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2021.04.09
【助産師にきく】妊婦さんでもネイルやマニキュアをして大丈夫?
妊娠前は華やかなネイルでおしゃれを楽しんでいた妊婦さんも、出産時はネイル禁止!と聞いたことがあるのではないでしょうか?では妊娠中のネイルやマニキュアについて、どのようにすべきか助産師がお答えします。
妊婦さんのネイルやマニキュア
妊婦さんのネイルやマニキュアは大丈夫?
妊娠中のネイルやマニキュアについては、病院の先生によって方針は違いますが、おすすめはできません。
ネイルやマニキュアに含まれる成分が赤ちゃんに影響することはありません。ですが匂いで体調を崩したり、急なトラブルの際にネイルが邪魔になるなどリスクがつきものです。
妊娠中のネイルのリスク・注意点
妊娠中はネイルがおすすめできない理由は3つあります。
1. 妊娠中は抵抗力が落ちているので、ジェルネイルの際にグリーンネイルという「緑膿感染症」のリスクが高まります。
2. 妊娠期間中は破水や腹痛など、急にトラブルが起こる可能性も少なくありません。その場合は緊急搬送されることも考えられ、ネイルをしていると処置がうまくできない可能性もあります。特にジェルネイルは取るのに時間がかかるため、注意が必要です。
3. 診察時には医師が爪の色や状態を見て、妊婦さんの体調を判断することもあるためです。ネイル以外に金属の指輪やピアスも、帝王切開などの緊急時には外す必要があります。妊娠するとむくむ人が多いので、指輪が抜けにくくなりがち。いざ緊急手術となった時に抜けないといけないので、妊娠中は外しておくと良いかもしれません。
産後は爪を短く切って
新生児の肌はとてもデリケートです。お世話する時は、爪を短くした清潔な手が赤ちゃんにとって一番。妊娠後期にはいつ出産になってもいいように、爪を短く切っておきましょう。
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監修者
1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。
2010年一般社団法人格を取得。
2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。
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