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2024.04.02
マタニティハイの実態!やりがちな言動の数々!後悔&失敗エピソード
「マタニティハイ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。待ち望んだ妊娠によって心が舞い上がってしまう、マタニティハイについて学んでいきましょう。マタニティハイでやりがちな言動の数々を、先輩ママの体験談を交えて紹介していきます。
目次
- 「マタニティハイ」とは
- ・マタニティハイの意味
- ・マタニティハイのイメージ
- ・具体的にはどんなことをしてしまう?
- ・無意識に迷惑をかけている場合も
- マタニティハイになる原因
- マタニティハイのときにやりがちな言動
- ・エコー写真やエコーのDVDを周りの人に見せまくる
- ・妊娠に関する話ばかりをする
- ・赤ちゃんの名前についての話をする
- ・妊娠を他の人にすすめる
- 《先輩ママ》マタニティハイに関するエピソード
- ・『パパとけんかばかり』
- ・『友人と距離ができた』
- ・『さまざまな言動でマタニティハイを自覚』
- ・マタニティハイにはならなかったママも
- 友人・知人がマタニティハイで困った!
- マタニティハイになったときの対処法
- ・温度差を自覚する
- ・周囲に聞く・相談する
- ・パパや家族に気持ちを共有
- ・お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ
- ・買い物を楽しむ
「マタニティハイ」とは
赤ちゃんを心待ちにしていた人にとって、妊娠したことの喜びは本当に計り知れません。マタニティハイとは言葉通り、妊娠の喜びで心が舞い上がってしまうことですが、具体的にはどのようになるのでしょうか。
マタニティハイの意味
「マタニティハイ」とは医療用語ではなく、病気でもないことから、具体的な定義はありません。一般的には、妊娠がわかったことで気分が高揚して、普段言わない言葉や行動が目立つことを指すようです。
マタニティハイのイメージ
マタニティハイという言葉は、ポジティブというよりはマイナスなイメージで使われがちでしょう。もちろん、妊婦さん全員がマタニティハイになるわけではありません。妊娠を待ち望んでいた人ほど、マタニティハイになりやすい傾向にあります。後から振り返って、「あの時はマタニティハイだったな」と感じるママもいるでしょう。
具体的にはどんなことをしてしまう?
妊娠すると、ホルモンバランスの変化で気分が落ち込む、逆に高まるなど、感情の波がジェットコースターのように激しくなります。よくしゃべるようになったかと思えば、涙もろくなることもあります。
妊娠中でなくても、生理前後のホルモンバランスの変化で、気分は不安定になるでしょう。妊娠時はホルモンバランスが大きく変化するので、祝福してほしい気持ちが高まり、衝動的になるのも仕方ないかもしれません。
マタニティハイの多くの妊婦さんに、お腹の赤ちゃんのエコー写真を他人によく見せる、必要以上に妊娠の話をするなどの行動がみられます。
無意識に迷惑をかけている場合も
自分自身や家族の中だけでマタニティハイになるのは問題ありませんが、時には周囲を傷つけることもあり得ます。相手が妊娠を希望している、また妊娠しにくい人ではないか、独身の人で嫌な思いをさせていないか、考える配慮が必要かもしれません。
マタニティハイになる原因
マタニティハイになってしまう原因として、以下のことが挙げられます。
◆初めてママになったことに興奮している
◆不妊治療をしていて待望の赤ちゃんを授かった
それ以外にも、周囲に祝福されることで気分が高揚し、マタニティハイになることもあります。妊娠による幸福感がそうさせてしまうので、初産や高齢になってからの妊娠、不妊治療を経たのちの妊娠ほど、マタニティハイになりやすいようです。
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マタニティハイのときにやりがちな言動
ここでは、マタニティハイの時にやりがちな言動を紹介していきます。
エコー写真やエコーのDVDを周りの人に見せまくる
妊娠は喜ばしいことですので、周囲に祝ってほしい気持ちに共感する人は多いでしょう。エコー写真は、赤ちゃんの存在を証明するかけがえのないものです。
