専門家Q&A ママが知りたいギモン
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妊娠中に食べるおやつは何がいい？食べ方のポイントは？

妊娠中でもおやつに、シュークリームやケーキなどの甘いものや、塩気のあるスナック菓子が食べたいです。控えた方がいいとなんとなく分かっているのですが、これらのおやつはやはり食べてはダメですか？また、妊娠中のおやつにはどんなものがいいのか、食べ方・食べる量などポイントがあれば知りたいです。

妊娠中の食事内容については、『妊産婦のための食事バランスガイド - 厚生労働省』を参考に主食、主菜、副菜、乳製品、果物をそろえた食事を摂ることを心がけましょう。妊娠中は体重管理が大切です。妊娠中の推奨体重増加量は下の表をご参考ください。

 

※妊娠中の体重増加指導の目安

妊娠前の体格区分	推奨体重増加量
低体重（やせ）：BMI18.5未満	12～15kg
ふつう：BMI18.5以上25.0未満	10～13kg
肥満（１度）：BMI25.0以上30.0未満	7～10kg
肥満（2度）：BMI30.0以上	個別対応（上限５kgまでが目安）

 BMI:体重（kg）÷身長（m）÷身長（ｍ）

 

お菓子類は、控えているとよけいに食べたくなりますね。おやつを我慢していて、ある日たくさん食べてしまうのも心配です。「楽しく適度に」を目標に、お腹が空いて食べたくなる時間や食後に、おやつとして楽しんではいかがでしょうか。

 

その際に、甘いお菓子や塩分の多いスナック菓子に偏らないことがポイントです。

妊娠中は非妊娠時にくらべて運動量が落ちることも多いです。そのため過剰なエネルギー摂取は、体重が増える一因になり、血糖値や血圧が高くなりやすいことがあります。1日200kcal程度を目安に、寒天を使ったデザートや、フルーツ入りのヨーグルト、カルシウム豊富な小魚などがお勧めです。ナッツを少量とる、脂肪分の少ない小さい和菓子などもいいでしょう。市販の食品なら、栄養成分表示を確認してみましょう。

 

◆おすすめおやつ「マンゴーヨーグルト」

材料（1人前）

・プレーンヨーグルト　60ｇ

・ドライマンゴー　10ｇ

 

作り方

(1) ヨーグルトにドライマンゴーを漬ける

(2) 15分以上置いたらできあがり

エネルギー：209kcal

回答者

田澤 梓 先生

管理栄養士

2002年管理栄養士を取得
委託給食会社にて給食経営管理・衛生管理・栄養サポートについて深める。
その後国立スポーツ科学センターにて妊娠産後期のアスリートの栄養サポートを実施。
現在は帝京平成大学等で教鞭を執りながら地域活動として、離乳食講座、幼児食講座、食育講座、料理教室講師として活動栄養素中心でない日常の食生活を重視することを大切に、食の窓口から人を支えるサポートを心がけている。
こどもと母、地域の方が交流できる場をつくり、子育てをみんなで行う環境づくりを目指し「子育て相談サロン　ままカフェしんゆり」を主宰。
川崎市PTA連絡協議会元役員、川崎市麻生区PTA協議会役員。

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質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。
また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。