PICK UP!
2021.05.24
妊婦はうなぎを食べてOK?注意したいビタミンAの摂取【管理栄養士】
妊婦さんは食べていいの?と迷いがちな食べ物がいくつもあるでしょう。今回はそのひとつ「うなぎ」について。一般的には栄養豊富で、夏バテにも効くと言われているうなぎですが、妊娠中でも食べて良いのでしょうか?妊婦さんがうなぎを食べることで、お腹の赤ちゃんに与える影響について、管理栄養士が詳しく説明します。
妊婦さんはうなぎを食べてOK?注意したいビタミンAの摂取
妊婦さんはうなぎを食べても良い?
うなぎにはビタミンAを多く含みます。毎日大量に食べるようなことはせず、1週間に1回程度であれば食べても問題ありません。うなぎに含まれるビタミンAは、「レチノール」という種類のもの。赤ちゃんの器官形成が行われる妊娠初期に、多量に摂取すると、形成異常が生じる可能性があります。
妊婦さんのうなぎ以外のビタミンA摂取
レチノールはうなぎの他には、レバーなどにも含まれます。うなぎよりも安価なレバーは、大量に継続的に食べてしまうこともあるので、気をつけましょう。
さらにビタミンAのサプリメントだと、過剰に摂取しやすくなるため注意が必要です。妊娠初期には特に気をつけてください。
妊婦さんでも安心の植物性ビタミンA
また同じビタミンAでも、にんじんなど野菜に含まれる植物性のビタミンAは「プロビタミンA」といいます。たくさん摂っても体内に蓄積することはないので、問題はありません。
プロビタミンAは体内でビタミンAが不足した時に、必要な分だけビタミンAに作り変えられます。そして必要ではない分は排出されるのです。神経質になりすぎる必要はありませんが、妊娠初期は野菜以外のビタミンAの過剰摂取には気をつけましょう。
関連ページ
✔妊婦は生卵を食べてはダメ?食中毒を防ぐ卵の保存&食べ方【東京都栄養士会監修】
✔妊娠中は栄養ドリンクを飲んでもOK?ダメ?【管理栄養士が解説】
おすすめ情報
イベント・セミナー
妊娠・出産について学べるイベントやセミナーを紹介
-
オンライン(録画配信) 無料