

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妊娠28週の壁とは?

妊娠28週の壁

 

妊娠28週は「妊娠28週の壁」ともいわれ、万が一早産になったとしても赤ちゃんの生存率が95%を超えるといわれる、大切な時期にあたります。早産にならないためにも、気をつけたい症状や注意点を知っておく必要があります。

 

切迫早産の兆候を知っておこう

早産とは、赤ちゃんがお腹の外の環境にまだ適応できない、妊娠22週0日から36週6日の期間に出産することを意味します。また切迫早産とは、「早産になるリスクが高い状態」を意味します。早産にならないためにも切迫早産の兆候を知っておきましょう。もし下記のような兆候が見られる場合は、ためらわずにかかりつけの産科医に連絡し、受診しましょう。

 

切迫早産の兆候

・下腹部に1時間に3回以上の張りや張った時に痛みも伴う

・1時間に3回以上のお腹の張りとともに出血がみられる

破水(アンモニア臭がなければ、破水と考えて入浴やシャワー浴をしてはいけません)

 ※トイレの温水洗浄便座の使用もしてはいけません。

 

関連ページ

切迫早産とは?知っておくべき原因と症状【産科医が解説】

 

 

妊娠28週ごろの妊婦さんにみられる心身の変化

妊娠期間が進むにつれて、お腹の中の胎児はもちろんのこと、心身にも変化がみられてきます。妊娠28週にみられる、妊婦さんの心身の変化を詳しくみていきましょう。

 

妊娠28週ごろの変化1. 甘いものが欲しくなる

ママの身体の脂肪からつくられるブドウ糖が、胎児に優先的に送られるようになります。そのため甘いものが苦手だったママも、急に甘いものが食べたくなることもあります。

 

妊娠28週ごろの変化2. 子宮がより大きくなる

子宮の大きさを表す子宮底長は、25~28cmとお臍よりも高くなり、お腹の重みが増してきます。お腹のせり出しが目立ち始めてくるとともに、腰や背中の痛みが出てくることもあります。妊婦さん用のベルトなどの、トラブル解消グッズを活用してみると良いでしょう。

 

妊娠28週ごろの変化3. 動機や息切れ・胃もたれなど

大きくなった子宮が周りの臓器を圧迫することで、動機や息切れ、胃もたれなどの症状がみられることがあります。胃もたれを感じるようになった場合は、1回の食事量を少なめに摂るようにしましょう。

 

妊娠28週ごろの変化4. 妊娠線ができる

子宮が大きくなってくるとともにお腹の皮膚も伸ばされ、妊娠線といわれる皮膚にひび割れのような線ができやすくなってきます。妊娠線予防クリームやオイルを使用して予防しましょう。ただ原因の大半は急激な体重増加によるものですので、体重管理には十分に気を付けましょう。

 

妊娠28週ごろの変化5. むくみやすくなる

妊娠28週からの妊娠後期は、血液の循環量が最も多くなり、子宮が大きくなることに伴い足がむくみやすくなってきます。足の下にクッションなどを置き、足を高くした姿勢で休みましょう。着圧ストッキングを履くのも効果的です。

 

 

妊娠28週の胎児の大きさ・成長

妊娠後期に入った妊娠28週の、胎児の大きさや成長状態はどうなるのでしょうか。妊娠28週胎児の身長は平均39~40cm、体重は平均1,000~1,300gです。胎児の成長状態について詳しく見てみましょう。

 

器官が完成

妊娠28週では、胎児の心臓や肺、脳、腎臓などの内臓器官がおおよそ完成。中枢神経も発達してくると同時に、皮下脂肪もつき始めてきます。目鼻立ちがはっきりしてきて、表情も出てきます。聴覚がほぼ完成するので、沢山話しかけてあげると良いでしょう。

 

呼吸の練習をはじめる

胎児は羊水の中では肺で呼吸しているのではなく、胎盤を通して送られてきた酸素によって呼吸をしています。誕生に備えて、横隔膜を上下させる呼吸に似た動き(呼吸様運動)をし始めます。

 

頭の位置が定まってくる

お腹の中で動き回るスペースが少なくなるため、同じ向きで定まるようになってきます。大きな頭を骨盤の中に入れた縦向き(頭位)の姿勢が一般的です。逆に骨盤の中におしりを入れた縦向き(骨盤位)の状態、いわゆる逆子の姿勢の胎児もみられます。向きが逆でも、妊娠32週ころまでに向きが変わる可能性もあるので心配はいりません。

 

 

妊娠28週ごろの逆子の対処法「逆子体操」

妊娠32週までには赤ちゃんの向きが変わる可能性があるといっても、「逆子」といわれると心配な妊婦さんも多いことでしょう。妊娠28週で逆子といわれる骨盤位の胎児は、全体の約25%といわれています。

分娩時までに自然に回転して、3~4%まで減少するといわれていますが、逆子を直すためにできる限りのことはしたいと思うのが妊婦さんの心理でしょう。逆子体操の方法や、注意すべきポイントをみてみましょう。

 

関連ページ

逆子の原因と治すための対処法【帝王切開は必要?】産科医が解説

 

逆子体操はいつからいつまで?