「赤ちゃんは前より大きくなったかな?」
「男の子かな、女の子かな?」
「手足をバタバタさせてかわいい!」
「パパに似ているかな?ママかな?」
こんな風に思いながら赤ちゃんの姿を見て、成長を感じられるエコー写真は宝物ですね。
しかし、妊婦さんにとってはかけがえのないエコー写真でも、周囲の人からすると、実はどこがどうなっているのかよくわからないものです。自分の生活には直接関係がないものを見せられ、話をされることも、度重なるとしつこく感じてしまうでしょう。
親だからこそ得られる喜びは、友人や同僚よりは、夫婦や家族で共有したほうがよいのかもしれません。もちろんすべての友人が必ずしも嫌がるとは限りませんので、相手との関係性を考慮した上で話すと良いでしょう。
妊娠に関する話ばかりをする
マタニティハイの妊婦さんに特徴的なのが、自分の特別な妊娠について話したいという気持ちが大きいこと。この幸せをわかってほしい、高揚感を分かち合いたいという想いは、時に周囲を苦しめることもあります。
話の流れで妊娠についてふれるのは問題ありませんが、毎回妊娠の話ばかりする、自分の話を中心に持って行くと、人間関係にひびを入れてしまうことになりかねません。ひたすら妊娠についての話を続けることは、控えた方がよいでしょう。
赤ちゃんの名前についての話をする
マタニティハイになると、赤ちゃんの名前についての話したくなるでしょう。わが子に特別な名前をつけたい気持ちが強くなることも。名前は親が子どもに与える最初のプレゼント。一生使うことになるので、大切に考えてあげましょう。
ただし他人にも話すぎてしまうこともあるため、配慮が必要かもしれませんね。
妊娠を他の人にすすめる
妊娠に関しては、したくてもできない人、望まない人、辛い思いや経験がある人など、社会的背景が様々です。女性の中でも、妊娠や出産についての気持ちはバラバラです。
そんなつもりはなくても、相手を傷つけてしまうことがあるため、妊娠を他人にすすめてはいけません。冷静になれば理解できるはずなのに、できなくなるのがマタニティハイといえます。
《先輩ママ》マタニティハイに関するエピソード
マタニティハイの人は、他人から指摘されたり、産後に落ち着いてから自覚するといわれています。ここでは、実際のエピソードを紹介していきます。
『パパとけんかばかり』
- パパに妊娠についての本や雑誌を渡して、もっと勉強するように強要していた。子どもの名づけにもこだわって、よくパパとぶつかっていた。夫婦の仲が一番悪かった時期。
『友人と距離ができた』
- 友人や職場の同僚にエコー写真を見せまくり、ラインを送るなどして、しつこくしてしまった。しかも「妊娠したことで自分が成長できた」とSNSで発信。独身や子どもがいない友人にも、「妊娠っていいよ」と強くすすめていた。いつの間にか人と距離ができて、産後に友人から指摘されて謝った。
『さまざまな言動でマタニティハイを自覚』
- 胎動の動画をSNSに載せていた。振り返ると、当時はハッピー野郎でうざかっただろうなと反省。
- エコーやお腹の写真をまとめてノートに貼って記録をつけたり、それを家族や夫に嬉しそうに見せたり、すごくマタニティハイになっていた気がする。友人や職場の人の前ではあまりそのような振る舞いをしないように心がけて、冷静を装っていた。
- まだ妊娠報告していない知り合いに「えっ、もしかして!?」と言ってもらうのが嬉しくて、わざとお腹の膨らみがわかりやすい服で出かけていた。
- とにかく何事にもやる気に満ち溢れててパワフルになっていた。ただし感情の起伏は激しくて、突然ぷつんと張り詰めてた糸が切れて、不安で気分が落ち込んだりも。
- 妊娠中からすでに母性があふれだしていて、親子の感動を描いたドラマや映画を見て感動で泣いたり、甥っ子や姪っ子の成長を振り返って勝手に涙していた。
マタニティハイにはならなかったママも
- 妊娠中は妊娠線の予防やら体重コントロールに必死で、ハイになる余裕はなかった。食べたいのに食べられず、むしろ憂鬱になってたかも。
- マタニティハイとは真逆。初期から悪阻は酷いし常に不安で、周りにも妊娠のことを知られたくないくらいだった。
- とにかく不安だらけだった妊娠中。出産が近づいてくるにつれて、恐怖でますますブルーに。出産直後はようやく達成感と幸福感を味わえ、どちらかというと産後ハイ。
友人・知人がマタニティハイで困った!
