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2021.01.22
2人目妊娠したら!【保育士がすすめる】上の子の抱っこ&ケア方法
嬉しい2人目の妊娠発覚。でも上の子が急に甘えたり、わがままになったり、イライラしてしまうこともありますよね。
上の子にもしっかり愛情を伝えられるように、どのように対応すると良いか見ていきましょう。ママが笑顔で過ごせる方法もお話します。
目次
2人目の妊娠発覚!上の子に見られる変化とは
今までママやパパの愛情を、たっぷり独り占めしてきた1人目のお子さん。ママが2人目を妊娠すると、なんとなく今までのようにはいかなくなると感じ取り、漠然とした不安が生まれます。
その漠然とした不安や、ママの愛情や注目を自分だけに向けていたいという気持ちから、時にはママが困る行動をとってしまうのです。こういった行動のことを「退行現象」といい、一般的に「赤ちゃん返り」という言葉でよく知られていますね。
■赤ちゃん返りにみられる変化
年齢や性別、その子の個性によってみられる変化はそれぞれ違いますが、一般的に言われている変化は次のようなものです。
・いつも以上に甘える
・ママの後追いをする
・感情の起伏が激しくなる
・なんでもイヤイヤと言う
・夜泣きをする
・お漏らしやおねしょが多くなる
・今までできていたことができなくなる、したくなくなる
・指しゃぶりをする
・おっぱいを欲しがる
「わがまま」「やきもち」上の子のケアで気をつけたいポイント
時にはわがままになったり、お腹の赤ちゃんにやきもちを焼いたり、上の子の対応にママはどうしたら良いのかわからず、イライラして辛くあたってしまうこともあるでしょう。
赤ちゃん返りは上の子からのメッセージです。
どんなことをしてもママに見捨てられることなく、受け入れてもらえるという経験を重ねることで、「自分は愛されている」「安心していい」「自分らしく生きていい」という自信が育っていくのです。これが自尊心です。
わがままに付き合ったからといって、将来自立した人になれないのではないかと心配することはありません。幼児期に自尊心をしっかり育むことが、将来自立して生活できる心の安定の基盤になります。
赤ちゃん返りはママの愛情を信頼・期待しているからこそできること。今まで、素晴らしい子育てをしてきているということですから、これからも上の子が十分愛されていると自信を持てるような対応ができると良いですね。
■抱きしめて愛情を言葉で伝える
上の子は赤ちゃんの時のように抱きしめて欲しい、たくさん愛して欲しいと思っています。
ママは笑顔で「あなたは大切な存在なのよ」と伝えながら、抱きしめるなどのスキンシップをたくさんとりましょう。子どもは愛情を体験することで安心できるのです。
■2人だけの時間を作る
寝る前に絵本を読んだり、背中のマッサージをしてあげたり、ママと2人だけの特別な時間を作るのも良いでしょう。自分は特別な存在だ、愛されているんだと実感できます。
■赤ちゃんが生まれることを知ってもらう
上の子の年齢によってはなかなか理解できないこともありますが、それでも丁寧に何度もお腹の中に赤ちゃんがいることを説明してあげましょう。
それと同時に、上の子もお腹の中にいた時から大切にしていた、ということを伝えてあげましょう。弟妹ができることについて描かれた絵本もありますので、それを読み聞かせするのも良いですね。
産後の赤ちゃんとの対面に向けた準備にもなります。
■お腹の上に乗られる・抱っこへの対応
ママの愛情を感じたくてお腹の上によじのぼってきたり、突進してきたり、ママがどきっとすることをするかもしれません。ですが、お腹が張ったり、痛みを感じたりしなければ様子を見て大丈夫です。
お腹が張るなど切迫流早産の症状がなければ抱っこしても大丈夫ですが、立っているとどうしてもお腹に力が入ってしまうので、座って膝に乗せて抱っこしましょう。
骨盤ベルトでお腹の重みをサポートするのも予防として良い方法です。また、抱っこではなくおんぶを提案してみるのも良いでしょう。
(監修:東京都助産師会)
おすすめ情報
ママも辛い!そんなときは周囲のサポートを
上の子のために色々してあげたい気持ちはあるけれど、つわりで動けない、身体への負担が大きい、早産兆候があって安静にしなければならないなど、辛いママも多いでしょう。
そんなときは無理せず周囲のサポートを受けましょう。
パパに活躍してもらう
入浴や寝かしつけ、家事などパパもできることを増やしてもらえると良いですね。産後数日間はどうしてもママと離れて過ごしますから、妊娠中から練習のつもりで協力してもらいましょう。
お仕事も頑張りながら、家族のためにも努力してくれるパパへの感謝の気持ちも忘れずに!
家事代行サービスや一時保育など社会資源を活用
家族に頼ることが難しい場合、社会資源を活用するのもひとつの手です。家事は意外とたくさんの時間を費やしますから、それをしないだけでもママに心の余裕ができますし、上の子との時間を多く取れますね。
また妊娠中は一時保育といって、保育園で短時間上の子を預かってもらえるシステムがあります。産後のことも考え、妊娠中から家族以外の人と接することに慣れてもらうのも良いでしょう。
《まとめ》
2人目の妊娠でママの体も心も不安定になりやすい中、上の子の赤ちゃん返りなどの変化にイライラしたり悩んだりしてしまうママもいるでしょう。
ママを信頼してくれているからこそ、上の子はわがままや赤ちゃん返りで気持ちを伝えようとしてくれているのです。「大丈夫、今までと変わらず愛している、安心してね」とスキンシップで伝えてあげてくださいね。
ママも1人で対応するのではなく、家族や周囲のサポートを得ながら妊娠中の子育てを笑顔で楽しめると良いですね。
※写真提供:PIXTA
平成29年3月幼稚園教諭退職後、ライフスタイルの変化に合う仕事を探す中でバランスボールに出会う
平成29年7月バランスボールインストラクター取得。2018ミスユニバース愛知大会ビューティーキャンプ講師。スタジオレイナパーク所属バランスボールレッスン担当
平成29年9月第一子妊娠
平成30年1月体力指導士取得
平成30年3月産後指導士取得。マタニティ&産後ケアスタジオフォレストパーク所属マタニティエクササイズ担当。東海エコフェスタステージ出演。
平成30年4月指導士養成講師取得。妊娠36週までレッスンを開講
平成30年5月出産。自身のリアルな産後を味わいながら産後2ヶ月から産後ケアクラス再開
平成31年9月自宅スタジオkumi park開講。ヨガウェアブランド「sloli japan」公式アンバサダー就任。ロート製薬新ブランドpropoスポーツビューティーマイスター就任。中京テレビ「キャッチ」特集出演。HAPPY MAMA FESTA2019講師。愛知県豊田市立公立中学校にて「赤ちゃん抱っこ講座」講師
令和元年5月一般社団法人体力メンテナンス協会8、9期 名古屋支部副支部長就任。単独講演会「新米ママ フランスへ行く」第一弾名古屋にて開催
令和元年11月産後ケアを学ぶフランス研修のため渡仏。単独講演会「新米ママ フランスへ行った」第二弾名古屋にて開催
令和元年12月骨盤補正師取得
令和2年4月地域密着型子育てサロン「ぱぱっと」設立。名古屋市守山区東区千種区北区の子育て情報配信中
令和2年7月2年間で5期に渡りインストラクター養成し計10名のインストラクターを排出。2020ミセスアースジャパン愛知大会ビューティーキャンプ講師
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