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2024.07.11
赤ちゃんのプールはいつからOK?水着やおむつの準備・注意点とは
暑い時期は、赤ちゃんもプール遊びで楽しませてあげたいですね。赤ちゃんはいつからプールで遊べるのでしょうか。水着やおむつはどうしたらいいのでしょうか。赤ちゃんの初めてのプールの事前準備や気を付けることなど、詳しく解説していきます。
目次
赤ちゃんのプールデビューはいつから?
赤ちゃんのプールデビューは、この月齢からOKという決まりは特にありません。水遊びを楽しめるようになる目安は、赤ちゃんの首がしっかり座り、お座りができる生後約6ヶ月以降といえるでしょう。
最初は家のプールで、少しずつ水に慣らしてあげます。
公共のプールデビュー2歳頃から
公共のプールデビューは、おむつの外れる2歳頃まで待ったほうがいいでしょう。他の利用者へも配慮が必要ですし、赤ちゃん自身の安全や衛生面を考慮する必要があります。施設ごとに乳幼児の利用に関してルールが決まっていますので、利用する前に確認しておくとよいでしょう。
早くから水に慣れさせたい場合には、ベビースイミングのスクールを利用するのも方法です。他にも、公園にある水遊び用の浅い池や、乳幼児用のプールなどで水遊びを楽しむこともできます。ただし、公共の場所での水遊びは事故リスクが上がりますので、十分注意してくださいね。
赤ちゃんのプール!水着・おむつはどうする?
赤ちゃんのプール遊びに使う水着やおむつについて、解説していきます。
水遊び用おむつ
公共プールで遊ばせるときには、水遊び専用のおむつを付けてあげましょう。紙おむつと違い、水遊び用のおむつは水を吸っても膨らまず、重くなりません。水遊び用のおむつを付けていても、おしっこやうんちが100%漏れ出ないわけではないので、こまめなおむつ交換を心がけてくださいね。
紙おむつは、中のポリマーが水を吸収してパンパンに膨らんでしまいます。重くなってしまうので、プール遊びはできません。もしおむつが破れると、プールにポリマーが流れ出てしまうことになります。
プール遊びの時には、絶対に紙おむつは使用しないようにしましょう。自宅でプール遊びをするときには、おむつをしなくても大丈夫です。
水着
水着を着せる場合には、水遊び用のおむつの上に、水着を着ます。翌年も使えるようにと、大きめの水着を買いたくなりますが、サイズが合わない水着だと体と水着の間に水が溜まってしまい、赤ちゃんにとっては不快です。
また脱げたり、からまったりすることもあり、事故やけがの原因になります。ピッタリのサイズのものを用意してあげてください。
赤ちゃんの水着にも、フリルやリボンなどの飾りのついたデザインはあります。可愛いとつい選びたくなりますが、ひっかかって事故やけがの原因につながるため、シンプルなデザインの水着がよいでしょう
素肌に直接着るものなので、縫い目があたっても痛くないものを選びましょう。おむつ交換がしやすいよう、脱ぎ着しやすいものがおすすめです。
ラッシュガード
準備しておくとよいのがラッシュガードです。赤ちゃんの肌は敏感なので、紫外線対策をして肌トラブルから守ってあげましょう。
おすすめ情報
【リスト】赤ちゃんのプール遊びに便利なアイテム
プール遊びの時に水着や水遊び用おむつ、着替えは必須ですが、それ以外にもあると便利なアイテムがあります。
□バスタオルやブランケット
これは必須アイテムです。濡れた体を拭く以外に、冷えた体を温めるためにも役立ちます。
□飲食物、ミルク
これも必須と言えるでしょう。水分補給はこまめにして、脱水症状や熱中症を予防しましょう。
□スキンケア用品
プール遊びの時には、紫外線対策とプール後の保湿を心がけてあげましょう。紫外線対策には、パラソルや赤ちゃん用日焼け止めクリーム、ラッシュガードなどがおすすめです。
□スイムキャップ
ツバや日よけたれがついていると、日光対策になります。
□浮き輪
月齢の小さい子が使えるものもあるので、赤ちゃんの月齢や体格に合ったものを選んであげましょう。浮き輪を使っている間も、ずっとそばにいて、目を離さないようにしましょう。
□ワンタッチテント・レジャーシート
赤ちゃんが疲れてお昼寝してしまった時など、休憩するのに便利です。
□濡れたものを入れるビニール袋