- 友人が妊娠した途端、話の内容が妊娠ばかりで、自慢されているようで嫌だった。
- 自分は妊娠時にハイになった自覚はないが、友達からは赤ちゃんのエコー写真をLINEでたくさん送られてきて、「なんと言ってほしいのだろう?」とかなり困った。
- 嬉しそうにマタニティマークを見せてきた友人は、完全にマタニティハイだった。SNSに検査薬で陽性反応が出たときの写真とか、健診でのエコー写真などを載せまくる人もそう。
- 自分がなかなか授かれない時に、マタニティハイの人を見るのが辛かった想いが強い。なので妊娠したことはあまり周りに言わず、淡々と過ごしている。
自身がマタニティハイを経験した人、マタニティハイの友人に接した体験がある人は、それぞれ抱えている思いが異なることに注意しなくてはなりません。
マタニティハイになったときの対処法
妊娠はとても喜ばしく、マタニティハイ自体は、悪いことではありません。マタニティハイによる問題は、周囲を巻き込むことで起こります。マタニティハイになってしまった時は、以下のことを注意していきましょう。
温度差を自覚する
妊娠はとても素敵なことですが、それは本人やその家族にとっての出来事。他人にとってはそれほど重要ではありません。これに気づくことができないと、周囲との温度差が大きくなってしまいます。
周囲も自分と同じくらい妊娠を喜んでいると思い込み、すべてを共有したいと思ってしまいますので、注意しましょう。周りとは温度差があると自覚することが必要です。
周囲に聞く・相談する
マタニティハイになると、なかなか自覚できません。パパや友人、周囲の人が教えてくれる、あるいは出産してから冷静になって「あの時マタニティハイだった」と気づくことがほとんどです。
マタニティハイかどうか心配な時は、「マタニティハイになっている?」「いやな気持ちにさせていないかな?」と周りに聞いてみてもいいかもしれません。
また、仲のいい友人やパパには、「マタニティハイになっていたら教えて」「変なこと言っていたら注意してほしい」と事前に話しておくのもいいでしょう。
パパや家族に気持ちを共有
マタニティハイの状態を指摘されること、自分の気持ちをわかってもらえないと感じることで、悲しくなり、泣きたくなることもありますよね。妊娠中は気分の波が激しく、涙もろくなったりするものです。関心度の低さを知ると、落ち込むこともあります。
まずは周囲との温度差があることを知り、嬉しい気持ちは家族やパパと共有しましょう。他の人に話すよりも、受け入れてもらいやすいでしょう。
ただし家族とはいえ、仕事で疲れているときに何度も同じ話をされると、嫌がられる可能性もあります。相手の状況を気遣ったうえで、話をするといいですね。
お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ
お腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションを取るのも、気分転換になります。ママの声は赤ちゃんにも届いています。
赤ちゃんはママの声に反応して、キックやパンチをしてくれますので、コミュニケーションを楽しむのもいいでしょう。呼びかけたり、その日楽しかったことを共有したりするのもおすすめです。
買い物を楽しむ
出産に必要なものをリストアップして、赤ちゃんに想いを馳せながら買い物を楽しみましょう。
《まとめ》
妊娠した喜びに突き動かされて行動すると、周囲の人にとっては少し迷惑なことや、傷つけられることもあります。マタニティハイになりそうな予感がしたときは、家族に話すと少し冷静になれるかもしれません。
※写真提供:PIXTA
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