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2021.09.13

赤ちゃんの爪の切り方とコツ【動画】おすすめの爪切りも紹介

赤ちゃんがいつの間にか爪で顔をひっかいてしまい、傷がついてしまったということはありませんか?爪を切ろうとしても赤ちゃんが動いたり、爪が小さいためうまく切れないということもあるでしょう。そこで今回は、赤ちゃんの爪の切り方を動画付きで解説します。おすすめの爪切りも、種類別に紹介しますね。

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赤ちゃんの爪切りはいつから?タイミングと頻度

 

赤ちゃんの爪の形成は、ママのお腹にいる時から始まっています。妊娠16週頃から爪が生え始め、生まれた時には爪が指先より伸びている赤ちゃんもいます。

生れたばかりの赤ちゃんは、自分の手が身体の一部だと認識することができません。そのため手を無意識に顔に当ててしまい、ひっかいてしまうことがよくあります。

 

成長していくにつれて、自分の手でものをつかむようになり、色々なものに触れることで爪の中に汚れがたまることもあります。また赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、爪が伸びるスピードは大人の2倍と言われています。爪が伸びていると思ったらすぐに切ってあげるといいでしょう。

 

赤ちゃんの爪切りタイミング

赤ちゃんの爪切りをするタイミングとしてベストなのは、赤ちゃんが眠っているときです。部屋も明るく、赤ちゃんの爪が見やすいお昼寝のタイミングがいいでしょう。

ただしお昼寝中であっても、眠った直後は避けた方がいいでしょう。まだ眠りが浅いときは手に触れると起きてしまう可能性があります。お昼寝後少し時間をおき、様子をみて指に触れても何も反応しないなど、熟睡しているときがいいでしょう。

 

お昼寝のタイミング以外であれば、授乳中がおすすめです。授乳に集中しているため、暴れたり嫌がったりすることが少ないです。ただし体勢的に難しい場合があります。一度に全部切ってしまおうとせず、数回にわけて行うなど、無理はしないようにしてください。パパなどに協力してもらって切るのもいいですね。

またお風呂あがりは非常に爪が柔らかくなっており、深爪の原因になるので注意が必要です。

 

赤ちゃんの爪切りの頻度

個人差もありますが、爪の白い部分が指先を超えていれば爪を切りましょう。おおよそ3~4日に1回程度です。それ以上放置すると、爪で皮膚を傷つけてしまったり、爪が割れてしまう可能性があります。爪の中にごみも溜まりやすいですね。

 

 

赤ちゃんの爪切りの種類&おすすめのタイプ

赤ちゃんの爪や皮膚は想像以上に柔らかく薄いため、大人の爪切りでは皮膚を傷つけてしまい危険です。ここでは赤ちゃんの爪切りの種類や、おすすめのタイプについてご紹介します。

 

爪切りの種類1. ハサミ型爪切り

赤ちゃんの爪はとても小さく、薄くて柔らかいです。その赤ちゃんの爪の特徴に合わせて作られたのが、ハサミ型爪切り。赤ちゃんの爪切りと言えば、このハサミ型を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

ハサミといってもその先は丸く作られており、赤ちゃんの皮膚を傷つける心配は少ないです。また切っているときに爪が見やすく、深爪もしづらいので、初めて爪切りを行うママにはおすすめの爪切りです。

 

爪切りの種類2. やすり

爪切りで赤ちゃんの肌を傷つけてしまうと心配な方には、やすりがおすすめです。やすりは爪を切るタイプではなく、削るタイプです。少し時間はかかりますが、深爪をすることはありません。

新生児から赤ちゃんの成長に合わせて使える電動やすりや、親指で簡単にできる手動のやすりもあります。手動のやすりは、授乳中や抱っこをしながらでも赤ちゃんの爪を簡単にお手入れできるので、人気があります。赤ちゃんの月齢に合ったものを使用するようにしましょう。

 

爪切りの種類3. クリップ型爪切り

クリップ型の爪切りは、大人の爪切りと構造が同じですので、比較的使いやすいのが特徴です。ハサミ型に比べて爪に力がかかりやすく、ある程度爪がしっかりして厚みがでてきた生後6ヶ月9ヶ月頃の使用に適しています。

これも深爪しないように注意する必要があります。種類によっては、刃先や指先が見えるルーペがついていたり、やすりがついているものもあります。

 

爪切りの種類4. テコ型爪切り

テコ型の爪切りは、2枚の刃で爪をしっかりとらえて切ることができます。爪がある程度しっかりしてきた、生後9ヶ月以降の使用がいいでしょう。赤ちゃんの爪に適した大きさで、深爪を防止する小さく平らな刃先があるものもあります。切った爪が飛び散らないように、刃先に工夫されているものもあります。

