【専門家監修】
妊娠・育児を楽しく学べるママ向けメディア

お知らせ *★まなべび公式アンバサダー★*募集中です

2022.09.29

産後の貧血!鉄不足で疲れやすい身体を改善する食事とは【助産師】

産後ママが悩みがちな貧血。貧血になると疲れやすかったり、めまいや立ち眩みがしたりするでしょう。赤ちゃんのお世話で大変な時期なので、早く治したいですよね。ここでは産後の貧血の原因と対処法を、助産師が詳しく解説します。

  • facebook
  • twitter
  • line
  • hatena

26


 

産後の貧血!鉄不足で疲れやすい身体を改善する食事とは

産後の貧血は「鉄欠乏性貧血」

産後の貧血はほとんどが「鉄欠乏性貧血」という、体内の鉄分不足によって起こる貧血です。妊娠中からの貧血、出産時の大量出血、生理の再開、母乳での授乳が主な原因とされています。

 

産後の貧血を改善するための食事

産後の貧血を改善するためには、鉄分を意識した食事をバランスよく摂りましょう。体内で吸収されやすい、「ヘム鉄」が多く含まれている食品を、意識して摂ってください。同時に、赤血球を作るのを助ける「葉酸」「ビタミンB12」、鉄の吸収を高める「ビタミンC」などを、バランスよく摂りましょう。

 

産後の貧血に良い食事

 

ヘム鉄:レバー、カツオ

葉酸:ほうれんそう、ブロッコリー、納豆、アスパラガス

ビタミンB12:レバー、魚介類、チーズ、

ビタミンC:緑黄色野菜、果物

このような食品に多く含まれています。

 

また「非ヘム鉄」は納豆、大豆、ひじき、小松菜などに多く、動物性のタンパク質やビタミンCと一緒に摂ると、吸収率が良くなります。

 

食事で改善できない場合は受診を

もし食事で改善できない場合は、かかりつけ医に相談しましょう。自己判断で市販の鉄剤サプリを飲むことはせず、必ず病院を受診してください。

 

市販の鉄剤

 

また身体が疲れやすく、息切れや頭痛、気力の低下や立ち眩みがある場合は、無理をせずゆっくり休息をとりましょう。

 

関連ページ

【産科医監修】産後の肥立ちとは?いつまで?悪いときの症状と対処法

産後の悪露とはいつまで?【産科医】産褥期の症状&過ごし方

【産科医が解説】産後の生理再開はいつ?授乳と生理の関係とは

                 

監修者

山手 実佳 先生

助産師

国立福山病院附属看護学校卒業後、看護師として勤務。
第二子出産後、岡山大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻に進学し、助産師免許取得。
大学の非常勤講師、産婦人科病院、不妊治療専門クリニックなどで勤務。
現在は助産院勤務しながら、自身の出張・オンライン専門のすまいる助産院を開業中。産前産後の身体と心をサポートしてます。

>詳しく見る

イベント・セミナー
妊娠・出産について学べるイベントやセミナーを紹介

>イベント・セミナー一覧
  • オンライン(録画配信) 無料

    5月9日開催 産後ヨガ~心身をリラックしながら骨盤ケアをしよう~(無料)

    開催日
    2024/5/9(木)
    10:00~10:30
    詳細
    開催日
    2024/5/10(金)
    14:00~14:30
    詳細
    開催日
    2024/5/10(金)
    20:00~20:30
    詳細

特別講座【アーカイブ配信】
過去実施した妊娠・出産・育児を学べる人気のセミナーを公開!(会員限定)