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2022.12.01

先輩ママの「吐きづわり」対策・軽減方法!どうしたら楽になる?

妊娠初期に多くのママが苦しむつわり症状のなかでも、代表的な「吐きづわり」。これまで経験したことのない気持ち悪さと吐き気でぐったりし、気持ちがめげそうになる人も多いでしょう。今回は妊娠中、吐きづわりに悩んだ3人のママにお話をお聞きしました。いつからいつまで辛い症状があったか、また吐き気を楽にするために行った対処法について、体験談を教えてもらいましょう。 

【座談会メンバー】

●りりさん

妊娠6ヶ月の初マタさん。妊娠初期から吐きづわりに苦しみ、仕事を休んだ経験もあり。現在はリモートワークで勤務中。

●あやさん

女の子を出産したばかりの新米ママ。つわり期は脱水で入院し、点滴生活を送った過去も。さらに後期づわりにも悩まされ、出産直前まで吐き気に襲われた。

●えりにゃさん

0歳男の子を育児中。吐きづわりに加えひどいにおいづわり、めまいや頭痛、下痢、便秘などあらゆる不調のなか、妊娠初期は仕事を休んで入院した。

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「吐きづわり」はいつからいつまで続いた?仕事はどうした?

まず「吐きづわり」が始まったのはいつ頃からで、いつまで続きましたか?

 

●りりさん

妊娠8週目くらいから吐きづわりが始まり、ひどい吐き気でとても会社に行ける状況ではありませんでした。母子連絡カードを職場に出して、仕事はしばらくお休みへ。ひたすら安静にして吐き気が少しでも治まるのを待つ生活でした。つわりが治まったかなと感じたのは妊娠17週くらいです。

 

●あやさん

私は妊娠6週から22週ごろまで吐きづわりでした。そして妊娠30週から出産までは、後期づわりとして症状が再来。本当に長い間辛くて、吐き気が無い時期のほうが少なかったですね。初めは何とか耐えながら仕事をしたのですが、症状は悪くなる一方。さらに脱水を起こして入院となりました。そのタイミングで仕事は辞めています。

 

●えりにゃさん

吐きづわりを感じたのは、妊娠発覚後すぐの5週あたり。だいたい20週を迎えるころまではとにかく吐く日々でした。私も仕事はもちろん家事もままならず、しばらく休職のうえ入院して点滴を受けましたね。

 

 

ひどい吐きづわりの時期どう過ごしていた?

みなさん重度の吐きづわりが長く続いたようですが、どのように過ごしていたのですか?少しでも吐き気を抑えるために、どんな工夫をしましたか?

 

●りりさん

まず日常の家事すらしんどいので、ネットスーパーを利用して必要な食材を買いました。体調がまだましな時にだけ、わずかに自炊できる程度です。匂いで吐き気が起こることが多いので、家の中でもマスクを着けていましたね。それでもご飯の炊ける匂いはどうしてもダメで、パックのご飯を買い置きしていました。

 

●あやさん

とにかく何をしても吐き気が襲ってくるので、ひたすら寝ることしかできませんでした。眠って意識を無くすことのほか、気分が良くなる方法はありませんでした。私の場合は水分すら飲めず、栄養不足と脱水で「ケトン体プラス4」という状態にまで陥りました。入院して治療を受けるものの、症状が改善するわけではありません。実家に帰って親にも支えてもらいました。

 

●えりにゃさん

数えきれないほど吐きましたね。私も入院して点滴を受けながら水分だけ摂って、あとはずっと横になって過ごしていました。りりさんと同じく匂いには過敏になり、ご飯や料理中の匂いはもちろん冷蔵庫、車内、人の匂いも不快でした。申し訳ないけれど夫の匂いすら辛かったです…。

 

 

●あやさん

わかります、夫の匂い!あと生ゴミの臭さにも拒否反応…。

 

●りりさん

そうなんですよね!しかもそれだけでなく、シャンプーやボディソープ、柔軟剤など普段いい香りに感じるものも受け付けなくなってしまい…片っ端から無香料に変えていきました。

 

ダメな匂いにもみなさん共通点があるのですね。ちなみにそれ以外のつわり症状は何かありましたか?

