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2021.05.24

先輩ママに聞く年子のメリット&デメリット!年子育児を乗り越えるには

年子ママ

年子とは年齢がひとつ違いの兄弟姉妹のこと。年子というと妊娠や育児がすごく大変!という印象を持たれるでしょう。ですが一般的に出産年齢が上がりつつある今、ママ自身の年齢を考えて早めに第二子を望むケースも多くなっていると言います。そこで今回は実際に年子育児に奮闘中の3人の先輩ママが登場。年子のメリット&デメリットや、年子育児をどう乗り越えてきたかを語っていただきました。

【座談会メンバー】

●けいさん(30代後半)

年子の男の子ふたりを育児中のワーママ。長男は6歳。

●ももさん(30代半ば)

男の子&女の子の年子育児に励む。長男は7歳。

●かんなさん(30代半ば)

年子の男の子ふたりをもつママ。長男は5歳。

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年子のメリットは何だと思う?

―まず年子のメリットにはどんな事がありますか?

 

●かんなさん

我が家は男の子同士でとにかく仲が良く、兄弟一緒であればほぼ無限に遊べます。これは本当に一番のメリット。いつしかお風呂でも自分たちでシャンプーし、背中を洗いあっこして、きゃっきゃと遊び始め。そして体を拭いて出てくるのでママいらずです。上の子が1歳半のときに下の子が生まれているので、赤ちゃん返りというものはありませんでしたね。当時から弟がいるのはもう当たり前のことなので、上の子のお兄ちゃんとしての成長は著しいです。すごく面倒見がよくて、外でも小さな子にはとても優しく接してくれます。

 

●けいさん

年子は大変な一時期さえ過ぎてしまえば、手が離れるのが早いというメリットがありますよね。私は今は時短勤務ですが、あと1~2年で本格的に仕事に戻りたいと考えています。兄弟ゲンカは多いですが、良い意味でふたりはライバル。上の子が頑張って習得しようとしているものを、次男は「ぼくも、ぼくも!」と競り合うのが良い刺激です。

 

●ももさん

同感です、振り返っても辛い時期は一瞬だったように思います。上の子が小学生になった頃から、一段と手が離れた感覚。私も仕事においては、自分で開業したいという目標があるので、それに向かって動き出せそうです。

 

乳幼児のお世話にかける期間がぐっと凝縮されるぶん、手が離れるのは早いのですね。よくお下がりが使えて経済的と言いますがそのあたりは?

 

●けいさん

確かにベビー用品はだいたいお下がりが使えました。でも年子だとほぼ同じものを買い与えないといけないので、双子に近い部分も。おもちゃも取り合うので2つずつ買ったり、幼稚園の制服や学用品は、同じサイズをそれぞれに購入したりと、けっこう費用はかかるかもしれません。

 

●ももさん

うちは異性の年子なので、洋服や持ち物はだいたい新調しなければならず、経済的なメリットはほとんど感じられませんね。同時期に同じようなサイズの服を揃え、一気にサイズアウトしていきます。

 

年子のメリット

 

 

年子のデメリットはどんな事?

年子妊娠・育児でのデメリットはどう感じますか?

 

●けいさん

出産前後は親子ともに負担が大きいのがデメリット。下の子の妊娠によって、上の子の断乳が強いられました。完全母乳だったのでなかなか寝付けず、ミルクを嫌がる1歳を抱っこして寝かせる日々。この時はつわりがひどく、私の体調はボロボロでしたね。上の子は離乳食も思い通りに食べてくれず、疲労もたまっていました。

 

●ももさん

下の子の妊娠が発覚後すぐから吐きづわりがひどく、点滴するほどだったので、妊娠期は想像をこえる辛さでした。やむを得ず実家に滞在したことも。産後は上の子を外遊びに連れていけず、部屋遊びで気を紛らわせていました。気分転換にとベランダでシャボン玉をするので精一杯。ずっと家で子供以外と話すこともないので、気が滅入ります。その頃の上の子はストレスからくる反抗なのか、下の子の足を噛みついたり、顔の上にお菓子のごみを落としたりなどの行為がしばしば。瞬間的に怒ってしまったこともありました。

 

●かんなさん

何といっても未就学児2人のお世話を一人でやるのは、身体的にも精神的にも辛いところです。専業主婦の場合は幼稚園入園まで、2人をずっと自宅でみなければいけません。私も一日中子どもと家にこもる日々、孤独感でいっぱいでした。

 

 

年子の妊娠・育児で一番大変だったのはいつ頃?

ではその中でも、特に年子が大変だと感じたのはいつ頃ですか?

 

●かんなさん

妊娠中ももちろんですが、とにかく下の子が0~2歳の間は、最低限の生活ですらカオスの連続です。同時におんぶ&抱っこも日常です。母乳をあげながら上の子にご飯をたべさせるとか。お風呂も二人を脱がせて、洗って、服を着せて…それぞれはすごく簡単なことなのに、何にもできずただ泣く0歳児&自由なわがまま1歳児を、同時に面倒見るわけです。それはもう母である私もお手上げ状態でした。

 

●ももさん

1~2歳は風邪もひきやすくしょっちゅう熱を出したりするので、その看病も思い出しなくないくらい大変でした。特に上の子が病気で半月もの間入院した時は、精神的にも身体的にも限界。二人育児に少し慣れ始めた時期でしたが、一気に自信をなくしましたね。

 

年子で大変な時期

 

 

大変な年子の妊娠・育児をうまく乗りこえるコツは?

年子妊娠・育児の大変な時期を、上手に乗り越える方法を教えてください。

 

●けいさん

よく言われることですが、頼れるものは頼る!完璧は求めない!これに尽きると思います。私は妊娠中も産後も、実家の両親にはよく頼っています。それと私の場合は結果的に、外へ仕事に行くのが一番のリフレッシュになったかも。早くに仕事を再開したことで育児家事との両立は大変ですが、仕事に集中する時間が自分の活力になった気がします。

 

●かんなさん

我が家では1歳児のころから保育園の一時保育を定期的に活用したり、幼稚園は2歳児クラスから入園しています。まだまだ小さいのに母親と離れて可哀そうかな…と迷ったことも山ほどありますが、現実的にそうは言っていられない大変な生活でしたので。私が疲弊してしまう前に、サポートを利用していきました。

 

●ももさん

私も困ったことがあるたびに、実家の両親に頼っていましたよ。あとはその頃はネットスーパーを使っていました。旦那さんに上手くお願いして、手伝う習慣をつけてもらうのも必須ですね。

 

みなさん年子育児に苦労しつつも、最も壮絶な乳幼児期を乗り越え、とても生き生きと子育てを楽しんでいるように見えますね。様々なエピソードをお聞かせいただき、ありがとうございました。

 

 

これから年子の妊娠・育児をスタートするママへ

年子を出産し育てることにメリットは様々ありますが、やはりママへの負担は大きくなりがち。パパを中心に家族や周囲のサポートは不可欠でしょう。もしも年子を望む場合は、出産するママの体のことや育児の態勢、経済的問題など、あらかじめ家族で話し合っておくと良いかもしれませんね。そしてこれから年子育児をスタートするママは、一人ですべてを抱え込まないように。最も過酷な時期は終わりが見えないと感じるかもしれませんが、それも一時期です。過去の大変な日々を、良い思い出として振り返る時が来ますので、しばらくは踏ん張りましょう。

 

文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA

         
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