【専門家監修】
妊娠・育児を楽しく学べるママ向けメディア

お知らせ *★まなべび公式アンバサダー★*募集中です

妊娠期 -> 妊娠中期 -> 6ヶ月 -> 23週

妊娠23週|【助産師監修】お腹の赤ちゃんの成長・胎動の強弱

妊娠23週は妊娠6ヶ月の4週目。とうとう妊娠6ヶ月の最終週です。多くのママは胎動を感じているころ。胎動を感じられ嬉しい反面、お腹が大きくなって腰痛や便秘、むくみなど妊娠中のマイナートラブルに悩む時期でもあります。妊娠後期にかけては、症状が強まることも。今の時期から、それぞれのマイナートラブルの予防や解消に努めましょう。

  • facebook
  • twitter
  • line
  • hatena

15

妊娠23週のお腹の赤ちゃん-たくさん話しかけよう

妊娠23週の赤ちゃん

妊娠23週になると、お腹の赤ちゃんはどのように成長しているでしょうか。

体重は約560gに成長します。体や足の発達が、頭の発達速度に追いつき、体重がどんどん増えてきます。しゃっくりやあくびの回数が多くなる時期なので、超音波検査の時に、赤ちゃんがあくびをする姿を見られるかもしれません。

 

赤ちゃんの聴覚は、音を聞き取れるまでに発達。実際に聴覚が完成するのは25週頃と言われています。お腹の赤ちゃんは羊水に囲まれているので、実際に聞こえるのははっきりとした音ではありませんが、音はしっかりと聞こえます。

 

妊娠23週ころにはママの声、ママの心臓から流れる血液の音や腸が動く音、包丁で野菜を切る音など、いろいろな音をお腹の中で聞いています。時間があるときは、パパと一緒に赤ちゃんに声をかけましょう。妊娠中だからできる、とても良いコミュニケーションの時間になります。

 

妊娠23週のママの体-便秘や腰痛に注意

妊娠23週になりママのお腹は大きくなってきましたね。妊娠6ヶ月末の子宮は、おへその位置くらいにあります。お腹が大きくなることで、妊娠中のマイナートラブルに悩むママも多いでしょう。

 

便秘・痔になりやすい

 

便秘はプロゲステロンというホルモンの分泌と、大きくなった子宮が腸を圧迫するのが原因。水分補給、適度な運動、食物繊維の摂取を心がけましょう。

便が硬くなると排便の際に力が入ってしまい、肛門周囲の静脈がうっ血して痔になりやすくなります。ストレッチや運動、半身浴を行い、下半身の血流を良くすることで、症状が緩和されることがあります。

妊娠して便秘があまりにもひどい場合は、かかりつけの産科医に相談する、もしくは妊娠中だと伝えたうえで肛門科を受診しましょう。

 

動悸・息切れしやすい

 

胎盤を通して赤ちゃんに血液を送るため、妊娠中期からは、心臓が一回に送り出す血液の量が急激に増加。それにより心臓に負担がかかり、動悸や息切れが起こることもあります。

症状があれば落ち着くまで休みましょう。休んでいても治まらない、急激に体重が増加した、むくみが強い、頭痛がある場合は、他の病気の可能性もあるため、かかりつけの産科医に相談しましょう。

 

腰痛になる恐れ

 

妊娠23週にもなると、お腹が大きくなり背中や腰に負担がかかるため、腰痛になりがち。正しい姿勢を心がけ、ストレッチや運動をするのもいいですね。

妊娠中に塗り薬や湿布を張る際は、かかりつけの産科医に確認してからにしましょう。

 

皮膚の痒みに悩む妊婦さんも

妊娠23週の皮膚トラブル 

 

妊娠中は基礎代謝が上がり汗をかきやすいことや、ホルモンの影響で皮膚が敏感になることで、痒みを感じやすいです。体は清潔に保ち、保湿を心がけましょう。

痒み止めを使用する際は、市販薬ではなく、かかりつけの産科医に相談しましょう。

 

他にも妊娠23週ころには、胸やけ、こむら返り、むくみ、肩こりなどといった症状が出ることも。症状や出現時期は人それぞれです。妊娠後期にかけて強くなる傾向が多いため、今のうちから対処しましょう。

 

妊娠23週の胎動-赤ちゃんは寝たり起きたり

妊娠23週、多くのママは胎動を感じているでしょう。胎動がわかってからも「胎動を感じない時間があるけど大丈夫?」と不安になるママがいるかもしれません。

それは心配しなくても大丈夫。なぜなら、お腹の赤ちゃんは約20~30分おきに睡眠と活動を交互に行い、寝たり起きたりを繰り返しているからです。赤ちゃんが寝ている時は動かないので、その間は胎動を感じません。そのため胎動があったりなかったりと、ムラがあるのです。

 

妊娠23週の注意-マイナートラブルには早めに対処

妊娠23週ごろは、マイナートラブルの症状に悩むことが増える時期。

妊娠後期にかけ症状が強くなることが多いので、今のうちから対処が必要です。マイナートラブルの原因、対処法について理解し、症状緩和に努めましょう。妊娠期が進みお腹が大きくなるにつれ、生活に支障が出てくるママもいるでしょう。自分一人で全部やろうとせず、パパや家族の助けを借りて、無理のない生活を心がけましょう。

 

 

妊娠23週(妊娠6ヶ月)ごろの“専門家Q&A ママが知りたいギモン”

ママたちの疑問や不安に、産科医師・助産師・管理栄養士など各分野の専門家が回答します。

 

Q. 妊娠中の体重はどれぐらいまで増加してもいいのでしょうか。

Q. 胎動が少ないので不安です。受診の目安を教えてください。

Q. 妊娠中にアロエを食べてしまったのですが、医師に報告するべきですか?

1955年に日本助産師会東京都支部として、助産師相互の協力と助産専門職の水準の維持向上並びに利用者に対する質の保証を図り、母子保健事業を通じ、女性と子ども及び家族の健康・福祉の改善・向上に貢献することを目的として活動を開始。

2010年一般社団法人格を取得。

2014年公益法人となり、地域に根差した公共性の高い事業に取り組んでいる。

>詳しく見る
  • facebook
  • twitter
  • line
  • hatena

15

>基礎知識を学ぶ!TOPへ戻る

イベント・セミナー
妊娠・出産について学べるイベントやセミナーを紹介

>イベント・セミナー一覧
  • オンライン(録画配信) 無料

    4月11日開催 マタニティヨガ~安産に向けてリラックス「呼吸」を意識しよう~(無料)

    開催日
    2024/4/11(木)
    10:00~10:30
    詳細
    開催日
    2024/4/12(金)
    14:00~14:30
    詳細
    開催日
    2024/4/12(金)
    20:00~20:30
    詳細