妊娠18週の赤ちゃん-体重は200g近くに成長
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妊娠18週には、児頭大横径(BPD)と呼ばれる赤ちゃんの頭の横の長さは4cmほど。この児頭大横径の大きさから、お腹のなかで胎児が順調に発育しているのか判断します。
赤ちゃんの身長は約20cm、体重は約200gに成長していますよ。
妊娠17週~18週には、超音波検査で赤ちゃんの性別がわかるようになります。検査時に赤ちゃんが背中を向けていると性別はわかりにくいですが、お腹を向けていると判別しやすいです。性別によって、ベビー用品などの準備も始められますね。
妊娠18週のママの体-お腹の大きさがさらに目立つ
皮下脂肪がつき、乳房もさらに大きくなり、お腹の大きさが目立つ、全体的に妊婦さんらしい体形になります。妊娠18週には子宮は子どもの頭くらいの大きさになり、おへその下に指2、3本を当てたあたりに、子宮の底があります。
妊娠18週ころになると、ぐんぐんと成長する子宮によって肺や胃が圧迫され、動悸や胸やけ、息切れといったマイナートラブルが出てくるようになります。
妊娠18週ごろのマイナートラブル
妊娠18週、妊娠初期とは違うマイナートラブルがあらわれ、困るママも多いでしょう。
動悸
妊娠中のママは心臓をよく動かし、赤ちゃんの分まで酸素を多く送り出しています。そのため動悸を感じやすいのです。鉄分の不足から動悸がおこることもありますよ。
対応策は、休息をとる時は横向きで寝ることと鉄分を多く摂ることです。動悸を感じやすい時には試してみてください。
胸やけ
大きくなった子宮が胃を圧迫し、胃酸が逆流しやすくなるため胸やけを感じやすくなります。脂っぽいものや辛いもの、固い食べ物は胃酸を多く分泌させるので控えましょう。また規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めない生活をしましょう。
息切れ
大きくなった子宮が横隔膜を上げ、肺に負担をかけることで息切れが生じます。急に運動を始めると呼吸器系への負担が増してしまうので、簡単な体操やストレッチから始め、徐々に大きく体を動かすようにしましょう。
また無酸素運動にならないよう、呼吸を意識し、運動の合間に深呼吸を心がけてください。
妊娠18週の胎動-経産婦のほとんどは感じるように
妊娠18週には、経産婦のほとんどが胎動を感じるようになります。初産婦の多くは妊娠20週頃からですが、早いママはすでにこの時期に胎動に気づくこともあります。
「胎動ってどんなもの?」と疑問に思うことでしょう。胎動とは「お腹のなかでピチピチと跳ねている感じ」「子魚が動いている感じ」「腸が動く感じ」「トントンと動いている感じ」などと言われますが、感じ方には個人差があります。
妊娠18週にやっておくこと-服装や持ち物を見直そう

皮下脂肪がつきやすくなり妊婦さんらしい体形になったら、普段身に着けているものを見直しましょう。
マタニティウェアの準備を
妊娠中期にもなると、お腹の大きさはさらに目立つように。体形が変化することで、妊娠前の洋服を着るのは難しくなります。妊婦服(マタニティウェア)を用意しましょう。妊娠中は体重が増えていくので、サイズ調整できるものがおすすめ。
また妊娠中の冷えは大敵。冬場は特にお腹を冷やさないように注意し、足元まで暖かいレギンスを着用しましょう。
マタニティブラなど下着の買い替えを
妊娠18週になるとバストは1~2カップ大きくなるママも。下着でバストを締め付けると乳腺の発達に影響してしまうので、マタニティブラなど締め付けの少ないものに替えましょう。
これからバストはさらに大きくなるので、サイズ調整できるものをおすすめします。
またおりものが増えるので、ショーツは吸湿性と通気性が良いもので、腹部までおおうタイプを選ぶとよいでしょう。
妊婦さんの靴はぺたんこより少しヒールありを
妊娠18週では、お腹が大きくなることで体の重心が後ろへ移動し、姿勢の変化や転倒・腰痛を引き起こすことも。またホルモンの影響や血管の圧迫で足がむくみやすく、今まで履いていた靴が入らなくなることもあるでしょう。
妊娠中期には靴も見直しましょう。
妊娠中の腰痛をできるだけ防ぐためには、かかとが広く、少し前傾姿勢になるような2~3cmのヒールがある靴がよいでしょう。また靴底に滑り止めがあり、足の甲までおおうものが良いですね。
さらには吸湿性、通気性がよく、素材が柔らかく弾力性があり、妊娠前より少し大きめを選ぶのがポイントです。
《まとめ》
妊娠18週ごろは、日に日にお腹の大きさに実感する時期。妊婦さんらしい体つきになり、ママになる実感が湧いてくることでしょう。すでに胎動を感じているママもいると思います。新しく買う物には気分の上がるものを選んで、日々の妊娠生活を楽しめるといいですね。
妊娠18週(妊娠5ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”
ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。
Q. 安産祈願の腹帯とは?つけなければだめですか?
Q. 妊娠中にひじきの食べ過ぎはダメ?どれぐらい食べても良いのでしょうか?
1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。
2010年一般社団法人格を取得。
2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。
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