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2023.04.24

育児のヒヤリハット【体験談】赤ちゃんとの生活に潜むまさかの危険!

小さな子どもの行動には、ママの予想外が連発します。赤ちゃんを育てていると「危ない!大ケガをするところだった!」と、ヒヤリとする場面もあるでしょう。「これはやめてほしい」と思ったことをされてしまう時もありますね。今回は子育てに奮闘中のママが登場し、実際にあったヒヤリハットのエピソードを紹介していただきました。

【座談会メンバー】

ハルハナさん

1歳男の子を育てるママ。自由自在に走り回るようになった子どもの発育に喜びつつ、常に目が離せない状況に注意を払っている。

●やまさん

2歳の男の子を育てる妊娠中のママ。長男はイヤイヤ期にさしかかり、これから始まる兄妹育児に対し少し不安を抱く。

●さかなさん

8歳女の子&3歳男の子&0歳5ヶ月女の子をもつママ。子どもたちの成長にともない、それぞれの性格や個性の違いを日々実感している。特に長男の予測不能な行動には驚くことも。

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3

 

育児中のヒヤリハット!24時間どこでも起こりうる?

―小さな子どもがいる家庭では、事故やケガの危険性にヒヤリとする経験は避けられないでしょう。実際にどのような場面で肝を冷やしたことがありますか?

 

●ハルハナさん

我が子がよく動き回るようになった生後8ヶ月ごろから、ヒヤリとした経験は何度もあります。最近だとつい先日、ペットボトルのキャップをどこかから見つけ出し、口に入れてしまいました。オエッとなった瞬間に私が取り出したので、飲み込んではいませんが、もし気づくのが少しでも遅れたら飲んでしまっていたかもしれません。

 

●さかなさん

何でも口にする時期、誤飲は怖いですね。5ヶ月になる末っ子も、手先がだいぶ動かせるようになりました。上の子たちのおもちゃには、小さなブロックや細かいパーツもたくさん。角の尖ったブロックが床に落ちていたことがあって以来、しばらくは危ないものを一切出さないように片付けました。 

 

●やまさん

階段や段差から転倒しかけたことは何度かあるかも。キッチンや玄関など危険な場所にはベビーサークルを設置しているのですが、それすらよじ登ろうとします。もしもタイルのような硬いところで頭を打っていたら…と思うとゾッとしますね。

 

●さかなさん

0歳だとまだ、高い場所だからといって怖がる感覚もありませんよね。そういえば一度、お風呂の浴槽でお湯にドボンと入ってしまうことがありました。危ない!と思いすぐ抱き上げたので大事には至りませんでしたが、子ども自身はお湯に顔が浸かっても苦しそうにもがく様子はまったくなく、そのまま身をゆだねているようでした。静かなまま溺れるのかと思い、一瞬青ざめました。その場で即座に気づいてあげられてよかったと安堵しましたね。

 

―赤ちゃんとの生活ではいつでも・どこでも危険が潜んでいますね。ママやパパでも予想できない事態が日々起こるので、育児を実践しながら危険を排除していく必要があるでしょう。

 

 

今までで一番のヒヤリハットは?

―では、これまでヒヤリとした経験のなかでも、最も危うかったエピソードはありますか?

 

●やまさん

息子がちょうど1歳になった頃でした。買い物を終えた後の駐車場で、車に荷物を載せているほんの数秒の間に、隣にいたはずの我が子が見当たりませんでした。いつの間にか車の裏側にまわっており、そこまではまだ想定内だったのですが…。その日までまだよちよち歩きだったはずの息子は急に走り出し、車道に飛び出してしまいました。幸い事故はまぬがれましたが、あまりにも突然のことで驚いたのと同時に、もし車と衝突していたらと考えると涙が出そうでした。

 

 

●さかなさん

とっさの時に、自分がきちんと子どもを守れるとは限らないですよね。私は3人目の妊娠中に子どもたちを連れて公園で散歩していたところ、息子が橋の上から小川をのぞいていて、危うく転落しかけました。まさかそれ以上は近寄らないだろう、と過信していた部分もあると思います。たまたまその日は夫も一緒だったので、間一髪のところで息子をつかみ上げてくれましたが…。もしも大人が私だけだったら?妊娠中でお腹の大きな状態でどう助けられる?と振り返ってさらに恐怖を感じました。

 

―育児では当たり前に注意をしていても、さらに予想不能な事態が起こりうるということ。実際に大ケガにつながる危険性は十分ありますよね。

 

●ハルハナさん

実は息子が椅子から転倒して、救急車を呼んだ経験があります。ダイニングの椅子に固定するタイプのベビーチェアを使っていて、そこに座らせて家事をしている時でした。夫が息子の側にいることがわかったので、私自身は洗い物に集中していました。「ドスン」という鈍い音が聞こえると、息子が仰向けに倒れていたのです!かなりの高さから落ちたにもかかわらず、泣くこともせず、ぐったりとまるで眠っているようでした。頭が真っ白になりながらも、数分呼びかけ続けましたが反応しないので、救急車を呼ぶことに。するとすぐに隊員の方がかけつけてくださいました。それでも息子は目を覚まさず搬送先の病院の調整に入ったところ、ようやく意識が回復しました。外傷はなく、念のためCT検査も受けましたが、幸い異常は見られませんでした。

実際その時、ベビーチェアのベルトはきちんと締められていませんでした…。おそらく立ち上がった拍子に落ちたのだと…。いつもは大丈夫だから、というほんの少しの気のゆるみも原因です。息子には本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。

それを機に新たにテーブルチェアを購入し、使用時に必ずベルトを締めること、また定期的にネジのゆるみのチェックなども徹底して行うようにしています。

 

 

過去のヒヤリハットから学ぶ子どもの安全対策

―そのような経験をふまえて、安全対策として意識していることを教えてください。

 

●ハルハナさん

いつ何が起きるかわからないので、絶対に子どもから目を離さないようにしています。そして、「これはしないだろう」「ここまではまだできないだろう」と絶対に思わないことです。

 

●やまさん

私も同じです。子どもの成長はすさまじく、ある日突然できるようになったりします。もちろんいろいろな体験をするのも大事ですが、日常のあらゆる場面で命にもかかわる危険が隠れていることを、肝に銘じています。

 

●さかなさん

3人の子どもたちを見ていると、それぞれに個性があって言動もさまざま。「上の子がこうだったから、下の子もこうだろう」とか、「この月齢ならこうするだろう」のような予測に当てはまるとは限りません。身体能力も違えば、慎重さ、好奇心の強さなど性格もさまざまなので、その子にあった見守り方で安全を確保するのが大切だと痛感しています。

 

 

―みなさん育児でヒヤリとした経験を語っていただき、どうもありがとうございました。

 

文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA

             
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