妊娠13週のお腹の赤ちゃん-胎児の大きさと体重
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妊娠13週のお腹の赤ちゃんは、身長10~12cmほど、体重35gほどの大きさ。まだまだ小さいですが、手足などの体の各器官がほとんど完成します。
妊娠13週の胎児の発育
■骨や皮膚などの形成
胎児の骨が形成されることで、手足の指が分かれ1本1本の指へと変化。妊娠13週ごろからの超音波検査では、赤ちゃんの骨の長さを見ることで発育の状況を確認します。また皮膚や爪、産毛が形成され、赤ちゃんはよりヒトらしく成長していきます。
■自発的運動の開始
妊娠10週には、ママの子宮の中に約30mlの羊水が出来ています。羊水があることで赤ちゃんはぷかぷか浮きながら手足を自由に動かすようになります。これを自発的運動といい、この時期から自分の力で動いているのです。
■生殖期の形成
胎児は生殖器が形成され、外性器の形から性別を判断することもできます。しかし超音波検査による性別の判別は、妊娠5ヶ月以降に知らされることが多いようです。
妊娠13週のママ-つわり症状が落ち着く
妊娠13週ごろになるとつわりの症状が落ちつくなど、ママの体も日に日に変化しています。子宮は徐々に大きくなり、お腹が少しふっくらと出始めます。乳房もだんだんと大きくなり始めるでしょう。
妊娠13週のつわり-覚えておきたい対応策
つわりは妊娠16週までに消失する人が多いと言われており、妊娠13週になると症状がおさまりつつあるママも多いですが、まだ続くママもいることでしょう。
つわりの主な症状
吐き気、嘔吐や食欲不振が主なつわりの症状です。異常に症状が強いと妊娠悪阻(にんしんおそ)という病名がつき入院が必要になることもあります。
つわりへの対応策
妊娠13週でまだつらいつわりが続く場合、いくつかの対応策を覚えておきましょう。
■無理せずに、食べられそうな物を食べる
食べられるものを食べられる時、食べられる分だけ摂りましょう。この時期は十分に食べられなくても赤ちゃんへの影響はないため、無理をしないでください。
■消化の良いものを食べる
消化器の負担を軽くする食べ方をしましょう。揚げ物など脂質が多く、消化に時間がかかるものをなるべく控えて、よく噛んで、ゆっくり食べるといいですよ。
■心身ともにゆったりと過ごす
仕事や家事は無理をしすぎず、心身を休めることを心がけましょう
■空腹になる時間を減らす
妊娠初期のつわりは空腹やにおいに誘発されることが多いもの。1度に食べるのではなく、少しずつ量を頻回に食べることで空腹を避けることができます。
■起床後にすぐ食べる
起床後の空腹の時にも症状が出やすいです。ベッドサイドにビスケットや果物を置き、起床後食べてから起き上がり行動することがおすすめです。
妊娠13週の過ごし方ー食欲復活に注意

妊娠13週ごろになると、つらいつわり症状が落ち着き、妊婦生活にも余裕が出てくるころ。しかし油断は禁物、この時期のママへのアドバイスを紹介していきます。
ママの体重増加に注意しよう
つわり症状が落ち着くと食事がおいしく感じられ、今まで食べられなかった分、ついつい食べすぎてしまうかもしれません。つわりによって減ってしまった分の食事量を一気に取り戻すのではなく、通常の食生活に戻すよう意識しましょう。急激な体重の増加は危険です。
妊娠中に高血圧や糖尿病を発症しやすくなったり、出産時のママの体へ負担になったりします。この時期の体重増加は気をつけることがとても多いので、4週に1回の妊婦健診の時だけでなく、こまめに自宅で体重を量り、増えすぎに注意します。
食事をどれくらい摂っていいのか、体重をどのくらい増やしていいのかわからない時は、妊婦健診で医師や助産師に確認してみましょう。
《まとめ》
妊娠13週、赤ちゃんも少しずつ成長し、ママのお腹も大きくふっくらしてくる時期です。つわりに悩まされているママも、もう少しで症状は落ち着いてくるはず。さまざまな対応策を試しながら乗り越えていきましょう。
妊娠13週(妊娠4ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”
ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。
Q. 妊娠中の立ちくらみの原因と対処法を教えてください。
Q. つわり対策にお灸や針、整体、ツボマッサージで軽減できますか?
Q. つわりに伴う頭痛を軽減できる効果的なツボはありますか?
1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。
2010年一般社団法人格を取得。
2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。
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