妊娠14週のお腹の赤ちゃんの大きさ
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妊娠14週ごろのお腹の赤ちゃんの大きさは、身長は10~12cmほど。体重は約60gでまだまだ小さいですが、ママの子宮の中で日々発育しています。
妊娠14週から妊娠16週ごろにかけて、羊水を吸収しおしっこを作れるようになります。からだの生理的機能が育まれ、子宮の中で赤ちゃんはますますヒトらしく成長していきますよ。
お腹の赤ちゃんの飲み込む力
妊娠14週ころのお腹の赤ちゃんは、羊水を飲み込む「嚥下運動」と「排尿」をするようになります。
妊娠14週のママの体-お腹の大きさもふっくらと
妊娠14週ごろ、ママの子宮は徐々に大きくなり、お腹が少し出てくるでしょう。乳房が大きくなりつつもあります。また胎盤が完成し始めるため、つわり症状がおさまります。
お腹の大きさは妊婦さんらしくなる
妊娠14週では子宮がグレープフルーツくらいの大きさになり、恥骨結合とよばれる左右の恥骨の上あたりで子宮に触れられるようになります。
お腹も少しふっくらしてくるので、より妊婦さんらしい見た目になるでしょう。
おっぱいの大きさも変化していき、妊娠末期には妊娠前より1~2カップ大きくなるという人も。ただし変わらないママもいますので、妊娠中のおっぱいの大きさの変化について気にすることはないでしょう。
妊娠14週には水っぽく透明な「初乳」の分泌がみられることもあります。よりママになる実感が湧くことでしょう。
妊娠16週までに胎盤が完成する
ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ大切な胎盤は、妊娠14週~妊娠16週頃に完成。胎盤が完成する頃を「安定期」とも呼び、少し安心できる時期になるでしょう。
しかしまだ切迫流産の危険性もあります。疲れたら休み、無理な動作をせずに過ごしましょう。
妊娠14週目でのお腹の張り
子宮の収縮をお腹の張りと表現することが多いですが、実は妊娠初期から不規則に子宮は収縮しています。しかし妊娠14週では収縮する力はまだ弱いため、ママがお腹の張りを自覚する事はほとんどありません。
もしも「お腹が張っている」と自覚する時には、切迫流産・切迫早産の症状として現れていることもあるので受診しましょう。
妊娠14週のつわり-症状は軽減

つわりは妊娠16週までに消失すると言われており、妊娠14週になると、つわり症状がおさまりつつあるママも多いです。しかしまだ続くママもいることでしょう。
妊娠14週ごろのつわりへの対応策
妊娠14週でまだつらいつわりが続く時は、無理せず食べられるものを少しずつ摂り、空腹になる時間を減らす工夫をするのがいいでしょう。おすすめのつわり対応策を紹介します。
つわりに水分補給は欠かさずに
つわりの時は、水分を口にすることも難しいかもしれません。しかし妊娠するとママの体はより多くの水分を必要とし、水分を摂らないとすぐに脱水となってしまいます。こまめな水分補給は欠かさずにしましょう。
食事は調理方法に工夫を
つわりで食欲が湧かない時は、冷たいものや酸っぱいものがおすすめ。冷たい食事は匂いがおさえられるので、匂いによるつわりが起きにくいです。
アイスクリームなら食べられる、というママも多いかもしれません。つわりがつらい時は食べたいものを食べられるだけで大丈夫、我慢はしなくてもいいですよ。
柑橘類のフルーツやトマトには酸味があり、ビタミンや水分が多く含まれているのでおすすめです。酸っぱいものを食べることで、口の中がさっぱりして気分も少し良くなるでしょう。
妊娠14週の注意-妊娠初期から体重管理を意識
つわりの症状がおさまるママが多い妊娠14週ごろ。食欲も戻ってきて、食べ物を口にする機会が増えると思います。
つわりで体重が減ってしまったママも、急激な体重増加はNG。食べ過ぎには注意しましょう。妊娠中に高血圧や糖尿病を発症しやすくなり、出産時にママの体の負担にもなります。
食事をどれくらい摂っていいのか、妊娠中に体重をどのくらい増やしていいのかわからない時には、妊婦健診で確認してみましょう。
《まとめ》
妊娠14週はお腹の大きさがふくらみ始め、胎盤が完成に近づく時期。しかしまだ安定はしていないため、激しい運動は避けて穏やかに過ごしましょう。つらいつわりももう少しで終わるはず。さまざまな対応策を参考に乗り切りましょう。
妊娠初期とよばれる時期も残り少し。お腹も少しずつ出てきて妊婦さんらしくなります。エコーでは赤ちゃんの様子を見ながら、ママになる実感を噛みしめ、楽しい妊婦生活を送ってくださいね。
妊娠14週(妊娠4ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”
ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。
Q. 妊娠中の立ちくらみの原因と対処法を教えてください。
Q. つわり対策にお灸や針、整体、ツボマッサージで軽減できますか?
Q. 妊娠初期ですが、妊娠中にカレーを食べてもいいですか?
1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。
2010年一般社団法人格を取得。
2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。
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