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2022.04.04
動画で学ぶ【沐浴のやり方】新生児赤ちゃんの沐浴の手順を知ろう
新生児赤ちゃんのお世話をスタートする新米ママにとって、沐浴は慣れるまでなかなか大変なもの。何を準備したらいいか、どんな手順でやったらいいか、理解はしていてもあたふたしてしまいますね。ここでは沐浴のやり方を、わかりやすいように助産師が動画で解説していきます。出産前の妊婦さんも産後のママも、繰り返し見てコツをつかんでください。
新生児赤ちゃんの沐浴のやり方・手順
【沐浴のやり方】赤ちゃんをお湯にいれる・顔を洗う
1.赤ちゃんを裸にして沐浴布をかける
沐浴布があることで、モロー反射が出にくくなり、裸になっても赤ちゃんが安心しやすいです。
2.赤ちゃんをお湯の中にいれる
温度を確認したお湯の中に、頭とお尻をしっかり支えて足からゆっくりお湯にいれます。沐浴布の上からゆっくりお湯をかけてあげましょう。
3.顔を洗う
赤ちゃんが落ち着いたら、首の後ろを支えて頭を固定し、お尻を支える手を放して洗面器のお湯にガーゼを浸し、絞ってから目じりから目頭に向かって目やにをとるように拭きます。この時に、目頭から目じりに戻って拭かないように注意しましょう。
顔は、額から鼻、あごに向けて洗います。1回1回ガーゼをお湯ですすぐようにしましょう。
湿疹が出てきた場合は、湿疹がひどいところを中心に石鹸で洗い、その後にきれいなお湯で拭き取るようにしましょう。摩擦を起こさぬように優しく洗い、しっかり石鹸の成分を洗い流しましょう。
【沐浴のやり方】赤ちゃんの頭と身体を洗う
4.頭を洗う
石鹸を手に付けて泡立て、手のひら全体で円を描くように優しく洗いましょう。その後、石鹸をきちんと洗い流してください。
生後3ヶ月まではママのホルモンの影響で脂漏性の発疹ができやすい時期です。頭皮にも瘡蓋のような湿疹ができてしまうこともありますので、しっかり洗ってあげましょう。
5.身体を洗う
首は汚れがたまりやすく赤くなりやすいため、首の隙間に指が入るようVの字に洗い、そのまま胸、お腹を、円を描くように洗います。お臍もヌルヌルした感触がなくなるようしっかり洗います。
腕は、手のひらで包み脇から手首にかけてくるくると回すように洗います。手のひらは、赤ちゃんが把握反射でしっかり手を握ってしまうのですが、小指側から指を入れると手のひらも洗いやすいです。
足も付け根から足先まで同様に洗いましょう。皮膚が重なり合っている脇の下、首、膝の下などは丁寧に汚れを落とすイメージで洗ってください。沐浴布がかかっている部分を適宜めくって洗ってあげましょう。
【沐浴のやり方】赤ちゃんの背中とお尻を洗いタオルで拭く
6. 背中・お尻を洗う
赤ちゃんの首を左手で支えたまま右手を脇の下に入れ、両手を使ってゆっくりうつ伏せにし、背中とお尻を洗います。この時、赤ちゃんの顔がお湯につかないように注意しましょう。
陰部はうんちやおしっこなどの汚れがたまりやすい場所です。女児の場合は、上から下へ洗い、男児の場合は陰嚢の裏までしっかり洗いましょう。
もし手伝ってくれる人がいる場合は、かけ湯をしてもらい、いない場合は大きめの洗面器に身体を付けてしっかり石鹸成分を洗い流しましょう。
7. 身体を拭く
洗う作業がすべて終わったら、バスタオルで身体を拭きます。赤ちゃんの肌はとても弱くて敏感ですので、優しく押さえ拭きをしてあげましょう。
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監修者
1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。
2010年一般社団法人格を取得。
2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。
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