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2021.03.22

【助産師監修】会陰切開の痛みや腫れを和らげる産後の過ごし方

会陰切開の痛みや腫れはいつまで続くのか、産後の育児に影響はないのか気になりますね。会陰切開の傷がどのように回復していくのか、痛みや腫れを和らげる対処法と傷が回復しやすい過ごし方について、助産師が解説します。また、切開はせず裂傷が起きた場合にも参考にしてください。

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会陰切開の痛み、腫れはいつまで?ピークは?

会陰切開の痛み

 

会陰切開をした後の痛みや腫れはどのくらいで、いつまで続くのか気になるところですね。一般的な傷の回復過程を説明します。

 

傷が治る過程は3段階

傷は治るまでに3つの過程があります。

1. 炎症期

縫合後から3日目くらいまでをいい、赤く腫れたり痛みのある時期です。

2. 増殖期

3日後から3週後までをいい、新しい細胞が増えて傷を埋めようとしますまだ赤みは残り、かゆみやちくちくした感じがあるかもしれません。

3. 成熟期

それ以降1年間をいい、赤みと腫れが治まり元の皮膚色に戻っていきます

 

痛みと腫れのピークは産後2、3日で1週間後には気にならなくなる

 

会陰切開の傷が治る過程で一番痛みを感じやすいのは炎症期です。縫合してから2、3日で腫れと痛みのピークを迎え、徐々に和らいでいきます。1週間で辛さはなくなり、生活するのに支障がない状態になる人がほとんどです。

薬を飲むほどの痛みではないけれど、ちくちくした感じ、皮膚が引っ張られるような違和感が残る人もいます。細胞が増殖して傷を治していく過程でこのような違和感があるのかもしれません。

 

傷が目立たなくなるのは1ヶ月〜3ヶ月の間

 

見た目でも腫れや傷跡が目立たなくなるのは1ヶ月後くらいと言われています。産後1ヶ月健診で傷の状態が問題ないかチェックします。

 

強烈な痛みが続く場合は血腫の恐れも

 

上記のような一般的な会陰切開の痛みの経過と違い、痛み止めを飲んでも我慢できないくらいの痛みがある場合は、産後の血腫(けっしゅ)の恐れがあるかもしれません。

産後の血腫とは、分娩でできた膣や外陰の傷、会陰切開の縫合部分、膣壁や外陰部の皮膚や粘膜のポケットのような部分に血液が溜まり腫れている状態です。

血液がどんどん溜まっていき、大量の場合はショック状態になることもあります。我慢できない強い痛み、それとともにお尻が押されるような感覚や、強い便意・尿意がある時は看護スタッフに声をかけましょう。

 

 

会陰切開の痛みや腫れを和らげる対処法

会陰切開後の痛みや腫れがあると、産後すぐに始まる育児にも影響してきます。楽しく前向きに育児ができるよう、ママの体調の回復が良いことは大切なことです。

以下は、会陰切開後の体の負担が少なくなる対処法をお伝えします。

 

痛み止めを飲む

会陰切開後の痛み止め

 

痛みに対しては、我慢せずに痛み止めを使用することをお勧めします。授乳中に薬を飲んではいけないと思っているママもいるかもしれませんが、授乳中でも安全な痛み止めはあります。

痛みで動けなかったり、不眠になったり、思うように育児ができず落ち込んだり、痛みのコントロールができないことは産後うつの原因になるとも言われています。

痛み止めは遠慮なく使用して、傷が回復するまで快適に過ごしましょう。

 

退院時に病院で処方してもらうのが一番安心ですが、市販の鎮痛剤でもアセトアミノフェンといった授乳中に使えるものがありますので、薬剤師に相談してください。

授乳中に安全に使用できる薬剤の参考はこちら(国立成育医療研究センター)

 

軟膏を塗る

会陰切開の傷に塗る軟膏があります。病院でよく処方されるものは、抗生物質が含まれる抗菌作用のある軟膏です。

傷や腫れている部分に塗ることで、症状を落ち着かせて新たな感染を防ぎます。排泄後は優しい水圧のビデで洗浄するなど傷口を清潔にして感染を防ぐことも大切です。

 

ドーナツクッションや骨盤ベルトを使う

傷に圧迫を加えると痛みが増しますので、座る時にはドーナツクッションがあると体が楽です。クッションがない時はタオルで輪を作ったものを代用しても良いでしょう。

また、産後は骨盤が緩んでおり、子宮や他の臓器が下垂しやすい状態です。臓器が下垂し、骨盤底筋群が圧迫されることで会陰部の血流が滞り傷の回復を妨げてしまいます。

産後は動きすぎず、横になって休息をとりながら、骨盤底筋や会陰部への圧迫や負担が少ないよう過ごすことをお勧めします。

また、骨盤ベルトで骨盤を支えることは、会陰切開の傷の回復を助けることにつながります。

 

 

会陰切開の傷が回復しやすい産後の過ごし方

傷の回復を早めるためには、日常の過ごし方も工夫しましょう。

 

なるべく横になって休む

 

ソファなどで横になるのではなく、しっかり体を横にして休むことが大切です。そうすることで全身の血流が整い、傷の回復につながります。

また、なるべくパートナーや家族に家事や育児をお願いして体を休めましょう産後ケア、家事代行や一時保育など社会資源を利用するのも良いでしょう。

 

バランスの良い食事をとる

 

なるべくバランスよく栄養を摂ることも傷の回復のためには大切です。特にタンパク質は多く摂取するように心がけましょう。タンパク質と一緒に、野菜などのビタミンも摂取すると良いです。

育児に精一杯で自分の食事は菓子パン一つなど手軽なものになりがちですが、家族にお願いしたり、宅配弁当を頼むなど、自分の負担にならない方法で栄養バランスの良い食事をとりましょう。

 

 

《まとめ》

 

会陰切開の傷の痛みや腫れのピークは2〜3日、その後回復が順調なら1週間で症状は落ち着くでしょう。痛みは我慢せず鎮痛剤を内服しながら、ドーナツクッションなどの便利グッズを使って体の負担を和らげましょう。産後は無理せず体を休ませ、栄養をしっかり摂りましょう。

 

※写真提供:PIXTA

 

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監修者

公益財団法人 東京都助産師会

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