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2024.06.14

【大調査】妻の妊娠中に夫が考えていることは?夫婦円満のコツは?

妊娠・出産は、女性にとって一大イベント。これから始まる身体の変化、出産への不安、子育てへの心構えなど、心配なことはたくさんあるでしょう。しかしパパとなる夫は、赤ちゃんの存在をまだ実感できず、妊娠中の妻とは温度差を感じることもあるかもしれません。ここでは、妻の妊娠中に夫が考えている「本音」を調査してみました。妊娠中から育児が始まる大切な時期に、夫婦円満で過ごすコツも紹介していきます。

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妻の妊娠中に夫が考えていることとは?

妻が妊娠中の夫

 

女性は「妊娠中の想いを夫に理解してもらえない」そんな風に思うこともあるかもしれません。しかし、夫には夫の考えがあるはずです。まずはお互いの気持ちを知るところから始めましょう。

妻の妊娠中に夫は何を考えているのか、実際パパとなった男性の本音を交えて紹介します。

 

子どもを授かって幸せ

なにより子どもを授かった幸せは一番。一緒に妊婦健診に行く、エコー写真を見る、胎動を感じることで、さらに赤ちゃんの成長を感じることができますね。

 

最初は妊娠とはどんなものか全くわからなかったが、一緒に勉強するにつれて、お腹の中がどんな感じか知れてよかった!
いよいよ父親になる!妻と我が子で過ごせる日を想像して、とても楽しみでハッピーだった。

 

妻の体調が心配

妻の体調が何より心配だという声も、とても多く聞かれました。

 

出産は命がけ!妻は小柄でそれほど身体が丈夫ではないので、とにかく無事に妊娠・出産を乗り越えられるか心配でたまらなかった。
つわり時期は何も食べられずに毎日寝たきり。それが過ぎても腰痛や肌荒れと、どんどん妊娠中に体調が変化するところを側で見ているしかなくて、本当に辛そうだった。
妊娠中期にお腹が膨らんでくると、このお腹に我が子がいることを実感し始めると同時に、赤ちゃんと妻の身体への心配がどんどん高まった。妊婦健診にもできるだけ付き添って、妻の経過と赤ちゃんの成長をチェックしていた

 

金銭面が不安

育児とお金は切っても切り離せないもの。妻が出産すると、しばらくは夫が家計を支えていくことへの重圧や不安が強くなることでしょう。

 

子どもが生まれるのはもちろん嬉しい。けど正直言って子育てにかかるお金がとても不安。これまで計画的に貯金をしてこなかったので、どれだけの出産費用がかかるのだろうと心配になった。
夫婦ふたりで過ごした期間にはなかったプレッシャーが生まれた。これから自分が、子どもと妻を養っていかないといけないという重圧。
趣味や遊びに、好きなようにお金を使ってきた。父親としてしっかり家族を豊かにできるか、心配でたまらなくなった

 

妻への接し方が難しい

つわりでつらそうな妻の様子を見て、どのように対応していいのか迷う人も多いようです。妊娠中は気分の上がり下がりもあり、その変動についていけず、どのように声かけするのがいいのかわからないという声も少なくありません。

 

とにかくつわりがつらそうで、代わってあげたいけど何もしてあげられない。どうやって接すればいいのかわからない時期があった。食べ物や飲み物をすすめても、「それじゃない!」と返されることもしばしば。
いつも通りに接していても、突然怒られることもあり、いつ機嫌が悪くなるのかわからずびくびく怯えてた。毎日ご機嫌をうかがいながら、できる家事をそっと済ませるようにした。
妻のメンタルはまさにジェットコースターのような変動だった。戸惑いを隠せない

 

孤独感でつらい

マタニティブルーならぬ、パタニティブルーに陥る人も。これは子どもが生まれることで、父親が責任感や不安によって、精神不安定になることです。妻が妊娠することで、自分が置いて行かれるような気持ちになり、不安になってしまうケースもあるようです。

 

3人目を妊娠中、妻のつわりがひどかったので、家事育児を全部ひとりでやることに。とても大変で睡眠時間もなく、かつ仕事も忙しい時期だったのでつらかった。
妻は体調が悪い時期が続き、まともに会話もできなかった。休日も何もできず、ただ孤独感が常にあった。

 

 

夫の本音「妻にもっとこうしてほしい!」

妊娠中の妻への要望

ありがとうと言われたい

慣れない家事や育児を頑張った時、「ありがとう」と感謝の言葉がほしいものですね。

 

