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2023.10.16

【助産師監修】妊娠中に辛いものは食べていい?赤ちゃん・妊婦への影響と注意点

妊娠中には食べてはいけないものや、避けたほうがいいものがありますね。妊婦さんの中には、辛いものを食べたくなる人もいるでしょう。しかし辛いものを食べることで、お腹の赤ちゃんへ悪影響がないか気になるもの。この記事では、妊娠中に辛いものを食べても大丈夫かどうか解説します。お腹の赤ちゃんへの影響で考えられること、辛いものを食べるときの注意点についても説明します。

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妊娠中に辛いものを食べてもいい?

妊娠中の辛い物

 

妊娠中に辛いものを食べることは大丈夫なのでしょうか。

 

基本的に妊娠中でも辛いものを食べてOK

妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化により、胃もたれや食欲減退、だるさなど体調変化が大きい時期です。

もともと辛いものが好きな人や、妊娠してからの味覚の変化で辛いものが好きになった人もいるでしょう。妊娠中は、特定の食材や料理を無性に食べたくなるケースも少なくありません。しかしそれが辛い食べ物の場合、お腹の赤ちゃんへの影響を心配して、我慢する妊婦さんも多いですね。

 

基本的には妊娠中、辛いものを食べても問題はありません。食べすぎ、辛すぎではなければ心配する必要はないでしょう。

普段の食事に含まれている量の辛いものであれば、大丈夫です。辛いものを食べたいのに我慢してストレスになるよりは、適度に食べるほうがいいでしょう。

 

 

妊娠中に辛いものを食べたら!赤ちゃんへの影響は?

唐辛子

 

妊婦さんが辛いものを食べたときに、お腹の赤ちゃんへの影響は気になりますよね。

 

お腹の赤ちゃんへの影響はない

カレーやキムチなど、唐辛子に含まれる「カプサイシン」が、お腹の赤ちゃんへ直接的な影響を与えることはありません。

妊娠中に必要な栄養素は、胎盤を通じてママの体から赤ちゃんへと送られますが、カプサイシンがそのまま届くことはないのです。そのため、赤ちゃんへの直接的な影響はないと考えていいでしょう。

ただし辛いものの食べすぎは、ママ自身の体調に影響するため、ほどほどにしましょう。

 

 

妊娠中に辛いものを食べるときの注意点

妊娠中に辛いものを食べても、赤ちゃんへの影響はありませんが、注意点はあります。

 

食べすぎに注意する

辛い食べものに含まれる香辛料の香りや刺激は、食欲を増進させる働きがあります。

つわりで食欲がないときや、あまり食欲がわかない場合など、香辛料が効果的なこともあります。しかし食べすぎには注意しましょう。カプサイシンは摂りすぎると粘膜が傷つきやすくなり、胃や腸が荒れることがあります。

 

また香辛料の効果で食欲がわいてくると、香辛料を含む食べものだけでなく、全体的に食事量が増えてしまうことがあります。そうすると、カロリーオーバーになったり、急激な体重増加につながったりします。

急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクとなるので、注意が必要です。

 

激辛は食べない

適度な辛さは食欲増進につながります。しかし激辛は刺激が強すぎて胃や腸への負担が大きく、胃痛・下痢を引き起こすことがあります。妊娠中はプロゲステロンというホルモンの影響で、胃腸など消化管の働きが弱い状態のため、強い刺激があるとすぐに不調につながります。

 

また唐辛子を摂りすぎると、胃酸の分泌が高まり、胃食道逆流症を起こす可能性が高くなります。

胃食道逆流症は一時的なものも含めると、妊婦さんの約80%が経験すると言われ、特に増大した子宮に胃が圧迫される妊娠後期に発症する確率が高いとされています。そのため、唐辛子は過剰に摂取しないことをおすすめします。

 

不調を起こさない摂取量には個人差があります。食事バランスや量を考えながら、摂りすぎないように調整しましょう。

 

辛みを上手に使い調理する

カプサイシンには、減塩作用があります。少量のカプサイシンは辛みの刺激により、塩分を控えても、満足感が得られやすいと言われています。

妊娠高血圧症候群の妊婦さんはもちろんですが、妊娠中はできるだけ意識的な減塩が推奨されます。辛みをうまく調理に使えば、減塩しながらも満足感のある食事ができるでしょう。

 

ハーブやスパイスに注意

妊娠中に食べる辛いものが、赤ちゃんへ影響することはないとお伝えしましたが、ハーブやスパイスなども同様です。通常の料理に使う量であれば、妊婦さんでも問題ないと言われています。

ただし一度に大量摂取したり、健康食品やサプリメントのように濃縮した形で摂取したりすると、赤ちゃんへ影響を及ぼすこともあります。サプリメントはその成分と摂取量によっては、妊婦さんの体や赤ちゃんへ影響が出る可能性があります。

基本的にはバランスのいい食事を心がけ、できるだけ食べ物から必要な栄養素を摂るようにしましょう。どうしても食事の管理が難しくサプリメントを服用するときは、必ずかかりつけ医と相談してくださいね。

 

ハーブやスパイス

 

ここからは、妊娠中に食べる際に注意すべきハーブやスパイスご紹介します。

 

シナモン(料理やスイーツに使用される)

シナモンは料理からスイーツまで幅広く使われます。シナモンに含まれる「シナモンアルデヒド」という成分が、赤ちゃんや妊婦さんに悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

 

ナツメグ(ハンバーグなどの料理に使用される)

ハンバーグなどの肉料理によく使用されるナツメグは、過剰摂取することで急性中毒を起こすことが指摘されています。症状は幻覚や呼吸困難、動悸などです。

 

サフラン(パエリアやカレーなどに使用される)

パエリアやカレーなどに使用されるサフランは、食事に使う程度の量であれば問題ありません。サフランは漢方では蕃紅花(ばんこうか)として冷え症や生理不順に使われます。しかし大量に摂取すると、子宮収縮作用があるため、妊娠中の摂取は避けた方がいいでしょう。

 

ウコン(ターメリックとも呼ばれ、カレーや栄養ドリンクに使用される)

ウコンはターメリックと呼ばれ、カレーに欠かせないスパイスです。また、栄養ドリンクにも使用されています。ウコンを過剰摂取、あるいは長期間摂取すると、胃腸などの消化管や肝臓へ影響があると言われています。

 

コショウやショウガ

コショウの成分であるピペリン、ショウガの成分であるジンゲロールなどは、カプサイシンと同じく胃や腸へ影響があります。摂りすぎないようにしましょう。

 

 

《まとめ》

 

妊娠中の食事は必要な栄養を取り込むだけでなく、楽しむ時間でもありますね。辛いものやハーブを取り入れて、味わいに変化をつけるのもいいでしょう。ママの体調を考慮しつつ、食べすぎない範囲で辛いものを楽しみましょう。

 

※写真提供:PIXTA

 

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1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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