「母乳育児」「ミルク育児」どちらを希望？授乳に対する妊婦の考え

　

1. 妊娠中は「母乳育児」「ミルク育児」どちらを希望？

 

赤ちゃんへの授乳に関する考え方について、妊娠中には「母乳とミルクの混合で育てたいと思っていた」人が50％。また「母乳のみで育てたいと思っていた」人が42％という結果です。

 

　

2. 「母乳育児」「ミルク育児」に対する希望、その理由は？

●「母乳育児」を希望した理由

・母乳に含む免疫物質を赤ちゃんに与えられる。また産後の体の回復が早いと聞くから。

・外出時に持ち物が少なく済み、母乳はすぐに飲ませられて楽だから。それに家計への負担もなく、さらに母子のコミュニケーションになりメリットが多い。

・自分は母親の母乳のみで育ったため、母乳育児しか考えていなかった。

 

●「ミルク育児」または「混合育児」を希望した理由

・母乳が出ないからと自責の念にかられたくないし、実母も混合だったと聞いているから。

・保育園に預ける予定のため。また夜間の授乳はパパも対応できるようにしたいから。

・自分に病気やもしものことがあって、母乳をあげられなくなると大変なため。

・母乳もミルクもそれぞれメリットがあり、両方のいいところを取りたかった。

 

●その他

・赤ちゃんが健康に育つのであれば。母乳でもミルクでもこだわりはなかった。

 

　

3. 母乳はいつから出はじめた？

 

母乳が出はじめた時期については、「産後すぐ」が最多で56％です。次いで「妊娠中」が26％、「産後1週間程度」が12％となりました。

 

　

4. 授乳（母乳・ミルク）で悩んだことはある？

母乳・ミルク育児を含む授乳で悩んだことは、「時々ある」というママが33％、「とてもある」ママが31％です。「全くない」との答えは14％にとどまりました。

 

　

5. 授乳（母乳・ミルク）でどんな悩みがあった？

《編集部からひと言》

 

妊娠中は「母乳とミルクの混合育児」を希望する人が約50％。「完全母乳」を目指す人が約40％であることがわかりました。母乳育児は産後ママ自身の回復にも有効で、経済的負担も少ないなど、メリットが大きいもの。ただし働くママも多いなか、授乳をママだけのものではなく分担していくためには、ミルクを取り入れたいといった意見も多数集まりました。

授乳時の悩みも、母乳にまつわるものが目立ちます。母乳の出方やおっぱいトラブルなど、ママ自身が抱える問題や、赤ちゃんが飲むペースや量に関する心配事も尽きません。それらをすべてママ一人が抱え込むのは、さすがに負担が大きいものですね。

母乳でもミルクでも、授乳が軌道に乗るまではしばらくの期間が必要です。助産師さんを頼りながら、健やかな育児のスタートができると良いでしょう。

 

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文：まなべび編集部　写真提供：PIXTA