 

●あやさん

「よだれづわり」ですね、口の中によだれが溜まるだけで不快感がいっぱい。ただしこれは対策しようもないんですけどね。

 

●えりにゃさん

めまい、頭痛、下痢、便秘、眼精疲労など色々とありました。きつい下着や服を避けたり、スマホやテレビなど光の刺激も極力受けないようにしたり、不快につながる要素は徹底的に排除する必要がありました。

 

 

吐きづわりの時に食べられた物は?

それでは吐きづわりの時に、口にできた食べ物があれば教えてください。

 

●りりさん

つわりの定番ですが酸味のあるグレープフルーツジュースと、小さめのゼリーは必須アイテムでしたね。あとは少し吐き気が治まってくると、冷凍のたこ焼きやコロッケなどを好んで食べることもありました。

 

●あやさん

妊娠初期は梅干し、プリン、脂っこいもの。それから妊娠後期はグレープフルーツやお肉ですね。ただし自分でも理解できないほど、その日その時によってコロコロと変わります。こだわりもかなり強くて、プリンの中でもこのプリンは良くてこれじゃダメ!というラインが無数にありました。

 

●えりにゃさん

とにかく匂いのない食べ物の中で、フルーツゼリー、おにぎり、パンなどから口にできるものを食べていました。調理はもちろん準備の手間すらかけたくないので、すぐ食べられるバナナやいちごは強い味方でした。

 

 

辛い吐きづわりが終わった時に感じたこと

では長く続く吐きづわりがようやく終わった時、どんな気持ちでしたか?

 

●あやさん

今になって振り返ると、大きな山をひとつ乗り越えたタイミングでした。でも当時は吐きづわりの辛さから解放された実感がありませんでした。その他にもさまざまなマイナートラブルが待っていましたからね。つわり終了の喜びに浸る余裕は全然なかったです。

 

●りりさん

私も同じです。「あれ、今日はいつもより吐いていないかも?」という日もあれば、「いや全然まだ吐き気が軽くならない…」という日も繰り返しながら、次第に症状が薄れていきました。そして同時に新たなトラブルや心配事も尽きないので、「やったー終わった!」とはならないのが現実。またつわりの期間で食生活が乱れたので、食事で栄養バランスを整えることに努めました。階段の上り下りなど少しずつ動くことも意識して、失った体力を取り戻すことにも必死でした。

 

 

吐きづわりで苦しむ妊婦さんへのアドバイス

 

最後に、今まさに吐きづわりと闘っているママ達へのメッセージをお願いします。

 

●えりにゃさん

今すごく辛いと思いますが、少しずつ落ち着いてくる日が必ず来ます。赤ちゃんが順調に育っているサインだと捉えて、自身の体と、赤ちゃんのことだけを考えて大事にしてください。 

 

●あやさん

脱水で入院した時は地獄のようでした。そこまで重症化させないために、必ず水分補給だけは怠らないでください!どんなに食事が摂れなくても、お腹の赤ちゃんはちゃんと育ちます。終わりが見えないつわりに焦る気持ちもあるでしょうが、とにかく脱水対策だけはして、栄養のことは二の次で大丈夫。

 

●りりさん

私は一番しんどい時に思うように動けず、「自分は本当に気持ちが弱いな」「周りの妊婦さんはバリバリ仕事していたのに、自分は迷惑かけてばかり」と自身を責めていました。でもつわりの症状や程度は人によって異なり、気持ちで何とかなるものではありません。他人と比べ過ぎず、辛い時は正直になって周りを頼り、休むべきですよ!

 

みなさん壮絶なつわり時期について語っていただき、どうもありがとうございました。

 

文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA

         
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