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2021.04.27

【産科医】母乳はいつからいつまで出る?母乳を安定させるためには

できれば母乳で育てたい、出るなら母乳を頑張りたいと思っているママは多いのではないでしょうか。母乳はいつからいつまで出るものなのか、母乳が分泌される仕組みと、母乳量を安定させるためにできることを産科医師が解説します。

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母乳はいつからいつまで出るの?

 

母乳は出産直後から作られ始め、授乳を頻回に続けることで徐々に量が増えていきます。

 

母乳が分泌される仕組み

妊娠を継続するための女性ホルモンが出産直後に急激に減ることで、母乳を生成するプロラクチンというホルモンが放出されて母乳が作られ始めます。このホルモンは授乳することで濃度が上がるため、産後すぐから頻回に授乳することが大切です。

 

赤ちゃんが乳頭を吸う刺激によってオキシトシンというホルモンも分泌されますが、これは母乳を外に押し出す役割があります。

プロラクチンで母乳を作りオキシトシンで出す、というサイクルで母乳が分泌されます。またオキシトシンには産後の子宮収縮を助ける働きもあり、悪露(おろ)を減らす効果もあります。

 

母乳は赤ちゃんの胃に合わせ少しずつ増量

母乳は出産後からすぐ十分な量になるわけではありません。

特に初産婦さんは産後2、3日あたりから測ることができるくらいの量になる人がほとんどです。そんなに母乳が出なくて、赤ちゃんの栄養は足りるの?と心配になるママもいますが、心配はいりません。生まれたての赤ちゃんの胃はさくらんぼの実くらいの大きさで、5mlもあればいっぱいになってしまいます。

 

少しずつ赤ちゃんの胃は大きくなり、母乳もそれに合わせて分泌量が増えていくのです。母乳の分泌は個人差が大きいため、なかなか量が増えないからといって諦める必要はありません。母乳が安定するまでにかかる期間は人それぞれですので、焦らず母乳育児を楽しみましょう。

 

母乳が止まる時期

母乳は吸ってもらっていれば、半年から9ヶ月あたりで量は減るものの、いつまでも出るといわれています。たいていは離乳食が完了する1歳から1歳半あたりで卒乳して止まることが多いですが、なかには4歳くらいまで授乳を続けている人もいます。

 

 

母乳の供給量が安定してくる時期

一般的には、出産後9日を過ぎると母乳を作る過程が変化し、安定して分泌されるようになるといわれています。その後、授乳を続けていくことで母乳量が増えていきます。

 

産後1週間の授乳量はホルモンに影響される

産後1週間はホルモンの分泌量によって授乳量が決まります。なるべく産後すぐから授乳を開始し、頻回の授乳で母乳の産生を促進することができます。入院中は赤ちゃんが上手に飲めるポジショニングを習得できるよう、助産師と一緒に練習しましょう。

また、ストレスはホルモン分泌を抑える原因なので、できるだけ家族の協力によって疲れを溜めない生活を心がけましょう。

 

産後9日から授乳量を増やすために

産後9日以降は左右のおっぱいがどれだけ飲まれたかで授乳量が決まります。

乳房は前回産生した量と同じ分だけ作ろうとするので、毎回乳房が空になるまで飲んでもらうことが授乳量を増やす鍵になります。何らかの理由で赤ちゃんに飲みとってもらえない場合は、搾乳で乳房を空にしておくと授乳量をキープすることができます。

母乳が乳房の中に溜まっていると産生を抑制させてしまうので、授乳間隔を長時間空けてしまわないように注意しましょう。乳腺が詰まってしまうと乳腺炎にもなりやすいので気をつけてくださいね。

 

 

母乳が安定するまでにしておきたいこと

 

授乳量を増やすために、母乳の出が安定するまでにしておくとよいことをお伝えします。

 

産後1週間が勝負!1日8回以上授乳

産後1週間はホルモン分泌のゴールデンタイムです。出産直後から1日8回以上授乳することでホルモン分泌が促され、授乳量が増えます。母乳がまだ出ていないから授乳しなくていいのではなく、母乳が出ていないからこそたくさん吸ってもらいましょう。

 

タンパク質と水分をとる

母乳の元は血液です。血液はタンパク質と水分で作られています。母乳量を増やすためにはタンパク質を積極的に摂取しましょう。

肉や魚などバランスのよい食事を摂るのは大切ですが、おすすめはプロテインです。簡単に良質のタンパク質を多く摂ることができるプロテインは産後、育児で忙しいママでも続けられますね。今はドリンクだけでなく、パンやお菓子などにもプロテイン商品があります。

また、母乳量の増加だけでなく、産後の疲労回復、抜け毛の予防にもなります。

 

水分は一日1.5〜2リットルくらい飲めるとよいといわれています。母乳量を増やすためのハーブティーもありますので、様々な方法でこまめに水分摂取をしましょう。

 

体を冷やさず血流をよくする

母乳は血液でできているので、血流をよくすることが母乳量の増加につながります。特に産後は抱っこや育児で猫背になりやすいため、意識して肩を回したり、胸を開くようなストレッチをして背中や肩甲骨周りの血流をよくしましょう。

体が冷えていると血流が滞ってしまうので、湯船に浸かったり、肩に温パックをするなど体を温めましょう。

 

 

《まとめ》

 

母乳は出産後すぐから作られ始めますが、母乳量を増やすために産後1週間は頻回の授乳が大切です。その後は、乳房が空になるようしっかり赤ちゃんに飲んでもらうか、搾乳をして分泌量を安定させましょう。母乳が安定するまでの過程は人それぞれですので、周りと比べることなく、楽しんで授乳できるとよいですね。

 

※写真提供:PIXTA

 

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監修者

山田 勢 先生

医療法人尚生会 やまだ産婦人科

産婦人科医師

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