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2021.02.24
無痛分娩ってどう?怖い?「気になるけどやらない」その理由
近年でかなり認知度は高まっている「無痛分娩」という出産の選択。その安全性については議論されることもしばしばありますが、何といっても分娩の時のあの陣痛が和らぐなら、と一度は興味をもつ妊婦さんは多いはず。今回は「無痛分娩ってどう思う?」がテーマ。無痛分娩にしたいと思っている人、実際に無痛分娩を決断した妊婦さんはどれほどいるのでしょうか。リアルな声を聞かせていただきました。
調査期間:2020年12月16日~2021年1月15日 有効回答者数:419
目次
1. 無痛分娩についてどう思う?
「やりたい人は選べばいいと思う」が最多で72%、「素晴らしいと思う」が26%、「怖い、やるべきでないと思う」が2%となりました。
2. 無痛分娩したいと思う?
「どちらかといえばある」37%、「ある」28%、「どちらかといえばない」25%、「全くない」10%と、回答がわかれました。
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3. 実際に無痛分娩で産む?
対象:Q2で「ある」「どちらかといえばある」と答えた方
62%の妊婦さんは「いいえ」と回答。次いで「まだ決めていない」が23%、「はい」は15%にとどまりました。
4. どのような施設で無痛分娩する?
対象:Q3で「はい」と答えた方
「産科専門病院・クリニック」が74%に対し、「総合病院」が26%です。
5. 無痛分娩はしない・まだ決めていない理由は?
対象:Q3で「いいえ」「まだ決めていない」と答えた方
※複数回答
最も多い回答が「費用が高い」で31%です。次に「近隣の産科で無痛分娩を扱っていない」が19%、「医療事故が怖い」が18%、「副作用のリスクがある」が16%となりました。「お腹を痛めて出産するべきだと思う」と答えた人は6%でした。
6. 無痛分娩で気になることや疑問は?
- 無痛分娩とはいえ完全に無痛になるわけではなく、痛みを伴う場合があると聞いたことがあるがそれはなぜ?どういう場合にそうなるのか?
- 産院によって無痛分娩費用が違う理由。麻酔の種類や処置の方法など、産院によって異なるのであれば知りたいと思う。
- 麻酔でいきむ感覚が分からないって本当?だとしたらどんなデメリットがあるのか。
- お腹の赤ちゃんに何かリスクはないかどうか、また産後の自分の体にも何か影響はないのか気になる。
- まだまだ日本では無痛分娩を扱う産院が少なく、増えているようにも思えない。麻酔科医が足りていないのが原因?
《編集部からひと言》
まず「無痛分娩ってどう思う?」と率直にお聞きしましたが、「怖い、やるべきでない」とのネガティブな回答はわずか2%でした。無痛分娩したいかどうかをたずねたところ、なんと65%の妊婦さんが「ある」または「どちらかといえばある」と答えています。
無痛分娩の経験者はまだ少数派なので、希望する人は多くないのだろうと思いましたが、無痛への興味・関心は広く持たれているようです。
しかしこの中で実際に無痛分娩を予定している妊婦さんは15%にとどまり、これから検討する人を合わせても半数にもなりません。そこで「気になるけどやらない」その理由として挙がるのが、費用の問題や、近隣で取り扱う産院がないという状況。加えて医療事故や副作用リスクへの懸念であることがわかりました。「やりたいけれどできない」ケースも多いのでしょう。
また一部ではそもそも陣痛をポジティブにとらえ、「初産なので痛みを味わっておきたい」や「お腹を痛めて産みたい」、「赤ちゃんとの一体感を味わいたい」などの意見も寄せられました。
どんな出産にしたいかは、人それぞれ。もしも無痛分娩が気になるけれど決断には至っていないという場合は、さまざまな産院で積極的に情報収集してみてください。リスクを理解し、実際に経験したママの声も参考にしながら、しっかり納得できるようにしましょう。
まなべび講座では、先輩ママによる無痛分娩の体験談をまとめた記事もあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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✔【無痛分娩どうだった?】気になる痛みや費用についての体験談まとめ
文:まなべび編集部 写真提供:PIXTA
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