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安産祈願の腹帯とは？つけなければだめですか？

腹帯は必要でしょうか？5ヶ月になり戌の日の安産祈願も終えました。母親から腹帯をつけるようにと言われますが、まだそんなにお腹は膨らんでいませんし、暑いのでつけたくありません。

腹帯は、暑いし、つけたくないのに、お母さまに勧められて、困っているのですね。

 

これはあくまで日本の風習で、どうしてもつけなければいけないというものではないです。安産祈願の意味合いが一番大きいです。夏の暑い時期に、不快なのを我慢してつけるものではありません。ただ、お腹の保護にもなりますし、夏でも日本だと冷房が効きすぎている時には冷え防止にもなりますし、お腹が大きくなった時には、あった方が動きやすいという人もいます。

 

腹帯もいろんなタイプのものがあって、祈願の時に巻くさらしタイプは、毎日巻くのは大変です。なので、祈願の時にはそれを使って、あとは腹巻きタイプやガードルタイプなどを使ってみるのもいいと思います。もちろん、さらしが好きな方もあるので、それでも良いです。

 

腹帯とは別に、骨盤ベルトというのもあり、これは役割が全然違います。腹帯はお腹のところにやりますが、骨盤ベルトは骨盤を締めるので、使い道も違います。腹帯は、保護のため、冷やさないため、それと安産祈願のためですが、骨盤ベルトは、骨盤のゆるみを支えるため、腰痛予防などにお勧めします。

回答者

金森 あかね 先生

医療法人茜草会 あかね医院

産婦人科医師

1990年兵庫医科大学卒業
1993年名古屋大学医学部産婦人科教室所属
1998年近郊の産婦人科医院勤務、第二日赤病院NICU研修
国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)取得
ロサンゼルスのラクテーション・インスティテュートにてSuck Intensive受講

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