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2021.04.19
おっぱいが張りすぎ&痛い時はどうする?【助産師】母乳での仕事復帰のコツ
母乳育児を頑張るママには、おっぱいのトラブルがつきもの。特に仕事復帰のタイミングなどでおっぱいの回数が減ったり、間隔が空くようになると、「おっぱいが張りすぎて痛い」「乳腺炎かな?」などと不調を感じがちになります。おっぱいの張りがとれてすっきりするまで、搾乳して母乳を出しきるのが良いのでしょうか?ここでは、おっぱいが張って痛む時の正しいケア方法について助産師にききました。
おっぱいが張りすぎて痛い時の対処法
おっぱいの張りと痛みには「圧抜き」を
ママが働きながら母乳育児を続けるためには、乳腺炎などのおっぱいトラブルが起こらないように、仕事の休憩時間などに「圧抜き」をしましょう。
おっぱいが張りついて動かない時は、まず両手でおっぱいを包むように持ち、付け根をゆっくり動かします。次に親指と人差し指をCの文字のようにして、乳輪端あたりに置き、優しく押しつまみます。そして親指と人差し指が合わさるようにして絞ります。
おっぱいの圧抜きをする時、乳房や乳頭は触らないよう注意し、痛くない程度に加減しましょう。また絞りすぎると母乳が作られるので、張りが少し楽になる程度でやめましょう。
それでもおっぱいの張りが強ければ「搾乳」を
「圧抜き」でおっぱいの張りが楽になる人は、「搾乳」をする必要はありません。ですがもし張りが強ければ搾乳をしましょう。職場に冷凍保存できる環境があれば、搾乳した母乳を保存パックに入れ、保冷状態のまま持ち帰れば自宅でも飲ませられます。ただし解凍した母乳はすぐに飲ませ、残りは捨てましょう。
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国立福山病院附属看護学校卒業後、看護師として勤務。
第二子出産後、岡山大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻に進学し、助産師免許取得。
大学の非常勤講師、産婦人科病院、不妊治療専門クリニックなどで勤務。
現在は助産院勤務しながら、自身の出張・オンライン専門のすまいる助産院を開業中。産前産後の身体と心をサポートしてます。
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