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2023.09.05

妊婦は自転車に乗っていい?妊娠中に乗れる時期とリスク・注意点【産科医】

都心部に住む人や、自動車の運転が不得意な人にとっての交通手段として、自転車は便利ですね。毎日の通勤や日常の外出に、自転車を活用する場合も多いでしょう。しかし妊娠すると、自転車に乗ってもいいのか不安になるかもしれません。この記事では、妊婦さんの自転車の活用について学んでいきましょう。自転車に乗ってもいい時期やリスク、乗る必要がある時の注意点についても、産科医師が解説していきます。

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妊婦は自転車に乗ってもいい?

妊婦の自転車

 

普段から自転車を使う人は特に、妊娠してからも自転車に乗っていいのか疑問に思うでしょう。基本的に妊娠中は、自転車には乗らないことをおすすめします。

 

あらためて、自転車以外の交通手段を考える必要があります。地方だと車での移動ができますが、都心部は高層ビルが建ち並び、人も多いです。その他の交通手段がないか、あらかじめリサーチしておくのがよいですね。

 

 

妊婦はいつまで自転車に乗れる?

妊婦さんは自転車に乗らないようにするのが理想ですが、生活に必要な人は、簡単にやめることができないかもしれません。どうしても乗らなければならない場合は、妊娠初期から中期までに注意深く乗ることとし、妊娠後期は絶対にやめておきましょう。

 

【妊娠初期~中期】必要なときだけ十分注意して

妊娠初期~中期はまだ、お腹の膨らみがあまり目立たないため、妊娠していることを忘れがち。通勤や上の子の送迎で、自転車に乗らないといけない場合もあるでしょう。

しかし妊娠中はつわりによる気分不良、ホルモンバランスによる注意力散漫、血流の変化による貧血など、様々なマイナートラブルが出てきます。転倒や転落、事故には十分に注意してください。

 

【妊娠後期】自転車に乗るのはNG

妊娠後期になると、お腹が一気に大きくなっていきます。足もとが見えづらくなり、自転車の運転中もお腹が邪魔になるでしょう。体重もかなり増加する時期なので、自転車ではバランスもとりづらくなってしまいます。

転倒のリスクが非常に高いため、妊娠後期に入ってからの自転車の運転は絶対に避けましょう。

 

 

妊婦が自転車に乗るリスク

妊婦さんが自転車に乗るリスクについて、妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期に分けて紹介していきます。

 

妊娠初期の自転車リスク

妊娠初期に自転車に乗ることのリスクはこのとおりです。

 

妊娠初期の自転車リスク1. つわりによる集中力低下

つわりの症状は人それぞれですが、気分不良による集中力の低下が考えられます。集中力が低下すると、いつもはできることが難しくなり、事故に遭う原因となってしまいます。

 

妊娠初期の自転車リスク2. 脳貧血による気分不良

妊娠すると、血流の変化によって気分不良が起こることがあります。貧血のような立ち眩み、眩暈を引き起こす場合があり、自転車の運転中に症状がでると非常に危険です。

妊婦さんの転倒が直接流産に影響することは少ないといわれていますが、重大なケガに繋がりますので、十分に気をつけましょう。

 

妊娠中期の自転車リスク

妊娠中期に自転車に乗るリスクには、このようなものがあります。

 

妊娠中期の自転車リスク1. 脳貧血のリスク

妊娠中期は、いわゆる安定期という時期ですが、まだ脳貧血が続く妊婦さんもいます。引き続き注意しましょう。

 

妊娠中期の自転車リスク2. 重心の変化

妊娠初期とは異なり、少しずつお腹が出てきます。重心が変化して反り腰にもなりがちです。バランスがとりづらくなってきますので、注意しましょう。

 

妊娠中期の自転車リスク3. 切迫流産・切迫早産に注意

自転車に乗った時の振動によっては、お腹が張ってしまう妊婦さんもいます。自転車で振動を受けたからといって、切迫流産や早産になる可能性は低いですが、お腹が張りやすい人、前回の出産が早産だった人は注意が必要です。

 

妊娠後期の自転車リスク

妊娠後期に自転車に乗ることのリスクは以下のとおりです。妊娠後期に自転車に乗ると、早産のリスクや転倒の可能性がぐんと高まります。基本的には自転車の運転はやめておいてください。

 

妊娠後期の自転車リスク1. お腹が大きく転倒の危険性

妊娠後期はどんどんお腹が大きくなり、体重も増加してきます。自転車をこぐ、またがる動作さえも非常に大変になるでしょう。大きなお腹でバランスがとりづらくなり、転倒の危険性が高くなります。

 

妊娠後期の自転車リスク2. 逆子に注意

自転車に乗ってこぐ動作は、骨盤に影響を与えます。赤ちゃんが逆子になる可能性も指摘されていますので、注意しましょう。

 

妊娠後期の自転車リスク3. 破水や陣痛の可能性

妊娠後期、特に臨月は、いつ陣痛や破水が起きてもおかしくない状態です。自転車に乗っているときの破水や陣痛は、非常に危険です。

さらにもし転倒するとケガだけでなく、「常位胎盤早期剥離」という、先に胎盤がはがれてしまう病気のリスクもあります。

 

 

妊婦が自転車に乗るときの注意点6つ

妊婦の自転車の注意

 

妊婦さんがどうしても自転車に乗らないといけない場合は、以下の点に注意しましょう。

 

天気が悪いときは乗らない

雨が降った後や風が強い時など、天気が悪い時は自転車に乗るのをやめましょう。道路が滑りやすく、風によって運転のバランスを崩すことがあります。

 

スピードを出しすぎない

妊娠初期など、あまり身体に変化がない時期は、自転車でスピードを出しがちです。妊娠中は判断力、集中力が低下しており、とっさの判断が難しい状態です。事故のリスクも高まりますので、スピードは出さないようにしましょう。

 

サドルを調整する

自転車のサドルの高さは、止まっている時もこいでいる時にも、非常に重要です。サドルが高いと停車しづらく、バランスもとりにくくなります。妊婦さんが乗る時は、自転車のサドル調整をするとよいですね。

 

動きやすい服装にする

妊娠中はお腹がゆったりするマタニティ服や、ワンピースの着用が増えるかもしれません。しかし自転車に乗る時は、ワンピースだと運転しにくいので、パンツスタイルのほうがいいでしょう。

 

走りにくい道は選ばない

ガタガタ道やぬかるんだ道は滑ります。タイヤをとられて、転倒の危険性があります。走りにくい道は選ばずに、スムーズに運転できる道にしましょう。

 

人が多い道を走らない

人が多いところを走ると、衝突事故の可能性が高まります。交通量が多く、人が混んでいる場所は走らないようにしましょう。

 

 

《まとめ》

 

普段の交通手段が自転車の場合、妊娠中どうすればいいのか判断に迷うことがあります。自転車に乗らない選択が理想的ですが、そうはいかないケースもあるでしょう。もし妊婦さんが自転車に乗る時は、リスクを十分に理解し、安全に気を付けて乗りましょう。ただしお腹が大きくなる妊娠後期は、絶対に避けるようにしてくださいね。

 

※写真提供:PIXTA

 

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ママのお悩みの声

妊娠3ヶ月、自転車で通勤中に転んでしまった

生後7ヶ月の子供は自転車に乗せていい?

           

1999年愛知医科大学卒業
その後大垣市民病院にて研修、勤務を経て安城更生病院へ赴任
2006年日本産婦人科学会産婦人科専門医取得
2008年やまだ産婦人科院長就任

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