 

 

【動画で解説】赤ちゃんの爪の切り方・コツ

赤ちゃんの爪は小さくて、皮膚を傷つけてしまいそう。と身構える方も多いでしょう。そこで赤ちゃんの爪の切り方とコツを、動画を交えて解説していきます。

 

用意するものは、爪切りとやすりです。やすりは、切った後のとがった爪を整える役割もしてくれます。

赤ちゃんの爪切りのコツ

赤ちゃんの爪は小さく、そして薄く柔らかいので、切り方にはコツが必要になります。コツさえつかむことができれば簡単に行うことができます。

 

赤ちゃんが寝ている間に切る

赤ちゃんがお昼寝中など、寝ているときに切ると暴れる心配がありません。ぐっすりと熟睡しているときに切りましょう。指にふれても反応がなければ、爪切りのチャンスです。

 

しっかりと手を固定する

爪を切っているとき、赤ちゃんは不意に手を動かしてしまうことがあります。爪切りの時に手が動くと、深爪をしたり、皮膚を傷つけてしまう危険性があります。

お座りができないときは、膝に頭を置いて覗き込むようにしてしっかりと手をもち、指の第一関節を固定するようにしましょう。お座りができるようになれば、後から抱きかかえるようにして手をもって固定しましょう。

 

優しく声かけを行いながら切る

大切なことは、無理やり爪切りをしないこと。寝ているときに爪切りを行うことが理想ですが、赤ちゃんが起きているときに爪切りを行うこともあるでしょう。無理やりにすると余計に赤ちゃんが怖がりますので、優しく声をかけながら行うようにしてください。

 

赤ちゃんの気をそらす

おもちゃや音楽などで、赤ちゃんの気をそらすこともいいでしょう。

 

 

赤ちゃんの爪切りの注意点

赤ちゃんの爪を切るときには、気をつけなければならないことがあります。その注意点をご紹介します。

 

深爪をしないように1ミリ程度残す

爪の白い部分を1ミリ程度残しておくと、深爪や巻き爪防止になります。赤ちゃんと対面だとどれくらい切ればいいのかわかりにくいので、後ろから覗き込むようにして確認しながら切りましょう。

 

短時間で爪切りを終わらせる

赤ちゃんは手を固定していても、不意にばたつかせて身体を動かしたりします。また寝ていても眠りが浅い場合は、すぐに起きることがあります。コツをつかんだらできるだけ、短時間で集中して爪切りを終わらせるようにしましょう。

 

数回に分けて爪切りを行う

伸びてしまった爪を一度に切ろうとして、赤ちゃんを無理に押さえつけたり、固定したりすると、赤ちゃんが嫌がって泣いたり、怖がったりする場合があります。また焦って切ろうとすると、深爪や皮膚を傷つけるかもしれません。一度に切らずに、数回に分けて切るようにしましょう。

 

赤ちゃんの爪のトラブルを防ぐ

爪を切らずにそのままにしておくと、赤ちゃんに爪のトラブルが起きてしまう可能性があります。赤ちゃんに起こりやすい爪のトラブルとしては、「変形」「巻き爪」があげられます。

 

変形

赤ちゃんの爪は薄いため、匙状爪甲(スプーンネイル)といって、爪が外に沿ってしまい変形することがあります。スプーンのように曲がることから、スプーン爪ともいわれます。痛みはなく、大きくなるにつれて爪が厚くなると自然と治っていきます。 

赤ちゃんの爪は正しくこまめに切り、このようなトラブルにならないように気を付けましょう。

 

巻き爪

巻き爪は指の形に添っておこる爪のトラブルで、爪が柔らかい赤ちゃんがなりやすいものの一つです。巻き爪を放置すると、爪が皮膚に食い込みさらに炎症を起こしてしまいます。爪を切るときは、爪の両端はあまり丸みをつけないようにしましょう。

 

 

《まとめ》

 

赤ちゃんは新陳代謝が盛んなため、爪の伸びがとても速いです。爪をそのままにしておくと、傷やトラブルの原因になったり、爪の中に汚れがたまって不衛生になることも。3~4日に1回程度、爪切りを行ってきれいに整えてあげるといいですね。

 

※写真提供:PIXTA

           

監修者

山手 実佳 先生

助産師

国立福山病院附属看護学校卒業後、看護師として勤務。
第二子出産後、岡山大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻に進学し、助産師免許取得。
大学の非常勤講師、産婦人科病院、不妊治療専門クリニックなどで勤務。
現在は助産院勤務しながら、自身の出張・オンライン専門のすまいる助産院を開業中。産前産後の身体と心をサポートしてます。

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