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妊娠20週|【助産師監修】お腹の赤ちゃんの大きさ・ママの症状

妊娠20週は妊娠6ヶ月の最初の週。約10ヶ月続く妊娠期間の折り返しです。妊娠20週は、胎動で赤ちゃんの成長や存在を感じられ嬉しい反面、マイナートラブルが増える時期でもあります。悩みや不安をかかえるママもいるでしょう。しかしマイナートラブルとは、うまく付き合っていかなければなりません。この時期によくみられる症状とその対処法を紹介します。

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妊娠20週のお腹の赤ちゃん-体重は約300g

妊娠20週の赤ちゃん

妊娠20週のお腹の赤ちゃんは、体重は約300gの大きさとなり著しい成長を遂げています。骨や筋肉がしっかりし、四肢の動きがさらに活発になるでしょう。そのほか、手のしわや指紋がはっきりし、皮下脂肪が貯蔵されます。

 

妊娠20週目の発達

また少量の胎便が作られ始めます。胎便とは、消化管細胞や飲み込んだ羊水からの老廃物などを含む、赤ちゃんのうんちのこと。黒緑色で粘着性が強く、ドロッとしているのが特徴です。産まれてから数日、赤ちゃんは胎便を排出します。

 

妊娠20週のママ-胸やお腹の大きさが目立つ

妊娠20週のマイナートラブル

 

妊娠20週、お腹の赤ちゃんの成長とともに子宮がどんどん大きくなります。ママの子宮の大きさ(子宮底長)は18㎝~21cm程度と言われています。(妊娠5か月末ごろ)

乳房のボリュームがアップしたと感じる人も多いでしょう。ママの体は赤ちゃんを育てるため、着々と準備が進んでいますね。

 

妊娠20週のマイナートラブル対処法

妊娠20週ごろは赤ちゃんの成長に伴い、マイナートラブルに悩むママが増えてくる時期。マイナートラブルは人によって症状が全く違います。「常にマイナートラブルに悩まされた」と感じるママも、「気になる症状は全くなかった」というママもいるのです。

自身に起きているマイナートラブルを理解し、上手に付き合っていく必要があります。妊娠20週でよくある、マイナートラブルの原因と対処法を詳しく見てみましょう。

 

腰痛

ママの体重が増え、お腹が大きくなることで起こる腰痛。腰痛になりにくくするためにも、かかとが広く、少し前傾姿勢になるような2~3cmのヒールがある靴がよいでしょう。転倒の恐れもあるため、平らな靴または少しだけヒールのあるものを選びましょう。適度な運動を心がけ、背筋を伸ばすストレッチを取り入れるのもおすすめ。

 

便秘

プロゲステロンというホルモンの分泌と、大きくなった子宮が腸を圧迫することで起こります。水分補給、適度な運動、食物繊維の摂取などを心がけましょう。

妊娠後期には赤ちゃんが今よりもさらに大きくなり、便秘に悩むママが増えます。今のうちから、排便習慣を身につけられると良いですね。

 

浮腫(むくみ)

体重増加や体内に水分が溜まりやすいことが原因。足のむくみが強い時は、足を高い位置で休ませると少し緩和されます。血行を良くするために適度な運動をしたり、下半身浴で温めたり、塩分摂取を控えたりすることも有効です。

 

妊娠中に起こるマイナートラブル人それぞれ。気になる症状があれば一人で抱え込まずに、妊婦健診の時に相談しましょう。

 

妊娠20週の胎動-パパと一緒に感じてみよう

妊娠20週を過ぎると、胎動を感じる人が増えてきます。これは妊娠19週からの1週間で、赤ちゃんの骨や筋肉の形成が進むため。動きがより活発で大きくなり、胎動に気がつきやすいのです。

 

パパは体に変化がなく、父親になる実感がなかなか湧かないという人も。ママのお腹を触り胎動を感じることで、「自分は父親になるんだ」と実感できる機会を与えるとよいでしょう。ママが10ヶ月の妊娠期間を通して母親になる準備をするように、パパも父親になる準備が必要です。胎動が確認できたら、ぜひパパと一緒にお腹を触ってみてください。

 

まだ胎動がわからなくても焦らずに

胎動を初めて感じる時期や、その感じ方には個人差があるもの。遅いママだと妊娠22週頃から感じると言われています。この時期にまだ分からなくても問題ありません。心配せずゆっくり待ちましょう。

 

妊娠20週の過ごし方ー出血や腹痛に注意

妊娠20週は安定期と呼ばれる時期ですが、急な流産の可能性はあります。もし出血や腹痛、お腹の張りが少しでも気になる時は、すぐにかかりつけの産科医に相談しましょう。

妊娠週数が進むにつれて増えるマイナートラブル。マイナートラブルの症状や原因、対処法について理解し、症状を緩和させて上手に付き合うことが大切です。パパと一緒にお腹に触れ、一緒に赤ちゃんの存在を感じられる時間を大切にしましょう。

 

 

妊娠20週(妊娠6ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”

ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。

 

Q. 妊娠してから自律神経が乱れやすく悩んでいますが、対策はありますか?

Q. マグロに含まれるメチル水銀は、妊婦・赤ちゃんに影響がある?

1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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