家事は全般やるようになった。一言でいいので、ありがとうが欲しい。自分もやってもらって当たり前という態度ではなく、妻に日常で感謝を伝えようと思った。

 

妻自身の心配もしてほしい

夫や子供たちのことばかりを常に心配して、自分のことは後回しにする妻の様子を見ると、つらくなることもあるようです。

 

身体がしんどいくせに、それをほとんど言わずに平気だと言う。上の子の送り迎えをやろうか?と聞いても大丈夫と言ってやめない。無理して動いて切迫早産にでもなってしまったら…思うと、もっと自分とお腹の子どものことを大切に過ごしてほしい。

 

夫を頼ってほしい

すべてひとりで解決しようとせずに、夫を頼ってほしいという気持ちもあるようです。

 

頑張り屋の妻。すべて自分で抱え込む癖があるので、自分自身を大切にしてもっと人に頼ってほしい。

 

 

夫が知るべき!妊婦の身体の変化

妊娠中の妻の身体がどのように変化していくのか、夫もしっかり知ることが大切です。

 

つわり

妊娠中の一番つらい体調の変化といえば、つわりでしょう。

つわりは妊娠5週6週目頃に始まり、8週9週目でピークとなった後、胎盤が完成する16週頃には落ち着くことが多いといわれています。症状は人により様々で、吐きづわりもあれば、食べづわりもあります。

 

【つわり症状の例】

・匂いや食べ物で吐いてしまう

・食べてないと吐き気がする

・食べ物の好みが変わる

・ちょっとした匂いで気分が悪くなる

・イライラがおさまらない

 

めまいや立ちくらみ

妊娠中はホルモンの影響で、貧血や低血圧、自律神経の乱れや血糖値の変化などが起こります。それによってめまいや立ちくらみが起こりやすくなり、急に倒れてしまうこともあります。そのような症状が起こったら、無理せずに横になり安静にしましょう。夫ができる家事などは、すすんで代わってあげることが一番です。

 

強い眠気

妊娠中はプロゲステロンというホルモンの影響で、寝ても寝ても眠くなることがあります。また、つわりの影響で夜眠れないことも考えられます。妻がつらそうなときは、身体を休められるように配慮が必要です。

特に車の運転で急な眠気におそわれると危険ですので、妻が運転するときは特に気を付けるようにしましょう。

 

 

妊娠中の妻に対して夫が協力すべきこと

妊娠中に妻に対して、協力すべきことを紹介しましょう。

 

家事・育児サポート

できる限り、家事や育児のサポートをするのがよいでしょう。洗濯・掃除・食事など、負担がかかりやすいものは引き受けましょう。仕事帰りや休日にまとめて買い物したり、総菜や宅配などを活用したりすると手間が省けます。仕事後に早く帰るだけで妻は安心しますので、可能ならば家にいてあげてください。

 

マッサージ

妊娠による影響で、肩こりや腰痛がひどくなることがあります。ホットパックやマッサージなどをして、リラックスすることもおすすめです。愛情が伝わり、夫婦の絆も深まることが期待できます。

ただし、強い力はお腹が張る原因になりますので、力加減には注意しましょう。切迫流産や早産の場合は、やめておいた方がよいです。

 

一緒に気分転換する

体調がよい日は一緒に散歩やショッピング、あるいは自宅で映画を観るなど、体調に負担がかからない程度に気分転換しましょう。人ごみが多いところ、スポーツ観戦などは避けておいた方がよいでしょう。

 

 

妊娠中の妻に対してNGな夫の行動

ここでは、妊娠中の妻に対してNGな夫の行動を紹介していきます。

 

妻の前で喫煙

喫煙は流早産や常位胎盤早期剥離、赤ちゃんの低体重の原因になります。妊婦さんが喫煙していなくても、副流煙でそのリスクは上がります。夫自身の体にとってもいいことは一つもないので、禁煙するようにしましょう。

 

妻の体調不良をねぎらわない

妊娠中の妻の体調不良をねぎらわず、「おおげさ」「甘え」「気持ちの問題」などと、軽視するような発言は絶対にしないようにしましょう。

「〇〇の奥さんも妊娠中だけど、大丈夫そうだよ」など他人と比較することは、妻を傷つけます。つわりには個人差があることを理解し、体調が悪いときはサポートしましょう。

 

