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2023.01.26
先輩ママが経験した【妊娠中の肌トラブル】痒み・発疹・乾燥の対処
妊娠したママの身体におこるさまざまな肌トラブル。「やけに痒い!どうしたらいいの」「ニキビや肌荒れがひどい」「乾燥してカサカサになってしまった」など、悩みを抱える人も多いでしょう。今回は、妊娠中に辛い肌トラブルを経験した3人のママが登場。症状と対処方法、おすすめの予防ケア、また産後の経過について詳しくお話していただきました。
【座談会メンバー】 ●ちあきさん 産後間もない新米ママ。妊娠後期には切迫早産で入院した時期もある。その後帝王切開にて無事に出産し、新生児のお世話に奮闘中。 ●まめこさん 生後7ヶ月の男の子をもつママ。妊娠中はこれまで無縁だった肌トラブルの数々に悩み、体質の変化を実感。 ●みほさん 生後8ヶ月の女の子を育てるママ。妊娠期に猛烈な痒みがおそう「妊娠性掻痒症」を患った経験があり、皮膚科を受診していた。 |
妊娠中におこった肌トラブルとは?症状はいつから?
―妊娠中いつの時期に、どのような肌トラブルがありましたか?部位と症状を具体的に教えてください。
●まめこさん
妊娠6ヶ月を過ぎてお腹の膨らみが目立ち始めたころから、全身の乾燥が気になりました。冬の時期だったので余計にカサカサがひどかったです。顔には口周りや頬を中心にニキビができ、マスクの刺激もあって皮膚がめくれてしまい、ヒリヒリと痛むほどでした。もともと肌は強いほうで、過去に肌トラブルに悩んだことはあまりなかったので、妊娠してからの肌質の変化に驚きましたね。
●ちあきさん
わかります、すごく乾燥しますよね。私は妊娠後期に入ってから、乾燥と痒みに加え、ぶつぶつとした水ぶくれ状の発疹があらわれました。腕や足、お腹あたりと広い範囲です。しばらく切迫早産で入院した時期もあるのですが、その時はストレスも強かったのか、一時的に足裏の発疹がひどくなったことも。
●みほさん
私はつわりが治まり安定期をむかえる時期から、身体中に猛烈な痒みがおそい、「妊娠性掻痒症」と診断されました。手のひら・足の裏・首・ひざから下・背中の症状が強く、我慢できない痒みでひどく辛かったです。寝ながらかきむしり、ひっかき傷ができ、さらに悪化してしまう状況でした。
―妊婦さんの数パーセントが「妊娠性掻痒症」を患うといいますね。お腹の痒みもありましたか?
●みほさん
お腹もすごく痒かったです。痒いからと掻いたり触ったりしすぎると、お腹は張りやすくなってしまうので、いっそう我慢が必要です。
●まめこさん
私はお腹まわりがすごく痒いと思ったら、妊娠後期に入って妊娠線ができてしまいました。妊娠線予防のために保湿はしていたものの、お腹の赤ちゃんが大きめだったこともあり、いくつも妊娠線ができてショックです。
―みなさん共通して、乾燥肌がみられたようですね。しかしその他は人によって、症状や出る時期が異なります。妊娠中の肌トラブルとひとことで言っても、いろいろなタイプがあることがわかります。
おすすめ情報
妊娠中の肌トラブル「痒み・発疹・乾燥」への対処方法
―痒みや乾燥、それに伴う発疹に対して、どのようなケアをしましたか?これまで行った対処方法と、最も効果があったものを教えてください。
●ちあきさん
とにかく保湿すること!保湿は欠かしてはいけないと聞いて、ボディクリームで全身を丁寧に保湿するように心がけました。妊娠線予防のためにも、妊娠中期くらいからはかなり意識してケアを始めました。
●まめこさん
同じくボディクリームでの保湿を毎日欠かさず、朝晩続けました。乾燥と痒みが一番ひどいお腹にはボディオイルも併用。また顔には敏感肌用で低刺激の保湿剤を使い分け、外出時はスプレータイプの化粧水を持ち歩くといったように、対策を徹底しましたね。しかしそれでも妊娠線部分の痒みは我慢できず、かかりつけの産婦人科の先生に相談しました。かゆみ止めの塗り薬を処方してもらったところ、これが効きました。
●みほさん
私は皮膚科にも通いました。妊婦さんでも使える薬のなかで、保湿剤とかゆみ止めを処方してもらい使用。結果としてこれらは一番効果があったと感じます。また医師に相談して、血の巡りを良くする漢方薬なども試しました。さらに寝る時は手袋をして、掻きむしってしまわないように対策。どうしても痒くてしかたない時は、少し冷やすと痒みが和らぐこともありましたね。
辛い肌トラブルは産後に改善した?
―妊娠期に生じたそれぞれの肌トラブル。出産後に症状はどうなりましたか?
●みほさん
出産後は自然と痒みが落ち着いていきました。ようやく症状が解消して本当にほっとしましたよ。
●ちあきさん
同じです。産後すぐから身体の発疹が消えてもとに戻りました。妊娠後期から同時にむくみにも悩んでいたのですが、それも徐々に改善したように感じます。
●まめこさん
妊娠線の痒みは治ったのですが…。私は帝王切開で出産したため、産後1ヶ月ほどは手術の傷跡が痛み、その後は傷口が痒くなりました。また妊娠期とは違ったトラブルに見舞われています。ただ顔の乾燥やニキビは、さほど気にならなくなりましたよ。念入りな保湿ケアをずっと続けているからかもしれません。
妊娠中の肌トラブルの乗り越え方!先輩ママからのアドバイス
―最後に、肌トラブルに悩んでいる妊婦さんにアドバイスをお願いします。
●みほさん
妊娠中のマイナートラブルには原因がわからないことも多く、症状によっては大きなストレスを抱えてしまいます。出産したら落ち着くと信じて、全身のケアを心がけてください。
●ちあきさん
保湿ケアは基本となりますが、できれば妊娠中の食事にも少しは気を配り、栄養バランスを整えるとより良いかと思います。それからストレスケアも重要。妊婦さんはメンタルも不安定になりがち。ストレスによって身体に不調をきたすこともあるので、心穏やかに過ごすことも大事ですよ。
●まめこさん
普段から使用している化粧品やケア用品を見直し、なるべく刺激の少ないものを選んでください。肌への負担を減らすのが大切です。そして症状が辛い時は我慢せず、医師に相談したほうが良いです。適した薬を処方してもらえますよ。また毎日のスキンケアは習慣にして、楽しめるように工夫するのもおすすめ。夫にボディクリームを塗ってもらうのも良いですし、産後は赤ちゃんも一緒に保湿ケアをするとスキンシップになりますよ。
―みなさん妊娠中におこった肌トラブルの経験を語っていただき、どうもありがとうございました。
文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA
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