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2023.11.13

【助産師監修】離乳食のたらはいつから?調理方法とおすすめレシピ

たらはたんぱく質が豊富に含まれていて、大人でも好む人が多いのではないでしょうか。小骨も少なく、食べやすいと離乳食にも好評です。今回は、離乳食に使用するたらについて学んでいきましょう。調理方法とおすすめのレシピを、離乳食中期・後期・完了期に分けて紹介していきます。

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離乳食のたらはいつから食べられる?

たら

 

たらは、白身魚に分類されます。

白身魚を離乳食として使用できるのは、生後5ヶ月6ヶ月の離乳食初期ですが、たらを食べさせるのは離乳食中期以降(生後7ヶ月~)がおすすめです。

 

まずは鯛・ヒラメ・カレイから始めよう

白身魚は離乳食初期から使用できますが、まずはおかゆ・野菜から始めましょう。食べることに慣れてきてから、豆腐や白身魚を使用します。

たらにはたんぱく質が非常に豊富に含まれていますが、このたんぱく質はまれにアレルギーを引き起こすことがあります。

 

白身魚を始めるときに、いきなりたらを食べさせるのではなく、鯛やヒラメ、カレイなど他の白身魚を試してみて、少し慣れてきた段階で、たらを試してみるようにするとよいでしょう。できれば離乳食中期の終わり頃、もしくは後期に入ってから食べさせるほうが安心です。焦って早く食べさせないようにしましょう。

 

 

離乳食のたらの下ごしらえ・調理方法

離乳食のたらの下ごしらえ方法は以下の通りです。

 

《離乳食用のたらの下ごしらえ》

1. たらに塩を軽くふって10分ほどおいて、水分を拭きとります。

2. フライパンにたらが浸るくらいの水を入れて酒小さじ1杯ほどを加えて沸騰させ、たらを入れて弱めの中火で加熱していきます。

3. 中まで火が通ったら取り出してキッチンペーパーで水分を拭きとり、骨と皮を取り除きましょう。

 

先に骨と皮を取りのぞき、だし汁でゆでても問題ありません。

また「生たら」の切り身の場合は、骨と皮を取り除くだけで大丈夫です。赤ちゃんの成長に合わせてほぐしていきましょう。スーパーの魚売り場などに相談すると、骨と皮をとって販売してくれることもあるので、相談してみるとよいでしょう。

たらは傷みやすいので、購入後はできるだけ早く調理しましょう。

 

 

【中期】たらの離乳食おすすめレシピ

離乳食中期での、たらのおすすめレシピを紹介します。

 

<たらの納豆あえ>

初めてたらを食べさせるときは、ひきわり納豆と混ぜてとろとろにして食べさせると食べやすいです。おかゆやうどんなどもおすすめです。

 

納豆

 

<材料>

たら10g

ほうれん草10g

ひきわり納豆10~15g

納豆のたれ(好みで少々)

 

<作り方>

1. たらを食べやすい大きさにします。

2. ほうれん草をゆでて、流水に入れて粗熱をとり、細かく刻みます。

3. ほうれん草、納豆、たらを混ぜて、お好みでたれをかけて赤ちゃんに与えてください。

 

<保存方法>

冷凍保存も可能です。大人が納豆を食べるときに、少しとりわけてあげるのもよいでしょう。

 

 

【後期】たらの離乳食おすすめレシピ

離乳食後期の、たらのおすすめレシピを紹介します。

 

<たらのトマト煮>

トマト風味が食欲をそそります。粗く潰したトマトやトマト缶、調理に電子レンジを使用することで時短になります。

 

トマト缶

 

<材料>

たら一切れ

玉ねぎ 50g

ほうれん草 20g

しめじ 1/3株

粗潰しトマトもしくはトマト缶

塩少々

 

<作り方>

1. たらは塩をふって、一口大程度に切ります。

2. たら、玉ねぎ、ほうれん草、しめじを耐熱皿に入れて、トマトをかけましょう。

3. 軽くラップをかけて、レンジ600wで5分加熱します。

4. たらと野菜を分けてそれぞれ細かく切り、盛り付けましょう。

 

<保存方法>

冷蔵・冷凍保存が可能です。

 

 

【完了期】たらの離乳食おすすめレシピ

完了期のたらの離乳食おすすめレシピを紹介します。

 

<たらのムニエル>

ほぐしてあげると、手づかみ食べにぴったりのレシピです。大人もおいしく食べられるメニューですので、味が薄ければとりわけて別に調理するのがよいでしょう。

 

たらのムニエル

 

<材料>

たら一切れ

小麦粉 小さじ1

無塩バター 大さじ3分の1

塩小さじ 4分の1

 

<作り方>

1. たらに塩と小麦粉をまぶしておきます。

2. フライパンにバターを入れて溶かし、たらを入れて蓋をして3分ほど焼きます。

3. たらをひっくり返して、さらに3分ほど焼きます。

4. キッチンペーパーで表面の油を吸い、赤ちゃんが食べやすい大きさに切ります。

 

<保存方法>

油を吸ってべとべとになりやすいので、できるだけ早めに食べましょう。

 

 

たらの離乳食についてよくある質問

たらの離乳食に関する、よくある質問に回答していきます。

 

Q. 冷食のたらやすり身を使用してもいい?

味付けがされていないものは使用可能です。ゆでてほぐして冷凍されたたらも、一部で販売されているので活用してみてください。時短になり便利です。すり身に関しては、調味料が加えられていることがほとんどですので、離乳食の時期は避けましょう

Q. たらでのアレルギーの発症頻度は?

魚のたんぱく質によるアレルギーを「魚アレルギー」と言い、食べて2時間以内に反応が出ることがほとんどです。食物アレルギーの発症頻度は全年齢を通して1~2%ですが、乳児には多く、10人に1人が発症すると考えられています。ただし、たらに限定したアレルギーの発症頻度は明らかにされていません

Q. たらはどれくらいゆでる?加熱時間は?

たらは、沸騰したお湯で5分程度しっかりゆでましょう

Q. 白身魚はたらからはじめてもよい?

たらのたんぱく質がアレルギー反応を起こすことがあるため、避けた方がよいでしょう。離乳食初期は、刺身で流通している魚が基本です。鯛、ヒラメ、しらすなどを使用しましょう

Q. 離乳食で食べさせるたらの見分方は?

たらは鮮度が落ちやすいため、購入したらすぐに調理しましょう。新鮮なたらのポイントは「全体的に透明感がある」「身は白っぽい色よりもほんのりピンクがよい」「切り口の角がしっかり立っている」です

 

《まとめ》

 

たらはたんぱく質を豊富に含み、栄養価の高い食材です。離乳食中期になったら、鯛やヒラメなどの白身魚を試した上で、たらを与えましょう。まれにアレルギー反応が出ることがありますので、慎重に食べさせてください。

 

※写真提供:PIXTA

 

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1955年に助産師独自の職能団体として社団法人として創立。

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