家事を急かす

疲れて帰ったからといって、「ご飯まだ?」「お風呂はわいてないの?」など、家事をせかすような発言は絶対にしてはいけません。妊娠中のつらさを忘れて、つい普段通りを要求してしまう人も少なくありません。

お腹が大きくなってくると、身体は思うように動かせないものです。家事をせかすのではなく、できるだけ自分でやりましょう。

 

体型に関する発言

妊娠することで、どうしても外見の変化が生まれます。つわりが終わったかと思ったら、急にご飯が美味しく感じ、食欲が増すことで体重も増えていきます。個人差はありますが、10kg程度は増加するので、「太った?」などと外見に対する言葉かけはしないようにしましょう。

 

仕事に関する発言

妻が仕事を休まないといけなくなってしまった時、「休めていいね」などの発言は絶対にやめましょう。また、「自分の方が頑張っている」など、仕事を比較するようなこともやめましょう。

 

臨月に入ってからの飲酒。何があるか分からない時期に、ビールすら我慢できないのかとガッカリ!理由を説明しても理解してもらえなかったのが悲しい。
妊娠生活において、過剰な「こうした方がいいよ」という助言。中途半端な情報で私の行動に口出ししないでもらいたい。実際やるのは私なのに…と思う。全然ありがたくない。
飲み会に行ってしまうこと。しかもその間、電話してもLINEしても全部無視されたときは、本当に怒りがおさまらなかった
陣痛中に辛すぎてドンドンと床を叩いたら、「ご近所迷惑になるよ、静かに…」と言われたこと。「他に言うことあるだろ」と思った。一生忘れない!
何においても他人事な姿勢はダメ。こちらも初めてで、わからないなりに勉強しているのに!何でも調べずに丸投げしてくるところがイラッとする。「わからないから任せる」はNGワード。
「それくらいできるでしょ」みたいに言われるのが嫌。いつも通りに体が動くと思わないで欲しい。妊娠中に義実家に泊まるのも気づかれするし辛い。

 

 

夫婦のコミュニケーションのコツ

ここからは、夫婦のコミュニケーションのコツを紹介していきます。

 

感謝の言葉を伝えあう

簡単なようで意外とできていない「ありがとう」の言葉。「お互いやってくれて当たり前」ではなく、「今日も美味しいご飯つくってくれてありがとう」「仕事が忙しいのに早く帰ってきてくれてありがとう」など、感謝の言葉を伝えあうことが大切です。

お互いが相手を必要としていることを認識できれば、きっと良好な夫婦関係は続くでしょう。

 

お互いの状況を配慮する

夫婦それぞれが自分中心だと、不満が溜まってしまいます。「私だけがつわりでつらい」「自分だけが仕事で忙しい」など、自分だけがと考えていると絶対にうまくいきません。相手の状況を配慮する、思いやりをもつことが非常に大切になります。

 

 

夫と協力できた!先輩ママの体験談

夫婦の協力

 

妊娠中は夫婦の考え方に差が生まれ、ぎくしゃくしてしまうこともあります。しかし、協力しあえばきっとうまくいくはずです。

 

コミュニケーションを大切に

赤ちゃんのことで頭も身体もいっぱいになりがちですが、夫とのコミュニケーションも大切にしましょう。

 

夫は仕事で忙しい人なので、積極的な家事育児よりも、思いやりの気持ちや言葉が嬉しい。「休んでいいよ」って言ってもらえると無理しなくていいかという気持ちになる。
体調が悪くて動けないときに、「大事な赤ちゃんをお腹で育ててくれているんだから、十分すぎるよ」と励ましてくれる!

 

スキンシップをとる

つわりがない日、体調や心が安定している日に、ハグや手をつなぐ、キスをするなど、好きな気持ちを伝えあうことも大切です。

 

父親の自覚を持たせる

一緒に妊婦健診に行く、赤ちゃんの名前を考えることは、夫に父親になる自覚を持たせることに繋がりますね。

 

夜寝る前、一緒に赤ちゃんの名前を考えて案を出し合った。楽しみが共有できていい時間になる。
健診でもらえるエコー写真を見て感動してくれること!今はまだ見ぬお腹の子に対して、ちゃんと自分と同じくらい関心を持ってくれるのが一番嬉しい!

 

《まとめ》

 

妻の妊娠中に夫が考えていることには、意外なのもあります。お互い感謝の気持ちを忘れずに、それを伝えあうことで、良好な夫婦関係が続きます。子どもが生まれてからも、思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。

 

※写真提供:PIXTA

 

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1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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