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2021.07.05

妊娠中は熱中症に注意!暑い夏を乗り切る4つの対策【助産師】

年々夏の気温が上昇し、熱中症の発症リスクが高まっています。妊婦さんは特に熱中症になりやすいといわれており、注意が必要です。ここでは、なぜ妊娠中は熱中症になりやすいのか、また妊娠期のマイナートラブルに似ている熱中症の症状について説明します。さらに4つの熱中症対策についてもまとめました。

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妊娠中はなぜ熱中症になりやすい?

妊娠中の熱中症原因

 

熱中症になり医療機関を受診する人は年々増加傾向にありますが、妊婦さんは特に熱中症になりやすいといわれています。まずはその理由についてみていきましょう。

 

妊娠中は基礎体温が上がるため

妊娠中は女性ホルモンの分泌に変化があり、妊娠前よりも基礎体温が高くなります。体温が高くなることで代謝が高ぶり、気温以上に暑さを感じ、多く汗をかきやすくなります。たくさんの汗をかくことで、体の中の水分と電解質のバランスが崩れ、熱中症のリスクが高まります。

 

妊娠中はより多く水分が必要

妊娠することで血液の水分量は、非妊娠時より40%増量するといわれており、体中に水分を貯めておくように水分調節機能が変化します。そのため妊婦さんは普段よりも水分を多く摂取する必要がありますが、夏の暑さでたくさん汗をかくことで水分不足となり、熱中症になりやすいのです。

 

マスクで呼吸による体温低下が妨げられる

現在、コロナ対策で外出時はマスクを着用することが多いですね。人間は呼吸をすることで外気を取り入れ体温を下げますが、マスクによって外気による換気が難しくなります。

また妊婦さんは血液が薄まっているため、酸素を取り込む機能が弱くなり、酸欠になりやすいのが特徴です。そのため妊婦さんは特にマスクで酸素の取り込みが悪くなり、体温低下も妨げられ、熱中症にかかりやすくなります。

 

 

熱中症は妊娠中のマイナートラブルと似た症状

熱中症の症状は、貧血などといった妊婦さんのマイナートラブルと似ていることから、熱中症に気づかず症状が悪化してしまうこともあります。

 

妊娠中のマイナートラブルと間違えやすい熱中症の症状

前述したように、熱中症とは体の中の水分や電解質のバランスが崩れ、体温機能調節がうまくできなくなることをいいます。妊娠中のマイナートラブルと似ている熱中症の症状は、以下のものがあります。

 

・体のだるさや吐き気

・普段とは違う汗のかき方(大量発汗やまったく汗が出なくなるなど)

・頭痛

・体が熱い

・足がつる

 

妊婦にとって特に危険な熱中症の症状

熱中症の症状の中でも、妊婦さんにとって特に危険な症状は以下のものがあります。

 

・体温の上昇

・酸欠

・脱水

・めまい

・立ちくらみ

 

妊婦さんが熱中症になると体温が上昇し、たくさんの汗をかくことで循環血液量が減少して脱水になります。そうなると、胎児への血流も滞りやすくなり、胎児にとっても危険な状態になります。

熱中症のリスクが高まる条件として、

・気温28度以上

・湿度70〜80%

・風がない、弱い

・熱帯夜

・涼しい場所から暑い場所へ移動したとき

などがあります。以上のような条件の場合は特に、予防対策をしっかり講じ、また熱中症の症状が出ていないか自分の体調をしっかり見極めましょう。

 

 

妊娠中の熱中症対策4つ

妊娠中の熱中症予防

 

ここからは、熱中症にならないための対策を4つ紹介します。

 

熱中症対策1. 水分補給

通常、人間に必要な水分は1日に2.5リットルといわれています。妊婦さんは赤ちゃんを育てるために、より多くの水分が必要となります。食べ物から得られる水分以外に、こまめに意識して水分をとりましょう。

 

汗で電解質も失われてしまうので、水のみの補給だと吸収しにくいです。しかしスポーツドリンクは糖分が多いため、避けた方がよいといわれています。電解質のバランスが取れた経口補水液やミネラルの豊富な麦茶がおすすめです。一度に大量に飲むのではなく、目安は1日に1.5Lから2Lを、こまめに少しずつ飲む方が全身に水分が行き渡ります。

 

熱中症対策2. 外出を避けてエアコンで温度調整

妊娠中は夏の日差しの強い時間である、11時〜15時の外出はなるべく避けましょう。出かける時はつばの広い帽子をかぶったり、日傘をさしたり、日陰を選んで歩くとよいです。もし脱水や熱中症の症状がある場合には、無理せず日陰で安静にし、誰かに助けを求めましょう。

 

また外出していなくても、室内にいるから大丈夫と安心しないように。エアコンをかけたり風通しをよくして、直接日光が当たらないよう工夫して過ごしましょう。冷えた室内から暑い外に出る時は気温の変化が激しく、熱中症になりやすいです。冷房の効いた場所ではカーディガンなどで体温調整をしましょう。

 

熱中症対策3. 気温に適した服装

「冷え」予防として昔の風習で、夏でも腹巻きをしたり、厚手のソックスやレギンスを何枚も重ねている方もいます。しかし今の気候と昔の気候はまったく違います。必要以上の厚着は熱中症の原因になるため避けましょう。

冷えが気になる時以外は、体を締め付けない、風通しがよくゆったりとした服装を選ぶことが大切です。

 

熱中症対策4. 十分な休息と栄養

妊娠中は普段よりも体が疲れやすいのが特徴です。夏は特に休息時間を多く取るように心がけましょう。夜間の睡眠時間を十分に確保するのはもちろん、できるのであれば日中にも30分~1時間くらいのお昼寝をするとよいです。

熱中症の予防として必要な栄養素は、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。肉や魚類、豆類、色の濃い野菜を摂るよう心がけましょう。

 

 

《まとめ》

 

妊娠中は基礎体温が上がり、水分も多く必要となり、熱中症になりやすいです。また妊娠中のマイナートラブルでもある、貧血などからくる体のだるさや吐き気、体が熱い、足がつるといった症状は、熱中症の症状と似ています。対策が遅れ、熱中症が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。水分補給や室内の気温の調整、洋服の選び方、休息や栄養のとり方を工夫することで熱中症を予防しましょう。

 

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1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

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