□絆創膏や消毒液など救急グッズ
十分気を付けていても、プールやプールサイドはケガをしやすいものです。擦り傷や切り傷をつくってしまった時の備えをしておきましょう。
赤ちゃんのとのプールの楽しみ方
赤ちゃんと初めてのプール遊びは自宅で、赤ちゃんの手足に水をかけてあげるくらいで十分です。ビニールプールを使ってもいいですし、お風呂にぬるま湯を少し張って遊ばせることもよいですね。
赤ちゃんがしっかりお座りできるようになったら、浅い水で、ジョウロやコップ、水遊び用のおもちゃなどを使って、遊ばせてあげましょう。
プール遊びの注意点
赤ちゃんがプール遊びを安全に楽しむために、周りの大人はどんなことに気をつけるとよいでしょうか。プール遊びの注意点を解説します。
水深が浅くても絶対に目を離さない
赤ちゃんは水の深さがたったの数センチでも、おぼれてしまうことがあります。一人で上手にお座りができる赤ちゃんも、どんなに浅いプールでも、一瞬たりとも目を離さないようにしてください。
また、歩ける子の場合は転んでしまうことがあり危険ですので、プールサイドでも手を離さないようにしましょう。絶対に赤ちゃんのそばを離れないでください。
赤ちゃんの体調に注意
プール遊びは体力を消耗するので、病み上がりや病気の前兆があるときは避け、体調が万全の時に遊ばせましょう。
赤ちゃんは体調が悪くても、自分で説明できません。プールに入る前は体温測定をし、風邪などの症状がないことを確認しましょう。寝不足や食欲がない、機嫌が悪いなど、少しでも体調に不安があるときは、迷わずプール遊びを中止にしましょう。
下痢気味の時や、他の人にうつしてしまう可能性のある皮膚疾患の時も、プールは控えましょう。
プール遊びのタイミングも大切です。水圧によって、吐き戻してしまうことがあるので、できれば食事や授乳をしてから30分〜1時間ほど経ってからがよいでしょう。
休憩と水分補給
プール遊びは、最初は5分~10分という短時間からにしましょう。慣れてきて楽しんでいるように見えても、思った以上に赤ちゃんは疲れているので、10分~15分ごとに休憩をとりましょう。
水の中にいても汗をかいているので、水分補給も忘れずに。熱中症対策をしっかりとしましょう。
水温、気温、天候に注意
赤ちゃんが冷えてしまわないよう、水温、気温、天候に十分注意をします。赤ちゃんのプールの水温は、通常より高めの32℃が目安とされます。しっかり水温を調整するか、よく日に当たる場所で水を温めてから遊ばせましょう。
赤ちゃんは体温の調節能力が未熟なので、水温の低いプールに入ると、急に体温が下がってしまうことがあります。赤ちゃんの様子をよく見て、寒がっていれば、すぐにプールから出して乾いたタオルで水をふき取り、温めてあげてください。
また風によって体の熱が奪われるので、天候にも気を配りましょう。
紫外線対策
赤ちゃんの敏感な肌に、紫外線は強い刺激です。赤ちゃん用の日焼け止めクリームやラッシュガード、帽子や日傘などを使って、紫外線対策をしてあげましょう。
感染対策
プールの水だけでなく、脱衣所やベンチで様々な菌に感染することがあります。またプールの水は塩素で消毒されており、そのままにしていると赤ちゃんの肌には強い刺激になります。塩素を洗い流すことと、感染予防のために、プールの後はシャワーできれいに体を洗ってあげましょう。
《まとめ》
赤ちゃんに楽しくプール遊びをさせてあげるための注意点や、便利なアイテムを紹介しました。家のプールであれば、生後6ヶ月頃から水遊びを楽しむことができます。赤ちゃんの体調や安全によく気を配って、事故のないように注意しましょう。
※写真提供:PIXTA
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国立福山病院附属看護学校卒業後、看護師として勤務。
第二子出産後、岡山大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻に進学し、助産師免許取得。
大学の非常勤講師、産婦人科病院、不妊治療専門クリニックなどで勤務。
現在は助産院勤務しながら、自身の出張・オンライン専門のすまいる助産院を開業中。産前産後の身体と心をサポートしてます。
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