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2021.10.18

臨月の出血はすぐ受診するべき?【産科医監修】おしるしとの違いは?

臨月になると、いよいよ身体も出産に向けての準備を始めていきます。出血があると驚いてすぐに病院を受診したくなるかもしれませんが、様子を見ていいものとそうでないものがあるのはご存じでしょうか。ここでは臨月の出血の原因について、理解を深めていきます。おしるしがきた時の対処法についても、産科医が解説していきます。

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出産が近づくと起こる出血「おしるし」とは

おしるしとは

 

出産が近くなると、子宮口が少しずつ開き始めて、身体がお産の準備を始めます。すると卵膜が子宮壁からはがれ、その時に出血が生じます。これがいわゆる「おしるし」というものです。

 

おしるしには個人差があり、ショーツに少しつくくらいの少量の場合もありますが、生理2日目くらいの量の出血のこともあります。色は茶色や赤っぽい茶色、赤色、ピンク色と様々で、おりものに混ざって出ることもあります。おしるしがあると、1週間以内にお産が始まることがほとんどなので、「そろそろお産が近いかもしれない」と心の準備を始めてください。

ただし、全くおしるしがないまま陣痛が始まったという方もいます。おしるしがあれば、「もうすぐ赤ちゃんに会える」とゆったりと構えておきましょう。

 

 

臨月に出血が起きる原因

臨月とはいわゆる産み月のことで、36週0日~39週6日までのことを指します。正期産は37週0日~41週6日のことを指しますので、似たような表現ですが、正確には正期産までに1週間の誤差があります。

臨月に出血が起きる原因は、いくつかありますのでご紹介します。

 

臨月の出血の原因1. 切迫早産

臨月に入る36週0日~36週6日までは、早産にあたります。基本的には、順調に成長していれば赤ちゃんの体重は問題ないことが多いです。もし産まれてしまっても、ほとんどの赤ちゃんは問題はありませんが、それでも早産という括りになってしまいます。この臨月の時期に出血があってお腹が張っているようなら、切迫早産の危険性があります。

臨月はお腹が張りやすくはなりますが、もし早産に該当するこの時期に、張りを伴う出血がある場合は、かかりつけの産科医を受診しましょう。特に妊娠中、切迫早産という診断を受けた方や切迫早産の既往がある方は、注意が必要です。

 

臨月の出血の原因2. おしるし

正期産なってからの出血は、おしるしの可能性が高いです。子宮口が開き始めると、卵膜と子宮壁の間にずれが生じ、出血が起きることがあります。これはお産が近い証拠なので、特に問題はありません。

 

臨月の出血の原因3. 内診後の出血

臨月になると、子宮口がどれくらい開いているか確認するために、妊婦健診の時に内診します。その時に器具や内診の刺激で、膣や子宮口から出血を起こすこともあります。身体がこわばっていると、接触や摩擦で出血しやすくなります。内診の時には緊張するかもしれませんが、深呼吸をして身体の力を抜くように心がけましょう。

 

臨月の出血の原因4. 前置胎盤

妊娠中に、前置胎盤と診断された方は注意が必要です。前置胎盤は子宮口に胎盤がかかっている病気で、その胎盤の位置によっては帝王切開の可能性があります。前置胎盤の出血は警告出血といって、緊急帝王切開となる場合がありますので注意が必要です。子宮収縮などの痛みがない場合もあります。

 

そのままにしておくと大量出血の可能性があり、母子ともに危険な状態となります。妊娠中に前置胎盤と診断されて、出血があった場合は直ちにかかりつけの産科医を受診しましょう。

 

臨月の出血の原因5. 常位胎盤早期剝離

常位胎盤早期剥離は、胎盤が先にはがれてしまう病気です。

通常は赤ちゃんを出産後に胎盤がはがれますが、この病気では先に胎盤がはがれてしまうため、必要な酸素や栄養が赤ちゃんにいかず危険な状態になります。また大量出血を起こすことが多いため、ママも大変危険な状態となります。

突然の下腹部痛と、お腹がカチカチに硬くなる板状硬という状態が特徴です。何かおかしいと思ったら、すぐにかかりつけの産科医を受診しましょう。必要であれば、救急車を呼ぶこともいとわない大変緊急を要する病気です。

 

 

