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2022.01.18
【ワンオペ育児の実態】ママが特に辛いのはどんな時?必要なサポートは?
子育て世帯のあいだでよく耳にする「ワンオペ育児」。主にママが一人で家事や育児のすべてを負担するのは、とても過酷な状況といえます。今回のアンケートでは、ママ達が悩むワンオペ育児の実態や、夫に対して求めること、辛いワンオペを回避するために必要な事などについて調査しました。
調査期間:2021年11月1日~12月31日 有効回答者数:98
目次
1. ワンオペ育児をしていると思う(または今後ワンオペになりそう)?
ワンオペ育児をしているかという問いに対し、「かなりそう思う」は21%、「まあまあそう思う」は33%、「あまりそう思わない」は31%、「全くそう思わない」は10%でした。
2. 夫の育児参加はどれくらい?
夫は「まあまあ育児参加してくれる」との回答が最多で51%、「かなり参加してくれる」が23%、「あまり参加してくれない」が20%となりました。
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3. 夫にやってほしい育児は?
※最大3つまでの複数回答
夫にやってほしいと思う育児は、「赤ちゃんをお風呂にいれる」が28%と最も多い回答です。次いで「赤ちゃんのおむつを替える」が19%、「赤ちゃんと遊ぶ」が18%となりました。
4. 夫以外で育児のサポートしてくれるのは?
夫のほかに育児をサポートしてくれる人は、「自分の両親」が55%です。「自治体の相談窓口」や「友人・ママ友」などと答えた人はほとんどおらず、「誰もいなかった」人は23%もいます。
5. ワンオペ育児で特に辛いことは?
- 子どもが熱を出した時、看病しながら家事をするのが本当に大変。また自分が病気になり具合が悪い時にも、病院に行けないこと。一緒に連れて行くと、長い時間抱っこで待つので余計に辛い。
- お風呂に入れている時などお世話の途中は、宅配の対応すらできない。ずっと抱っこでないと泣いてばかりなので、自分のご飯も食べられない時がある。
- 上の子のイヤイヤ期への対応もあり、自分もイライラしてくる。子供と四六時中一緒なので、癇癪が多い時は気持ちがまいってしまう。一人になる時間が欲しい。
- 何をしても泣きやんでくれなかった時期。夫が帰って接するとニコニコで、この子はママが嫌なんだ…と落ち込む。
- 仕事中に子供が体調不良になって早退すること。会社や周りが理解してくれているか不安。
6. ワンオペ育児を回避するために必要なのは?
- 夫婦のコミュニケーションは不可欠。察してほしいという思いを捨てて、何をやって欲しいのか夫に直接伝えることが大切。そしてお願いする分は文句を言わないこと。
- 支援センターなどの施設はどんどん活用して息抜きする!妊婦中に自治体の産後ケアや、サービスをリサーチしておくことが大切。
- 父親の育休取得はマスト。会社は就業規則をしっかり守って欲しい。また男性自身もしっかり父親としての自覚が必要。
- 夫婦で事前によく話し合い、弱音をはける関係を保つこと。
- SNSで同じ境遇のママと繋がりを持つこと。同じ趣味などを通して、子育ての悩みも共感できると支えになる。
《編集部からひと言》
今回アンケートに参加してくれたママの中では、ワンオペ育児をしている自覚のある人が約54%と、過半数であることがわかりました。ただし夫の育児参加については、70%以上のママが「参加してくれる」と回答しています。夫が育児を担ってくれる状況はあるものの、帰宅するまでの多くの時間は、どうしてもワンオペ育児になってしまいがちですね。
小さな赤ちゃんのお世話はどれも大変なもの。それに加えて赤ちゃんやママ自身の体調不良などトラブルが起きると、一気に負担は倍増します。イレギュラーな事態を乗り越えるためにも、夫とは日ごろからよくコミュニケーションを取り、協力しあえる関係づくりが重要といえます。さらに両親など周りの人を頼るということを忘れずに。自治体のサポートサービスなどよく知って、遠慮せずに積極的に活用していくことが大切でしょう。
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