逆子体操をはじめる時期は、一般的に妊娠30週以降です。就寝前に行うのが効果的で、1日1回で構いません。逆子体操を終える時期は、もちろん逆子が治ったらではありますが、出来れば32週頃までに終えるのが理想的と言えます。逆子体操をする場合は、必ずかかりつけの産科医と相談してから行いましょう。

 

逆子体操のやり方

逆子体操にもさまざまなやり方があります。いずれのやり方にしても、やり過ぎるとおなかの張りが強くなり余計に逆子が治りにくくなるので、やり過ぎには注意しましょう。

 

胸膝位(きょうしつい)

 

胸と両膝を床につけ、おしりを高くあげる姿勢をとります。四つん這いになってから、手の力を抜いたような姿勢のイメージです。まくらを置いて、その上に顔を置くようにすると楽になります。その姿勢で15分ほどキープしてください。

その後、その姿勢のまま頭を上げずに横向きになって休みましょう。

逆子体操1

関連ページ

【逆子体操1】助産師による動画「胸膝位(きょうしつい)体操」やり方

 

仰臥位(ぎょうがい)・ブリッジ法

 

仰向けになり、おしりの下にまくらや布団を置いて30センチくらいおしりを持ち上げます。その姿勢を10分ほどキープしてください。慣れるまでは、無理をせずにできる長さから行いましょう。

逆子体操2関連ページ

【逆子体操2】助産師による動画「ブリッジ体操」の正しいやり方

 

側臥位(そくがい)

 

子宮の中で胎児がうつ伏せになるように、横になることで逆子が治ることもあります。エコー検査で見た時に、胎児の背骨がママの右側にある場合は、左側を向いて横になってください。逆に胎児の背骨がママの左側にある場合は、右側を向いて横になってください。

逆子体操3 

シムス位(しむすい)

 

胸膝位と仰臥位の姿勢をとったあとに、シムス位の姿勢をとることで、胎児が回転しやすくなるといわれています。横向きになり、上になる膝を軽く曲げ、膝を床につけるようにするとリラックスできます。

 

 

妊娠28週の妊婦さんの過ごし方

妊娠28週は、ママの体も胎児とともに大きく変化するため、身体の不調を感じ戸惑う妊婦さんも多いでしょう。妊娠28週ころの過ごし方をみてみましょう。

 

栄養バランスの良い食事を

ママが毎日食べる食事が胎児の細胞を作り、摂取する栄養が胎児の身体を作ります。ママが栄養バランスの良い食事を摂ることは、お腹の中の赤ちゃんへの最大の贈り物となります。

 

母親学級に参加

母親学級ではマイナートラブルの対処法を知ることができ、陣痛室や分娩室などを見学することもできます。同じような週数の妊婦さんとも、悩みを共有することができる場にもなるので、ぜひ積極的に参加してみましょう。

 

赤ちゃん用品の準備を始めてみて

赤ちゃん用品は入院時や退院後、退院後しばらくたってからのものなど、時期を考えて用意すると良いでしょう。病院によって「入院時に必要なもの」が異なってきます。母親学級などで教えてくれることが多いので、リストを作ってゆっくり準備を始めてみましょう。

 

2週間に1回の妊婦健診を忘れずに

妊娠24週以降は、妊婦健診が2週間に1回になります。母子ともに健康な状態で出産するためには、健診はとても重要です。妊婦健診を受けることで、異常を早期に発見できますから、忘れずにしっかり受診しましょう。

 

 

《まとめ》

 

妊娠後期に突入した妊娠28週以降は、出産に向けてママもお腹の中の赤ちゃんにも様々な変化が起こってきます。臨月に近づくとお腹もさらに大きくなり、できないことも増えてくるので、今のうちにお産や育児の準備を少しずつ始めておくと良いでしょう。ゆったりリフレッシュできるお出かけをしながら、残りのマタニティライフを楽しんでくださいね。

 

※写真提供:PIXTA

 

         

監修者

山田 勢 先生

医療法人尚生会 やまだ産婦人科

産婦人科医師

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