臨月におしるしがあったときの対処法

おしるしは、出産が近い合図です。あくまでも出産が近いというだけで、すぐに陣痛につながるということではありません。もしおしるしがあったら、おおよそ1週間以内には出産になるという目安がありますので、ゆったりのんびりとその時期を待ちましょう。

おしるしは1回のこともあれば、一旦止まり、再度出ることもあります。出血が続く場合は、清潔なナプキンをあて、こまめに変えて清潔を保つようにしましょう。

 

また入院時に必要になる持ち物の最終確認、破水や陣痛が来た時の連絡方法、受診方法、交通手段、上の子がいる場合はどうするか家族で話し合い、再度確認をしておきましょう。また出来るだけ外出はしないようにし、遠出は避けましょう。もし外出する場合は、すぐに病院に行ける距離にしてください。

 

 

すぐに病院を受診すべき?臨月に出血が続いた際の目安

臨月の出血

 

臨月の出血は問題ないことが多いですが、注意が必要な場合もあります。受診すべき出血の目安をご紹介します。

 

サラサラした大量の出血や血塊

サラサラした出血や血塊は、お産に伴う出血ではない可能性があります。(おしるしは基本ドロッとしていることが多いです)少量で持続的でない場合は、様子をみてかまいません。しかし持続的にサラサラとずっと出続けるような場合や、大きな血塊が出た場合は、すくに受診をしましょう。

 

強烈な下腹部痛をともなう出血

子宮収縮を伴う出血の場合は、お産が進行している可能性がありますが、陣痛には波があり、痛みを感じるときとそうでないときが必ずあります。ですが強烈な下腹部痛がずっと続くときは、緊急を要するかもしれません。すぐに受診するようにしましょう。

 

出血を伴う破水

臨月になると、前期破水といって陣痛が来る前に破水をすることがあります。破水をすると、感染予防のために抗菌剤の点滴をする必要があるため、すぐに受診が必要です。このときに子宮口が開き始めていると、出血を伴うことがあります。

 

予定帝王切開の場合

逆子や前回帝王切開の既往のある場合は、今回も予定帝王切開となる場合が多いです。手術前に出血があると、子宮口が開き始めているサインとなりますので、その旨を病院に伝えすぐに受診しましょう。そのままにしておくと陣痛が始まり、子宮破裂の危険性があります。

 

 

おしるしから入院・出産までの流れ

おしるしがきてから、1週間以内に陣痛がくることが多いようです。その日のうちに陣痛がくることもあります。出産は人それぞれと言えますが、いくつかのパターンがあります。

 

前駆陣痛から始まる場合

最初は前駆陣痛といって、子宮収縮の間隔がバラバラで痛みもないことが多いですが、次第に本陣痛につながっていきます。初産婦であれば、10分間隔の規則的な痛みのある子宮収縮、経産婦であれば15分間隔になったら、かかりつけの産科医に連絡し、指示を仰ぎましょう。

そのまま出産になることもあれば、子宮口が開いていなかったり、陣痛が弱まったりすると一旦帰宅になることもあります。

 

破水から始まる場合

もう一つのパターンとして、破水からはじまることもあります。本来ならば子宮口が全開大になると破水をすることが多いですが、前期破水といってそれ以前に破水することもあります。破水がきっかけとなり、本陣痛が発来する場合も多くみられます。破水をすると感染予防のために抗菌剤を投与しなければいけませんので、すぐに受診してください。

 

本陣痛から出産へ

本陣痛につながると、いよいよ出産です。子宮口が全開大になるまでは数時間ありますので、しっかり呼吸したり、身体を動かしたりして陣痛を促していきましょう。分娩台に上がればもう少しで赤ちゃんに会えます。助産師がしっかりサポートしてくれるので、安心してくださいね。

 

 

《まとめ》

 

臨月になると起こる出血は、おしるしの場合がほとんどです。おしるしの場合は、こまめにナプキンをあて清潔にして「もうすぐ赤ちゃんに会える」とゆったり構えておきましょう。しかしサラサラした出血や血塊、強烈な下腹部痛を伴うもの、出血を伴う破水の場合は、緊急を要する場合がありますので、すぐにかかりつけの産科医を受診するようにしてください。

 

※写真提供:PIXTA

 

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監修者

山田 勢 先生

医療法人尚生会 やまだ産婦人科

産婦人科医師

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